大人気バスケ漫画の舞台化、第二弾
『黒子のバスケ』――週刊少年ジャンプで連載されていた人気バスケ漫画が、昨年ついに舞台化をはたした。主人公である黒子テツヤが「影」、天賦の才能を持つ火神大我が「光」としてタッグを組み、ライバルチームたちと戦っていく。バスケの熱さ、登場人物たちの成長と絆を描く物語だ。
安里「火神大我は僕の憧れ。初演を終えて自分に馴染んだというよりは最初からずっとリスペクトしている存在です。どちらかと言うと、黒子役の小野賢章と馴染んだ気がします(笑)」
火神を演じる安里勇哉は、オーディションで射止めた自身の役と、相棒の黒子を演じる小野についてこう語る。
安里「賢章とは初共演でしたけど、プライベートでも遊びに行く仲になりました。”相棒”感が出来たところで続編をやれるのが嬉しいですね。前回の公演で各校のチームの絆も生まれています。キャストとキャラクターのシンクロ性が、作品の熱さにもつながっていたと思います」
チケット即完だった初演は、新進気鋭の劇作家・演出家である中屋敷法仁が試合の臨場感を演劇ならではの手法で表現、原作をリアルタイムで愛読してきた世代の若手俳優たちが情熱を惜しみなく注ぎ、大好評を博した。
安里「原作に登場する様々なワザがステージで成立するのだろうかと、最初は不安もありました。稽古中は自分たちの動きが太極拳にしか思えなかったり(笑)。でもステージングを理解してからはナルホド、と。初日にお客様から拍手を頂けたことも自信につながりました」
第二弾は、黒子と火神の所属する誠凛高校バスケ部がインターハイ予選決勝リーグで惜しくも敗れた後、ウインターカップに向けて再始動したところからスタートする。「初演の前はハラハラとドキドキ。でも次回作の脚本を待っている今はワクワク」だと、稽古開始を待ちわびている。
安里「第一弾のサブタイトルは”THE ENCOUNTER”で、出会いの物語でした。第二弾は”OVER-DRIVE”。初演を上回るものを作ろうという強い気持ちが全員にあると思います。今作から登場するキャラクターもいますし、さらにパワーアップして臨みたいです!」
インタビュー・文/片桐ユウ
構成/月刊ローチケHMV編集部 4月15日号より転載
掲載誌面:月刊ローチケHMVは毎月15日発行(無料)
ローソン・ミニストップ・HMVにて配布
安里勇哉
■アサト ユウヤ ’87年、沖縄県出身。ショーボーイユニット「TOKYO流星群」メンバー。主な出演作に舞台『弱虫ペダル』寒咲通司役、舞台『おそ松さん on STAGE』F6 一松役など。舞台化もされるTVアニメ『王室教師ハイネ』で同役の声優に初挑戦中。
【公演情報】
舞台「黒子のバスケ」OVER-DRIVE
原作:藤巻忠俊 「黒子のバスケ」(集英社 ジャンプ コミックス刊)
脚本:竜崎だいち
演出:中屋敷法仁
出演:
小野賢章(黒子テツヤ役)/安里勇哉(火神大我役)/黒羽麻璃央(黄瀬涼太役)/
畠山遼(緑間真太郎役)/小沼将太(青峰大輝役) 他
日程・会場:
2017/6/22(木)~7/9(日) 東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo
2017/7/13(木)~7/17(月)大阪・森ノ宮ピロティホール
★詳しいチケット情報は下記ボタンにて!