ミュージカル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』│望海風斗&和希そら インタビュー

濃厚なラテンミュージカルコメディで
望海風斗と和希そらが初共演!

1988年に公開され、ヴェネツィア国際映画祭で脚本賞を受賞したスペイン映画の傑作を原作としたミュージカル『神経衰弱ぎりぎりの女たち』が、望海風斗主演で2026年6月に日本初演される。ある朝、電話で恋人・イバン(高嶋政宏)に唐突に別れを告げられ、意気消沈する女優のぺパ(望海)を中心に、個性的なキャラクターの女性たちの行動が大きな事件を巻き起こす、濃厚なラテンミュージカルコメディ。
2024年に宝塚歌劇団を退団した和希そらが、ぺパの親友カンデラ役で望海と初共演するのも注目だ。

望海 和希さんは、私が宝塚を退団した後に雪組に組替えになったので、一緒にやれなかったのがすごく悔しかったんです。だからやっと共演できるという喜びがあります。

和希 恐れ多いです。お稽古場でどういうふうに役を作り上げていかれるのか、近くで見られるんだと思うと、とても嬉しいですね。

望海 お芝居においても、歌や踊りにおいても、舞台上でのセンスがいいので、この機会に盗みたいです(笑)。

演出の上田一豪氏が「望海風斗主演にふさわしい作品」として強く推薦したことで上演が実現したという本作。

望海 きっと私がいつもぎりぎりな状態なのを見て、一豪さんは楽しんでいたんでしょうね(笑)。原作の映画を観て大人なコメディだなと思いました。登場する女性たちがみんな強烈で、これは楽しいだろうなと感じました。

和希 仮台本を拝見して、登場人物がみんなジレンマを抱えていて、それが絶妙に最後のほうになってもかみあわないのが面白いなと思って(笑)。読んでいて普通に笑ってしまいました。日本版ではどうなるのかワクワクしています。

感情の起伏が激しい女性を演じるにあたり、役作りのプランは。

望海 ぺパは恋愛とか男性によって振り回される部分を持ちつつも、最終的には自分で決める芯の強い女性だなと感じました。人ってぎりぎりな時に人柄が出るじゃないですか。そんな自分にショックを受けるみたいなところは共感できます。登場人物たちがいかにぎりぎりを味わっているかが、面白くなるカギだと思うので、真剣にぎりぎりでいたいと思います。

和希 カンデラは“落ちつけ”と言いたくなることが多くて(笑)。本能のままに動くというのが、どういう表現になるのか楽しみです。

本作には14年ぶりのミュージカル出演となる高嶋政宏をはじめ、多彩なキャストが集結。

望海 先日、高嶋さんにお会いしたら、ボイストレーニングを始めているとおっしゃっていて。作品への熱意を感じたので、負けないくらいの思いを稽古までに持っておきたいなと。

和希 いろいろな界隈の方々が集まっているので皆さんからたくさんのものを盗みたいなと思っています!

望海 皆さん初共演なので、ドキドキ。

和希 はい。稽古が楽しみですね。

軽快なラテンミュージックで彩られた極上のミュージカルコメディは必見!

和希 どんな作品になるのか、ドキドキしている方もいらっしゃると思いますが、私たちも同じです(笑)。新しい挑戦をしていけると思うので殻を破りながら頑張れたらと思っています。

望海 軽い気持ちで観に来ていただいて、“ああ~すごく楽しかった”と思っていただけるように、初日ぎりぎりまで一豪さんと共演者の皆さんとお稽古をしていきます。わくわくするキャスティングの化学反応で、どんな色になるのか楽しみにしていただけたらと思います。

※高嶋政宏の「高」の字は、(ハシゴダカ)が正式表記

インタビュー&文/井ノ口裕子
Photo/篠塚ようこ

※構成/月刊ローチケ編集部 2月15日号より転載

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【プロフィール】

望海風斗
■ノゾミ フウト
元宝塚歌劇団雪組トップスター。近年の主な出演作は『エリザベート』『マスタークラス』『イザボー』など。

和希そら
■カズキ ソラ
宝塚歌劇団では男役スターとして活躍し2024年に退団。退団後の主な出演作は『9to5』『SIX』『SPY×FAMILY』『梨泰院クラス』など。