舞台『刀剣乱舞』七周年感謝祭 -夢語刀宴會-│玉城裕規 インタビュー

© NITRO PLUS・EXNOA LLC/舞台『刀剣乱舞』製作委員会

七周年感謝祭はとてつもないことになる!?

PCブラウザ・スマホアプリゲーム『刀剣乱舞ONLINE』を原案とした舞台『刀剣乱舞』。2016年の初演「虚伝 燃ゆる本能寺」から、現在までに13作品が誕生している大人気舞台シリーズが七周年を迎えた。それを記念し、8月に感謝祭の開催が決定!総勢45振り(8月6日のみ)の刀剣男士が登場する舞台『刀剣乱舞』七周年感謝祭 -夢語刀宴會-は、ファン必見のイベントになること間違いない。小烏丸役の玉城裕規に、’20年の「維伝 朧の志士たち」以来久しぶりに「刀ステ」に出演する心境などを聞いた。

「キャスト数人とお会いしたときにも話したのですが、七周年のこのタイミングだからこその感謝祭なのかなと思いました。タイミングって大事で、今だからできることがあると思うので、その機会を逃さず“今だ!”と思ってやるという。常に『刀ステ』って攻めていると思うんです。前へ前へチャレンジしている中で、お声がけいただけたことがすごく嬉しいですし、縁といいますか繋がりというものの大事さを感じました」

玉城演じる小烏丸は、日本刀と直刀の中間にあたる、日本刀の父のような刀剣男士。

「父なので(笑)。演じるときに一番大事にしていたことは、周りの刀剣男士たちへの愛ですね。最初に出演した「悲伝 結いの目の不如帰」の頃はキャラクターメイクなどを含めて試行錯誤していましたけど、演じていく中で自然に愛を感じたので、そこからはそれを一番大事にしようと思いました。今までは年齢が下の役者さんと共演しても戦友みたいな感覚でいたんですけど、『刀ステ』では年上年下関係なく、みんな愛らしく見えるというか。同学年の(鈴木)拡樹演じる三日月宗近も愛くるしいです(笑)。見返りを求めているわけではないですけど、刀剣男士たちからは、父ってなかなか呼ばれないのが寂しくもありますよね(笑)」

45振りの刀剣男士が一堂に会する七周年感謝祭で、玉城自身が楽しみなことは。

「どのくらいの熱量になるんだろうって。ほぼ無敵状態な感じはするんですよ(笑)。敵である時間遡行軍が現れても、刀剣男士が45振りもいますから速攻で倒せるだろうし。だからとても心強いですよね。あとは、初めて絡む刀剣男士との共演もどういう感じになるのかワクワクしてます」

数々の2.5次元作品に出演してきた玉城に、改めて舞台『刀剣乱舞』の魅力を尋ねた。

「ずっと挑戦し続けて、世界観を膨らませようとしているその力がすごい。現状に甘んじないで挑戦することは、すごく労力がいるし心配だし不安だし、前に進むのってなかなかできないことだと僕は思うんです。演出の末満さんをはじめスタッフの方には尊敬しかない。刀剣男士もまだまだたくさんいますし、たぶん無限に展開できる。ちょっと
怖いぐらいの強さのある、自分の想像を遥かに超える作品ですよ。ついて行くのに必死ですし、今回も遅れをとらないように、父としてあり続けたいです」

千秋楽ライブビューイングや全5公演のライブ配信が決定した本作。8月の開催が待ち遠しい。

「僕の中でも未知数で、想像しきれていませんが、とてつもないことにはなると思うので、ガッチリ体感して見届けていただきたいです」

インタビュー&文・井ノ口裕子

※構成/月刊ローチケ編集部 7月15日号より転載

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【プロフィール】

玉城裕規
■タマキ ユウキ
舞台『弱虫ペダル』、舞台『刀剣乱舞』、『曇天に笑う』など多くの人気作に出演。主演映画『NOT BEER』
の公開を控える。