俺がガンダムだ! あの人気アニメ作品が衝撃の舞台化
2.5次元シーンに新たなビッグタイトルが誕生する。’07年から放映された『機動戦士ガンダム00』がついに舞台化。舞台『機動戦士ガンダム00-破壊による再生-Re:Build』と銘打って、劇場空間に“出撃”する。
橋本「最初にお話をいただいたときは『え?ガンダムを舞台で?』と、そのことにまず驚きました。スケールが大きすぎて、なかなか舞台でやろうとは思えない作品を『やるんだ』と決めたサンライズさんが凄いなと思いました(笑)」
そう笑うのは、刹那・F・セイエイ役を演じる橋本祥平だ。実は、出演が決まるまでガンダムシリーズは未見だったそう。だが、初めて『00』を見て、その面白さに夢中になった。
橋本「骨太なストーリーに、こんな未来ありそうだなと思える世界観。どれも素晴らしいんですけど、僕が一番魅了されたのは声優のみなさんのお芝居です。熱量がすごくて、『こんなアニメ初めて見た!』と感動しました」ガンダムファンの中には演劇文化に馴染みの薄い人も多い。そんな読者に向けて、橋本は舞台の魅力をこうアピールする。
橋本「画面越しではなく、同じ空間にキャラクターたちがいるという感動はやっぱり大きいと思います。生身の肉体で演じる分、より熱量をダイレクトにお届けできるのが舞台の魅力だと思うので。アニメを見て感じた熱量を、今度は僕がお伝えしていきたいと思っています」
また、ガンダムを知らない舞台ファンにも「ぜひ見てほしい」と呼びかける。
橋本「キャラクターに個性があって、自然と“推し”ができるのも『00』の魅力です。未見の方はまず『00』を見てもらうのが一番。そしたらきっとガンダムの世界に興味を持ってもらえるはず。同じ立場だった僕が言うんだから間違いないです(笑)」
誰もが羨む人気作品の主演に、自然と表情も引き締まる。
橋本「今はとにかく原作をもっと勉強することが第一だと思います。刹那という人間をもっともっと愛していきたいです。最初にお話をいただいたときに、全話一気に見て、今、2周目が終わったところです。本番までにあと50回は見ようと思います!(笑)」
インタビュー・文/横川良明
Photo/山本倫子
※構成/月刊ローチケ編集部 10月15日号より転載
※写真は本誌とは異なります
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【プロフィール】
橋本祥平
■ハシモト ショウヘイ ’93年生まれ。神奈川県出身。主な出演作に舞台『刀剣乱舞』、舞台「文豪ストレイドッグス」など。