2/8(金)、都内でミュージカル『Red Hot and COLE』の製作発表記者会見が行われた。
ブロードウェイで活躍し、アメリカのポピュラー音楽史に多大なる足跡を残したソングライターと、その名曲をたっぷり紹介する「ブロードウェイ・ショウケース」シリーズ第3弾となるミュージカル『Red Hot and COLE』。本作では、1920~50年代に活躍した作詞・作曲家コール・ポーターの生涯を、彼が愛した“パーティー”を舞台に描く。
会見に登場したのは、屋良朝幸・矢田悠祐・吉沢梨絵・彩乃かなみ・木内健人・真瀬はるか・彩吹真央・鈴木壮麻のキャスト8名と、本作の翻訳・演出を務める小林香。
以下、小林と屋良の熱のこもったコメントをお届け。
<公演に向けての挨拶>
小林:
コール・ポーターの人生の光と影を書いた作品で、全26曲の名曲とともに彩っているミュージカルです。ただいま、主演の屋良朝幸さんはじめ、素晴らしいキャストの皆さんとスタッフと一丸となって稽古をしている最中ですので、どうぞ皆さん楽しみになさっていてください!よろしくお願いします!
屋良:
「I’m a gigolo」を皆さんにお聞かせしたところで、本当にもっと情感たっぷりに歌いたかったのですが、まさかこの場で歌うことになるとは思っていなくて、本当にまだまだ練習段階でございますが、本番ではもっと素敵にコール・ポーターとして歌えたらいいなと思っておりますので、皆さんどうぞ楽しみにしていてください!
<Q:稽古の様子は?>
小林:
複数役を務める方がたくさんいるので、稽古場で、もうどんどん引き出しを開けてくださいということをお話ししてまして、昨日も、吉沢梨絵さんが、突然腰の曲がったおばあさんとして出てきて、彩乃かなみさんが笑って歌えなくなるということがありましたが、とにかく決められた、与えられた枠の中をはみ出して、今みんなが自由に稽古を進めているところです。予期していなかった瞬間というのがたくさん生まれつつある稽古をちょうどやっている最中です。
<Q:コール・ポーターの楽曲を歌ってみて…>
屋良:
とんでもなく難しいです!僕が今まで経験してきた中で一番難しいんじゃないかなと思っていて。というのも、コール・ポーターの性格とか人生が歌詞やメロディーになっているかなと思っていて、すごく、気持ちよくない時もあるんですよ。でも、その気持ちよくないところがコール・ポーターの良さだということも聞いてたりしてて、難しいなと。ただ、そういうところを理解しながらやっていくというのは新しいし、面白いなと思います。ミュージカル『Red Hot and COLE』は3/1(金)より銀座・博品館劇場にて開幕。その後、3/21(木・祝)に大阪・森ノ宮ピロティホール、3/24(日)に静岡・富士市文化会館ロゼシアター 大ホール、3/27(水)に愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールにて上演される。