ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』|手島章斗 インタビュー

手島章斗が〝初めて尽くし〟に挑戦
「僕にしかできないロナンを演じたい」

2016年・2018年と大反響を呼んだフレンチ・ロック・ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』が、7年ぶりに上演される。岡宮来夢とともに主人公・ロナン役に抜てきされた手島章斗にとって本作は、初主演・初グランドミュージカル出演・初Wキャストと、初めて尽くしの作品。

「ワクワクと不安が入り混じった気持ち」で、稽古始動のときを待つ。「舞台に出るようになってから3年目で、出演作品もまだ5作。そんな中、ロナンを演じさせていただけることをすごく光栄に思います。これまでの作品も全て体当たりで挑戦してきましたが、今回もその気持ちで主演として真ん中で頑張りたいです」

手島が演じるロナンは、フランス革命に革命派として身を投じる農夫。「自分に近いところが多い」役だと言う。

「ロナンはとにかくまっすぐで、泥臭くて、自分の目指すべきところに向けて一直線な人。自分で言うのはおこがましいのですが(苦笑)、僕も周りからはまっすぐだねと言われることが多いんです。いい意味で自分らしい、僕にしかできないロナンを演じられたらいいなと思っています。今回は座長でもあるので、出演が決まってから、『今度は僕がこの座長の立場でやらなきゃいけないんだ』と、当時出演していた作品の座長の姿を見て学んでいましたが……。実際はどうなるんでしょうね。まだ想像がついていないのですが、僕はそもそも演劇においてルーキーなので、とにかくがむしゃらにやっていきたいし、それが役にも通じるんじゃないかなと思っています。演出の小池修一郎さんや、素敵な共演者の皆さんに、甘えられるところは甘えて試行錯誤していきたいです。Wキャストの来夢くんとは初共演なのですが、実は共通の歌唱指導の先生に見てもらっていて。先生から、『来夢くんも章斗くんと一緒にWキャストできるのが楽しみって言っていたよ』と伝えてもらって、すごく嬉しかったし、ご一緒できるのが楽しみです。ミュージカルもたくさん経験されている方なので、たくさん学ばせてもらいたいなと思っています」

2022年の舞台初出演から、アーティスト活動と並行して役者としても活躍してきた手島は、この3年間を「演劇に挑戦したことで、1人のアーティストとしても成長できた」と振り返る。

「芝居があって歌があるのがミュージカルですが、それをリアルでやっているのがアーティストだなと、初舞台のときに感じて。その作品で共演した猪野広樹くんの歌が大好きだったんです。シンガーとは違う、お芝居の中で気持ちのこもったリアルな歌ってこういうことなのかと。すごく学びがあって、ミュージカルって面白いと思うようになりましたし、それ以降、歌手として歌詞を書いたりメロディを作ったりするときも、以前の感覚とは変わりました。歌詞や音の意味というものを、突き詰めて考えるようになって、それは完全に芝居をやるようになったおかげです。どちらも両立するのはすごくハードで、舞台をやりながら作詞作曲を10曲したときはさすがに大変でした(苦笑)。でも、忙しいのは好きなので、今後もどちらも充実させていきたいです」

この大きな挑戦をきっかけに、「シンガーでもありアクターでもある、両方の強みを持っている〝手島章斗というブランド〟を確立していきたい」と爽やかに意気込みを語る。


「自由と平等を求めて革命を起こしていくという作品です。観てくださった皆さんにも希望や勇気を感じてもらえるよう、僕自身も泥臭く頑張って、それをさらけ出して、皆さんに勇気を与えられたらと思います」

インタビュー・文/双海しお
Photo/中田智章

【プチ質問】Q:手土産を選ぶポイントは?
A:事前にリサーチするというより、お土産屋さんに入って選ぶことが多いのですが、よくある系の商品はなんとなく選びたくなくて(笑)。そこでしか買えないものを探します。僕は広島出身なんですが、広島土産なら尾道ラーメンとか、生もみじ饅頭を渡したいですね。 

※構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載
※写真は誌面と異なります

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【プロフィール】

手島章斗
■テシマ アキト
2014年にSOLIDEMOのメンバーとしてデビュー。2022年のグループ解散後、ソロとして歌手、俳優、タレントと幅広く活躍する。