「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」公開記念『七つの大罪 The STAGE』納谷健&梅澤美波 インタビュー

原作コミックの累計発行部数が2800万部を突破し、アニメも絶賛オンエア中、そして8月には「劇場版 七つの大罪 天空の囚われ人」も公開されるという話題作『七つの大罪』。魅力あふれる七人の大罪人〈七つの大罪〉と、彼らに救いを求める王女・エリザベスらが繰り広げるヒロイック・ファンタジーストーリーである同作の舞台化が決定! 8月の開幕を前に、納谷健、有澤樟太郎、北村諒ら2.5次元作品で人気のキャストたち&梅澤美波(乃木坂46)らキュートな女性キャストたちによる再現度の高いビジュアルで、すでに話題沸騰の同作。〈七つの大罪〉を率いる団長・メリオダスを演じる納谷、そしてヒロイン・エリザベス役の梅澤が抱負を語った。

 

――お二人はビジュアル撮影ではじめて顔を合わせたそうですね。

納谷「ビックリしましたよ、だってシルエットがそのまんまエリザベスだったんです。メリオダスを演じる身として、初見で『エリザベスだ!』って感じられたのは嬉しかったですね。美しかった……」

梅澤「ありがとうございます。私が撮影スタジオに着いたときには、もう納谷さんがメリオダスに“なってた”んですよ。そのとき私も「メリオダスがいる!」って興奮したくらい、メリオダスだったんです。だから嬉しかったですね。実は素の状態でお会いするのは今日が初めてで、緊張しています(笑)」

 

――そんなお二人ですが、出演が決まったときの気持ちはいかがでした?

納谷「僕は原作が大好きで、これまでに一番ハマったマンガがこれなんですよ。だから役者仲間と『アニメやマンガで舞台化されるなら何に出たい?』って話になったときに『「七つの大罪」でメリオダスがやりたい!』ってずっと言っていたんですよね。だからお話が来たときには驚きというよりも運命みたいに感じました」。

梅澤「私はオーディションのお話をいただいて、アニメを全部観てから臨みました。これまでに出た舞台はすべてグループ(乃木坂46)の作品なので、いろんな舞台に出られている方々の中に飛び込んでいくのは今回が初めてなんです。不安や緊張もありますけど、でもアニメを観て『エリザベスをやりたい!』と強く思ったので、決まったときには嬉しかったです。メンバーとの舞台はグループでいるときの雰囲気に近かったから、意外と緊張せずにできたんですけど、今回は初めてのことが多いので、まだ探り探りな状態ですね(笑)。私は人見知りで自分から人に話しかけたりもあまりできない性格なんですけど、納谷さんに最初にお会いしたときに、すごく明るい方だったので、安心しました」

納谷「よかった、明るい人だと思われてて(笑)。僕は梅澤さんのことはテレビとかで観ていて知ってましたし、その梅澤さんがエリザベスに決まったと聞いて、お会いする前から『それなら大丈夫』って勝手に納得してました。原作ではメリオダスが長い間ずっと想い続ける相手なので、どんな人がエリザベスになるのか不安だったんですけど、その気持ちが安心に変わりましたね」

――稽古はこれからですが、役作りはどういう風にと考えていますか?

納谷「原作を読んでるときから惹かれていた大好きなキャラクターなんですけど、自分と共通点を感じるところも多くて。背が小さいけど強くてアクションが得意だったり。複雑な過去を背負っているんですが、彼の人となりをどういう風に見せながら演じていくかは、演出の毛利(亘宏)さんとたくさんディスカッションしながら仕上げていきたいと思います」

梅澤「エリザベスは見た目も性格的にもか弱そうに見えるけれど、その中にも芯の強さを持っていて。すごくメリオダスのことを一途に思う、女の子らしいところもあって……それが素の私に近いかといわれると、そこはまだつかめていないんですけど(笑)。でも納谷さんとは稽古でお芝居の距離を縮めていって、メリオダスとエリザベスの関係性を舞台できちんと見せられたらいいなと思います」

納谷「今日は2人とも緊張してますけど、壁壊していきましょう(笑)」

 

――(笑)。作品ファンでもあるお二人に、『七つの大罪』の魅力をうかがいたいです。

梅澤「私はこれまでそれほどアニメを見てこなかったんですけど、このアニメを見ると時々大泣きしちゃったり、見てて思わず独り言が出ちゃうくらい、作品の世界に引き込まれるというか、感情を動かされたんですよ。そんな風にアニメを見たのが、初めてだったんですよね。そのくらい、心に残るものがある作品です。いろんなキャラクター同士の関係性にぐっとくる方も多いんじゃないかと思うし、豪快なアクションシーンなんかもあって、男性にも女性にも楽しんでもらえる要素があるんじゃないかなと思うので。面白さは保障できます!」

納谷「僕もストーリーを追ううちに、どんどん気持ちを持って行かれましたね。1人ずつ仲間を集めていく冒険ストーリーでファンタジー要素やバトルもありつつ、恋愛要素もあったり、いろんな要素がある中で、全部がわかりやすく描かれているのが本当にすごいなと感じました。その1つ1つのエピソードがちゃんと意味を持ってつながっているので、勢いのあるストーリーの中にきちんと深みがありますし。知れば知るほどハマる作品というか」

梅澤「この作品の舞台化の発表に驚いた方も多いと思うんですよ。どのシーンがどういう風に切り取られるのかはまだわからないですけど、納谷さんを含め、共演者の方々にいろいろ教わりながら、作品ファンの方の持つエリザベスのイメージも大事にしつつ頑張っていけたらと思ってます」

納谷「生身の人間が演じるものなので、原作のシーンをそのまま再現するとビックリされちゃうような場面も、きっとあるとは思うんです。そこを毛利さんの演出や僕らのお芝居で自然に見せていけたらと思うので。お客様全員が笑顔で帰れるようなものにしたいので……」

梅澤「ねえ、どうなるんでしょうね?(笑)  ただ体当たりなシーンが多くなりそうな予感は、私もしています。自分ができることは全部挑戦していきたいです。お芝居は難しいなと思うところも多いですけど、好きですから。私もこの機会にいろいろ勉強させていただきつつ、新しい自分を見付けられたらと思ってます」

納谷「あとこういう2.5次元作品って、チャラチャラした若手の俳優が出てる、みたいな偏見があるとは思うんですよ。でもシンプルにこの『七つの大罪』という作品は素晴らしいエンターテイメント作品ですし、僕らが作り上げるものはきっと大人から子供にまで響くものだと思っているので。そして、今回、熱い想いみたいなものを届けることができるキャストが揃ったとも思っています。個人的には初主演作品で初座長になるので、これまで出た作品を観ていただいているお客様にも、成長した姿を見せたいです」

――お二人のお話に出てきたように、この舞台には作品ファンの方や乃木坂ファンの方、2.5次元舞台のファンなど、いろんなお客様がいらっしゃると思います。

梅澤「私自身もアニメを見ながら『ここはどう再現されるんだろう?あのキャラクターは出てくるのかな?』とかワクワクしていたりするので、きっと普段舞台を観ないような方々にとっても、劇場に足を運びたいと思えるようないい機会になるんじゃないかと思います。どんな方も必ず、楽しめるものになると約束します! なのでぜひ、観にきていただけたら嬉しいです。劇場でお待ちしております!」

納谷「梅澤さんが言ったように、例えば巨人のディアンヌがいたり、キングがいつも飛んでたり、絶対に再現するのは無理だとわかるような表現があるじゃないですか? でも舞台という一つの空間の中で、それを生身の人間が表現する面白さ、そして映像や照明などの演劇的表現でどれぐらいそれを表現できるのか、それを目の当たりにしたとき、バチッとくるあの高揚感をぜひ味わっていただきたいなと。僕らのお芝居やアクション、音響や照明、歌やダンスも……何が飛び出すかわかりませんが、個性的なキャラクターたちがいる以上、そのどれもが飛びぬけた、1つのエンターテイメントとして楽しめるものになると保証します。普段舞台をご覧にならない方でも絶対面白いと思えるはずなので、ぜひ一歩踏み出してみてください!」

 

インタビュー・文/古知屋ジュン

 

【プロフィール】
納谷健(劇団Patch)
■ナヤ タケル 1995年、大阪府出身。2015年に関西を拠点に活動する劇団Patchに4期生として入団。2016年、舞台『刀剣乱舞』シリーズ(2016年~)の小夜左文字役でデビューを果たす。以降、『ホイッスル!BREAK THROUGH -壁を突き破れ-』(2016年)、ミュージカル 『薄桜鬼』 シリーズ(2017年~)、『煉獄に笑う』(2017年)、『おおきく振りかぶって』(2018年)など、さまざまな舞台作品を中心に活躍中。

梅澤美波(乃木坂46)
■ウメザワ ミナミ 1999年、神奈川県出身。2016年に乃木坂46の3期生オーディションに合格。2016年12月の日本武道館で行われた「乃木坂46 3期生『お見立て会』」で初ステージを踏み、以降さまざまな番組やライブなどに出演。舞台出演は乃木坂46 3期生公演 『見殺し姫』(2017年)、『星の王女さま』(2018年4月)、『美少女戦士セーラームーン』(2018年6月~)など。