©P98-24・『HUNTER×HUNTER』THE STAGE 2製作委員会
『HUNTER×HUNTER』THE STAGE第二弾!
「これから先にも続くように盛り上げたい」
『HUNTER×HUNTER』THE STAGE2が2024年3月から上演される。冨樫義博による大ヒット少年コミックを舞台化し、好評を博した『HUNTER×HUNTER』THE STAGEの第二弾。メインキャラクターの一人、レオリオ役を続投する近藤頌利は前作の反響をこう振り返る。
「『HUNTER×HUNTER』の舞台化が発表された時はものすごいインパクトがありました。海外からもお声をいただきましたし、人気の高さをあらためて感じました。いわゆる“2.5次元”をご存じなかった層まで話題が届いた感触があります」
主人公・ゴンの役はオーディションで選ばれた大友至恩。初の大役を務める15歳を主演に据えたカンパニーだった。近藤演じるレオリオは物語の序盤からゴンと出会い、仲間となるキャラクター。「僕がリーダーとして率いていました!……嘘です!」と冗談を飛ばしながらも、「全員がゴン役の至恩を支えられたら良い座組になると思っていました」と、座組作りの秘訣を明かす。
「物語でもゴンが突っ走って周りが振り回されるところがありますし、リンクしていければ良いまとまりが生まれるのではないかと。アンサンブルのメンバーがセリフやソロナンバーのある役を担って、真剣に台本と向き合っている姿も良かったですね。全員が垣根なく肩を並べて芝居していました。レオリオはほとんどのキャラクターと絡むので、みんなと芝居できたのが楽しかったです!脚本・演出の山崎 彬さんは役者の焦りや感情を察知してくれる方。会話シーンの芝居についてもいろいろと相談してやらせていただいていました」
第二弾で中心となって描かれるのは原作でも屈指の人気を誇る「ヨークシンシティ編」。クラピカ(演:小越勇輝)が一族の仇と追う盗賊グループ・幻影旅団が登場し、世界最大のオークションがおこなわれる街で大混乱を引き起こす。
「復讐に燃えるクラピカと幻影旅団のシーンは過激さや暗さがあると思うのですが、作品の軸はゴンという太陽みたいな少年を主人公とした冒険活劇。レオリオとしては観客の方にホッとしていただけるような、明るい面を担えたらいいなと思っています。見せ場は……携帯電話を値切るところかな。僕も関西人なので交渉は得意ですし。最近では引っ越し代を安くしていただきました。その分、自分でやらなくてはいけないことが増えて大変でしたが(笑)。あ、それと第二弾では衣裳チェンジしているキャラクターも多いんですが、レオリオも実はシャツの色とネクタイが変わっているんですよ。誰かに気付いてもらえたら嬉しいです!」
通称“クモ”と呼ばれる幻影旅団は個性的なキャラクターばかり。彼らを演じるキャスト陣は実力派が揃い、完成度の高いキャラクタービジュアルも話題を呼んだ。
「ウボォーギン役の伊勢大貴さんとは偶然、閉店時間ギリギリのサウナでお会いしました。ウボォーギンは上裸ですが、当然サウナでは全裸。生まれたままのお姿を拝見しているので、どうやってあの巨体のウボォーギンに!?と思っていたら、ビジュアルの迫力に驚かされました!幻影旅団が勢揃いするシーンは絶対に格好良いと思うので、僕も今から楽しみにしています。原作ファンの方が楽しみにしている場面は、僕らも“ここを作りたい!”と思う場面でもありますし、細部まで作り込んでいきたいと思うので期待していてください。これから先も『HUNTER×HUNTER』THE STAGEが続くように第二弾も盛り上がればと思っています!」
インタビュー&文/片桐ユウ
※構成/月刊ローチケ編集部 1月15日号より転載
掲載誌面:月刊ローチケは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布
【プロフィール】
近藤頌利
■コンドウショウリ
劇団Patchのメンバー。2.5次元舞台を中心に数多くの作品に出演する。