【番外編】ローチケ演劇部員のロンドン旅行記<2日目>

こんにちは、ローチケ演劇部員(有)です。

ロンドンに滞在中の演劇部員がロンドンの様子をお伝えします。今回は2日目です。

 

昨日は、ずっと行ってみたかったtkts(チケッツ)を訪問。劇場がひしめき合うウエストエンドの中心にある、窓口で公演の当日券や割引チケットを買うことができる、公式のチケットオフィスです。安いものは正規の35%オフの価格で買えることも。地元民、観光客に愛される、舞台・ミュージカルの聖地ならではのスポットです。

せっかくなので、朝早くtktsに向かいチケットを買ってみることに。10時オープンで、到着したのは10:20ごろですが、20人ぐらいの人がすでに並んでいました。壁のディスプレイをチェックして、今日はどんな公演が販売されているのかを確認してから窓口に向かいます。

今回選んだのはミュージカル「COME FROM AWAY」。どんな公演なのかは後でお伝えしますが、19:30公演のチケットを無事購入することができました。手続きは非常にスムーズ。希望の席のランクを伝えたら、窓口の人がちょうどいい席を提案してくれます。OKできたら、その場で国籍を伝えてお金を払うだけ。簡単にミュージカルに触れ合えて、とても良い施設だなあと感じました。

 

ロンドンの街を歩いていると、このtkts以外のチケットショップがいくつかありました。ハーフプライスと書いてあったりするものの、公式ではないのでどんな席なのか少し怖い気もしますね。

さて、「COME FROM AWAY」に向かう前に、本屋によってみることにしました。店内はカラフルでとてもかわいいです。日本の本よりも原色を使った装丁が多いように感じます。思わず購入したのは、「THE CURIOUS INCIDENTS OF THE DOG IN THE-

NIGHT TIME」(「真夜中に犬に起こった奇妙な事件」)。舞台化され、演劇のアカデミー賞とでもいうべきトニー賞で、作品賞に輝いたこともある作品です。子供向けの本なので、英語がそれほど得意でない私も読めるだろう、頑張って読むぞ!という気持ちで購入しました。

さて、本題のミュージカル。フェニックス劇場で「COME FROM AWAY(カムフロムアウェイ)」を観劇します。

誰もが知るおぞましい事件が起きた9.11。ちょうどその事件が起きた時に飛行していた飛行機は、予定していた進路に進むことができず、カナダのとある島に緊急着陸します。そうして集まった約7,000人もの乗客と、彼らを何とかして世話をしようと奔走する、その町に住む人々との交流を描いた作品。

出演者は12人で、主人公と呼べる人はいません。セットもイスと机だけで大掛かりなものもありませんし、ド派手な衣装でもない。かなりこじんまりした空間で、12人がそれぞれ何人もの役を演じながら身体とほんの少しのセットだけで、物語を進めていきます。ノンストップで100分、繰り広げられる怒涛の会話と歌。群像劇、かつみんな早口なので、英語がわからないと物語の内容をつかむのが少し難しいですね。

ただ、パフォーマンス力と物語の構成力の強さのおかげで十分楽しむことができました。

ジョーク、笑いどころもたくさん盛り込まれていて、現地のお客さんはドッカンドッカンしておりました。感情を率直に表現する現地の人々のリアクションは、舞台全体を盛り上げるのに貴重な存在ですね。

限られた空間で、ここまで表現できるのか!と思わず唸ってしまった力作。映画化決定のうわさもあり、今後もさらに楽しみな作品です。

 

今日はついに、藤田俊太郎さん演出のVIOLETを観劇!今から楽しみです。

 

※ボケっとしていたら、お財布をすられてしまいました、、、皆様も渡航の際には十分にお気を付けくださいね、、、

 

ローチケ演劇部員