直木賞作家・森絵都のベストセラー小説が原作の新作ミュージカル『カラフル』│全出演者発表!鈴木 福&川平慈英からコメントも!!

宣伝写真:間仲宇

直木賞作家・森絵都の累計発行部数120万部を超えるベストセラー小説「カラフル」(第46回産経児童出版文化賞受賞)を原作として、7月・8月に世田谷パブリックシアターで新作ミュージカル 『カラフル』が上演される。先日発表されていた鈴木福と川平慈英の出演以外の全出演者と、公演詳細、鈴木 福と川平慈英、演出を手掛ける小林香からのコメントが発表された。

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本作の脚本・作詞・演出を担うのは、世田谷パブリックシアター初登場となる小林香。『ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ・1812』や『モダン・ミリー』、『MEAN GIRLS』など数々の海外ミュージカルの演出を手がける一方、『Indigo Tomato』『The Parlor』のように作・演出を一手に担うオリジナルミュージカルの創作も得意とする気鋭の劇作家・演出家だ。

作曲・編曲は、ミュージカルのみならず、TVや映画、アニメ、CM、ラジオ、式典など多岐にわたるジャンルで活躍する大嵜慶子が手がける。小林と数々の作品でタッグを組んできた大嵜による透明感あふれる美しい楽曲たちが今作を彩る。

主人公<ぼく>役を演じるのは、 幼少期から類稀な才能を発揮し、近年は映像作品のみならずラジオやナレーションなど多方面で活躍する鈴木 福。舞台『きっとこれもリハーサル』への出演が記憶に新しい鈴木が、思春期の悩みや葛藤と向き合い成長する少年を等身大で演じる。

さまざまに姿を変え主人公を導くガイド役のプラプラを演じるのは、『雨に唄えば』(第4回読売演劇大賞男優賞受賞)や『ビッグ・フィッシュ』(第45回菊田一夫演劇賞受賞)などのミュージカルをはじめ数々の名舞台に出演しているほか、映像作品でも唯一無二の個性を発揮し続ける、言わずと知れたエンターテイナー川平慈英。

そして、このたび発表されたのは、再び生きることになった主人公の母と父に、 これまで小林演出のミュージカル作品にも出演をしており信頼が厚い彩乃かなみと川久保拓司が。さらに主人公の兄やクラスメイトには加藤梨里香、百名ヒロキ、石橋陽彩、菊池和澄と、舞台・ミュージカル界を中心に注目される実力派の若手キャスト陣が集結した。
多彩な才能を持つ俳優たちの共演と、小林 香の魅力あふれる演出で、“モノクロだった世界をカラフルに変えるミュージカルの「魔法」を、いまを生きるすべての世代に向けてお届けする。

宣伝写真:間仲宇

なお、本作は兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急 中ホール、 茨城・水戸芸術館 ACM 劇場、愛知・春日井市民会館 にてツアー公演あり。詳細は決まり次第、ローチケ(webサイト)で発表いたします。

演出家・出演者コメント

脚本・作詞・演出:小林香

『カラフル 』 は世田谷パブリックシアターで初めて作られる オリジナルミュージカルです。ミュージカルは、人間のグッド・ハートを信じるところから始まる表現だと私は思っています。でも今を生きるのは、そんなこと言ってられないくらいハード。朝起きたら朝日より重力を感じるし、学校じゃポジよりネガが優勢。ミュージカル 『 カラフル 』 には、タイトルに反してカラーレスな毎日を生きる男の子が登場します。同じ事実に、違う真実を見つけ出す。このミュージカルを通して、若いお客さま、そして大人のお客さまにも、それを体感していただけるよう作っていきたいと思います。

<ぼく>役:鈴木 福

今回、舞台、ミュージカル で初めて主人公 を務めさせていただくことになり、世田谷パプリックシアターの舞台で、カラフルという作品の「ぼく」を演じることができてとても光栄です。人として生きることの意味、今を生きること、この原作を通して感じるものがありました。
大人から子どもまで、観に来てくださる方々に、素敵な作品を届けられるよう、精一杯がんばります!

プラプラ役:川平慈英

原作の小説に心を奪われました。様々な形で舞台化、映像化されているこの作品ですが、大勢の人の気持ちを捉えて放さない澄んだパワーを、新しい形でお届けできたらと思います!7年前に親子を演じた鈴木福くんと、今度は全く違うタッグが組めるのも嬉しい!僕の演じるガイド役プラプラは、天使の他、様々な姿で登場するのでそちらもお楽しみに!何度失敗しても、立ち上がるチャンスは必ず巡ってくる、そんな想いを皆さんと共有できたら嬉しいです。
気づけば気の滅入ることの多いこの世界を、ステージのマジックでカラフルに!