オフ・シアターから“育っていく”作品プロジェクト TRYOUT 公演 フルオーディションを経て、全キャスト決定!!

2019年11月15日(金)から開幕する1st、2nd プレビュー公演を経て、本公演11月30日(土)から12月15日(日)の日程でDDD 青山クロスシアターにて上演するミュージカル『(愛おしき) ボクの時代』

全出演者オーディションを開催し、400名を超える応募者から個性光る精鋭17名が決定!

本作では、日本人特有の身体感覚・言語を素直に使って表現する「日本発」のミュージカルを創り上げます。そして、脚本・演出・音楽・俳優と、各部門においてプランのブラッシュアップを図りながら本公演を目指すために、2 回にわたるプレビュー公演期間を設けるという、とても実験的で、作品作りとしては大変贅沢なトライアウト公演を行います。オフ・シアターから発信する本作は、作品作りをとことん探求する意義において、ミュージカル界に一石を投じる存在になるでしょう。

脚本・演出を担うのは、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などに出演し、アーティストとしてもオリジナルアルバム2 枚を発表するなど、幅広いフィールドで活躍する西川大貴。ミュージカルを中心に俳優として活躍するだけではなく、自身のプロジェクトで脚本・演出作品を精力的に発表するなど、クリエイティブな視点と創作への熱意を持った、これからのミュージカル界を担う若き逸材です。

そしてミュージカルの要とも言える音楽を手掛けるのは、昨年スティーブ・ガッド、ウィル・リーとのトリオアルバムを発表し、クインシー・ジョーンズにも認められたジャズピアニストであり作曲家の桑原あい。西川とは、これまでも自身らの音楽プロジェクト「かららん」で共に創作活動を重ねてきている、確かな実力と感性を兼ね備えたアーティストです。

また、舞台を華やかに彩る振付にも、西川、桑原と同世代であり、JAZZ、HIP HOP、THEATER 他、オールジャンルのダンスをこなし、振付家としても十分な経験値を持つ加賀谷一肇を迎え、クリエイティブスタッフには、高い志しを持ち新しい目を持った、力あるメンバーが揃いました!

以上の若手日本人スタッフに加えて、本場のミュージカルを熟知し、海外における小規模トライアウト公演の実績もあり、日本においても『ミス・サイゴン』『ゴースト』など有名ミュージカルを演出した経歴のあるダレン・ヤップ氏をスーパーバイジング・ディレクターとして招きます。海外の視点からも客観的に作品をクリエイトしブラッシュアップできる、非常に貴重な機会になります。

 

【西川大貴コメント】

脚本・演出の西川大貴です。

「日本人のための、日本語で書かれたミュージカル作品」がもっと増えれば良いなと思っています。

海外には素晴らしいミュージカル作品がたくさんあります。
英語で歌うために書かれた曲でも、素敵な音楽には、たとえ日本語で歌ったとしても失われない美しさがあります。
また、日本語で歌うからこそ独自の質感が生まれることも、とても素敵だと思います。

しかし言語の特性上、翻訳すると歌詞/セリフの情報量をおよそ3分の1にしなくてはならなかったり、英語は子音で喋る言語なのに対して、日本語は母音で喋る言語であることから、失われてしまうニュアンスやグルーヴは少なくありません。それはとても苦しいことです。

海外作品を上演することには、間違いなく大きな意味があります。
もちろん僕も、これからも関わっていきたいと思っています。
ただ、日本語で書かれた作品を作っていくこともとても大切なことだと思うのです。

もっとフラットに、シンプルに、ミュージカルをやってみたい!
これは僕が常に思っていることです。
やり方は色々あるとは思うのですが、今回はそのひとつを試してみたいと思います。

いま敢えて、 試す と書きました。今回はトライアウト公演です。
正解かどうかもわからない正解をただ急いで探すのではなく、このように試しながら作っていける機会をいただけたことに心から感謝します。

「今の日本らしい」ミュージカル作品を作ってみようという試みです。
面白がってくださる皆様。劇場でお待ちしております!

 

【キャストコメント】

<天羽尚吾>
気鋭のプロジェクトにオリジナルキャストとして参加することができて、とても幸せです。プレビュー公演を通じて、観客の皆様と共に唯一無二のミュージカルを創り上げたいです。歌って踊って過ごしてきた僕の命を捧げます。


<猪俣三四郎>
ストレート畑からの大挑戦です。ミュージカル経験の少なさを逆手にとって、どれだけ普通に喋るように歌えるか、気持ちで動けるか、稽古でじっくり試行錯誤していきます。この企画自体もそうですが、観た方に”普通のミュージカル俳優とちょっと違うけど、こういう人も全然アリだな”と思って頂けますように。


<上田亜希子>
『日本人特有の表現でオリジナルミュージカルを発信する』というコンセプトに惹かれ参加したオーディション現場は、想像以上に愛に満ち溢れていて『このチームが作るものは、必ずや素晴らしい作品になるだろうな』と確信しました。
ご一緒出来るご縁を感謝すると同時に、才能ある方々と一緒に作品を作れることが、今から楽しみでなりません。


<梅田彩佳>
今回出演させて頂けることが本当に嬉しいです。作って、本番、壊して、本番、ブラッシュアップして、本番。初めて経験する工程で、ワクワクと緊張が止まりませんが、演出の西川さんから沢山吸収して自分を高めていきたいと思ってます。
よろしくお願いします!


<岡村さやか>
和やかな雰囲気の中、一人一人に向き合って個性を引き出してくれる、そんなオーディションでした。トライアウト公演という形で、どのような発見や学びがあるのか、とても楽しみにしています。この作品が花開いていく一端を担い、お客様の心に残る仕事ができますよう、精一杯務めたいです。


<奥村優希>
大人になってから、中々受かることのできなかったミュージカル。苦節十数年、やっと作品が決まり本当に嬉しいです。自分がやれる以上のことをやりきりたい。スタート地点に立った今、さらに大きな夢をこの作品に描いて歩んでいきたいと思います。


<風間由次郎>
この作品に対して自分に何が出来るか考えるだけでも凄く楽しみです。
どんな大きな作品も産声を上げなければ始まらなかったように、このトライアウト公演が大きな一歩である事に間違いはないと思っています。演出の西川大貴くんも、振付の加賀谷一肇くんも同世代なので、稽古からお互い刺激し合えたらいいなと思っています!


<加藤梨里香>
企画発表時から気になってきた作品だったので、今回出演させていただくことになり、嬉しい気持ちでいっぱいです!
これからどんな言葉や音と出会えるのか、どんなお稽古が待っているのか…。ワクワクしております。
脳みそをふにゃふにゃにして臨みたいと思います!


<塩口量平>
塩口量平です。
新たな自分と出逢いたい。それが今作に応募する動機でした。
この度キャストとして参加させて頂けることになり、稽古本番が既に待ちきれません。
新たな自分で皆様と出逢えますように。がんばります。


<四宮吏桜>
今回この舞台で色んな個性の演者の方々、クリエイティブスタッフの皆様とも共に作品を作れること大変嬉しく、楽しみに思っております!舞台を観に来られたお客様一人ひとりに喜んでいただくべく、私ならではの色を添えて最っ高の瞬間をお届け出来るように頑張っていきたいと思います!


<関根麻帆>
日本のオリジナルミュージカルを、本公演だけでなくトライアウト公演まで(しかも2 回も!)出来るなんて、なんっって贅沢なモノヅクリの現場なんだろうと震えました!これはペリー来航の時以来の気持ちの昂りです!!
開港(幕)はまもなくっ!!!


<寺町有美子>
兵庫県出身 21 歳、東京でのミュージカルの舞台は初挑戦です!この舞台を通してたくさんのことを吸収し、役者として成長したいと思っております。稽古開始が待ち遠しいです!! まだまだ未熟者ではありますが、お客様の心に残るものを作りたいという思いを胸に精一杯努めさせていただきます。応援よろしくお願い致します!


<橋本彩花>
素敵なキャスト・スタッフの皆様とこの作品に携わることができ、とても光栄に思っています。私自身、久しぶりのミュージカルで、非常に刺激的な毎日になるのではと楽しみで仕方ありません。愛される作品になるよう、大切に演じさせて頂きます。


<深瀬友梨>
はじめまして!山形県出身の深瀬友梨です。
今回、このプロジェクトを知ってすぐに挑戦したい!!と決めました。日本では希なトライアウト公演、先を見据えた新しいプロジェクトのこの舞台に出演出来るのが本当に嬉しいです! 久しぶりに舞台でタップを踊れるのも嬉しいですし、これから始まる稽古が楽しみで仕方がないです!新しいことにも全力で挑戦していきたいです!!


<溝口悟光>
今年大学を卒業して以来、初めての舞台です。
約三ヶ月間、西川さんをはじめ素晴らしいスタッフ共演者の皆さんとこの作品に関われることに感謝して、全てにおいて未熟な今の自分から成長できるよう努力していきます。
稽古が始まるまで少し時間があるので、眠っていたタップシューズを引っ張り出してしっかり練習しておこうと思います。


<宮島朋宏>
なんとスリリングで舞台愛にあふれた企画か!「新たな試み」に興奮する私としては、もうワクワクが止まりません。今回いただいたご縁を存分に生かして未知なる化学反応をどこまでも追い求めたいと思います。貪欲に。どうぞ楽しみにしていてください!


<吉田要士>
この作品に携わることができ、とても嬉しく思ってます。
【オフからオンシアターへ】と、作品を成長させていく、そのプロセス。そして、西川大貴さんの脚本・演出、またスーパーバイザーにダレン・ヤップさんをお迎えして、どのような作品に仕上がっていくのか!
その中で、自分自身がどう存在できるのか?とても楽しみです。