舞台初主演の期待作で新境地を切り拓く!!
王子様になりたいと願う男装の少女・天上ウテナを主人公に、“薔薇の花嫁”と呼ばれる姫宮アンシーをかけた学園内での決闘ゲームが展開されるアニメ『少女革命ウテナ』。放送から21年の時を経ても根強い人気を保っている作品がミュージカル化される。多くの期待の声が挙がると同時に、舞台初主演となる能條愛未(乃木坂46)が天上ウテナ役に抜擢されたことでも話題を呼んでいる。
能條「出演のお話をいただいてとても嬉しかったです。発表と同時に想像を超える反響が聞こえてきてプレッシャーもありますが。ただ、やってみたかったジャンルでもありますし、原作アニメを見たらウテナの頼りになるクールな一面と、その中にある乙女な部分の二面性が自分と共通するように感じられて自信が湧きました」
能條は幼いころに観劇したミュージカル版『美少女戦士セーラームーン』が芸能界を目指したきっかけになったとのこと。奇しくも、『少女革命ウテナ』は『セーラームーン』シリーズのメインスタッフであった幾原邦彦が監督を務め、ミュージカル版でもスーパーバイザーとして名を連ねている。
能條「『セーラームーン』シリーズのような、女の子がかっこよく戦う『少女革命ウテナ』は私にとって念願の舞台。普段の私にはバラエティのイメージがあると思うので、舞台女優を目指す上で新たな一面を見せられる最大のチャンスだと思っています」
今作は能條にとって初主演のみならず、殺陣初挑戦と初めてづくしの舞台となる。
能條「殺陣もチャレンジしたかった要素のひとつ。勇ましさだけじゃなく、ウテナの華麗で美しい剣さばきをお見せできたらいいなと思います。劇中歌は原作の楽曲の他にオリジナルの楽曲もあるので、原作ファンの方も今回初めて『少女革命ウテナ』の世界に触れる方も楽しめるはず。原作のイメージを壊さないようにしつつ、舞台としてのオリジナリティを表現したいと思いますし、今後の活動の中で、この作品が分岐点だったと言える舞台にしたいです」
インタビュー・文/大宮ガスト
Photo/阿部卓功
※構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載
※写真は本誌とは異なります
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【プロフィール】
能條愛未
■ノウジョウ アミ ’11年、乃木坂46の1期生オーディションに合格。’14年に映画『死の実況中継 劇場版』で初主演を務めるなど、女優としても活躍中。