舞台『魔法使いの約束』エチュードシリーズPart1|皆木一舞&森田桐矢 インタビュー

©coly/舞台まほやく製作委員会

“全員変わり者”の西の国が素敵な魔法をお届け!

魔法使いと心を繋ぐ育成ゲーム『魔法使いの約束』を原作として、2021年からスタートした人気舞台シリーズ、通称・まほステ。メインストーリー第一部、イベントストーリー「祝祭シリーズ」に続いて上演されるのは、「エチュードシリーズ」。今作では魔法舎で暮らし始めてすぐの頃の、各国の魔法使いの模様が描かれる。共にシリーズ2作目から登場したクロエ役の皆木一舞、ラスティカ役の森田桐矢に意気込みを聞いた。

森田 僕らは『祝祭シリーズPart1』以来の出演になるのですが、Part2を拝見した時に『なんて素敵な舞台だろう』と思うと同時に、『また、まほステに出たい!』とウズウズしていたんです。再びみんなと会えて、まほステを作っていけるのだという喜びでいっぱいです。

皆木 まほステは音楽も世界観も大好きな作品。これまでのシリーズには3作出演させていただき、ホームのような感覚を抱いていました。大好きなカンパニーのみんなと一年ぶりに共演できるのが楽しみです!

クロエとラスティカは、西の国の魔法使い。いたずら好きな者が多いと言われており陽気なイメージがある西の国だが、演じるキャストたちは“全員変わり者”なのだと口を揃える。

皆木 初めて桐矢を紹介された時も“変わっている人だけど”と言われて……あれ?僕が言われたんだっけ?

森田 そうだよ。“本当に変わっている子だけど、仲良くしてあげて”って言われたことを覚えている(笑)。西の国の魔法使いを演じる4人全員、自覚がないけど変わっているんです。でもすごく仲が良い。シャイロックを演じるジェーさん(山田ジェームス武)が役同様に面倒を見てくれて、『西の国みんなで上がっていこう』って動いてくれました。

皆木 ムル役の橋本汰斗くんが架け橋になってくれて、みんなを繋いでくれました。今作から新たに橋本真一くんを迎えるので、西の居心地の良さを引き継ぎつつ、自由に何でも話せる関係性を作っていけたら!

森田 オーエン役の神永圭佑くんからの情報によると、イジり倒すと仲良くなれるらしい。先輩だけど、いいのかな?

皆木 いや、桐矢はめちゃくちゃジェーさんのこともイジってたでしょ!

皆木と森田の絶妙な掛け合いは、師弟であるクロエとラスティカのコンビネーションさながら。今作のエピソードでは、ふたりの魔法使いが大活躍の予感だ。

皆木 まだまだ魔法使い同士に初々しい距離感がある頃のお話ですが、これまでのエピソードで見せた姿を彷彿とさせるような瞬間があったりもして、その後につながっていく軌跡を想像できてワクワクしました。タイミング良く登場するラスティカが、美味しいところを持っていく様も相変わらずと言いますか(笑)。

森田 でもドラマを任されているのはクロエなんですよ。これまでもクロエが担っている部分は大きかったのですが、今作はさらに彼が引っ張っていくお話だと思っています。すごく読後感の良い、柔らかくて繊細なエピソード。まほステの幅を広げる作品にもなるでしょうし、新たな一面を見せられると思っています。ぜひ劇場で体感していただけると嬉しいです。

皆木 エチュードシリーズの“Part1”ですので、良いスタートを切れるように頑張りたいなと思います。素敵な魔法を皆さんにお届けできればと思いますので、楽しみにしていてください。劇場でお待ちしています!

インタビュー&文/片桐ユウ

※構成/月刊ローチケ編集部 3月15日号より転載

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【プロフィール】

皆木一舞
■ミナキ イブ
ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンなどに出演。3/21より萬腹企画17杯目『封印壊徐』に出演。

森田桐矢
■モリタ トウヤ 
ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズンなどに出演。近作は舞台『ブラッディ+メアリー』など。