パルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』豪華俳優陣が決定!メインビジュアルも解禁!

2025.01.28

先般、東京・福岡・大阪での上演が発表されたパルコ・プロデュース2025『グッバイ、レーニン!』のメインビジュアルおよび全キャストが決定しました。


東西ドイツ統一を背景に、時代の変化に翻弄される家族の姿をハートフルに描いたヒューマンドラマ
それぞれの日常を切り取ったかのような、温かみのあるビジュアルが完成!

映画『グッバイ、レーニン!』は、2003年にドイツで公開され、本国ドイツだけでも600万人以上を動員、大ヒットした名作です。ドイツ国内外の映画賞を数多く受賞し、ゴールデングローブ賞の外国語映画賞にもノミネートされ、ここ数十年の間で最も成功したドイツ映画の1つと言われています。
東西ドイツが統一されてから三十数年が経ち、ドイツ国内でも東ドイツの記憶が薄れつつある中、東ドイツを知らない世代も、あの時代を懐かしむ世代も親しみをもてるよう、国家の政治的な背景ばかりでなくコメディ要素も織り込んだ家族にまつわる普遍的でハートフルな演劇作品として、2021年に初めて舞台化されました。舞台版は、映画の脚本を手掛けたベルント・リヒテンブルク自身による舞台化でありながら、映画にはない、演劇ならではの仕掛けも盛り込まれた作品となっています。
そしてこの度、それぞれの日常を切り取ったかのような姿が印象的な、どこか懐かしい温かさを感じさせるビジュアルが完成いたしました。


相葉雅紀演じるアレックスを取り巻く登場人物には個性豊かな豪華俳優陣が集結!

本作の演出を手掛けるのは、2024年9月に新国立劇場の芸術参与に就任し、2026年9月より同劇場演劇部門芸術監督に就任予定の上村聡史。

主演は、2024年に嵐としてデビュー25周年を迎え、近年ますます精力的に俳優活動を続ける相葉雅紀が務めます。相葉演じるアレックスの母には、劇団四季出身で舞台のみならず数々のドラマ・映画に出演する堀内敬子、アレックスの恋人ラーラには、23年に初舞台を踏み、本作が2作目の舞台出演となるトリンドル玲奈、アレックスの同僚デニスには、幼少期より数々の作品に出演し個性派俳優として印象を残す浅利陽介、ケルナー家の近所に住むシェーファーには、舞台・映画・ドラマのほかナレーションなど多岐にわたる活躍をみせる西尾まり、アレックスの父には、18年に自身の劇団を立ち上げ、第26回読売演劇大賞優秀男優賞、第28回同賞最優秀男優賞を受賞した山崎一ら豪華俳優陣が顔を揃えました。

これまで多くの作品で“歴史と分断”を描いてきた上村が、相葉らとともに、東京発の「グッバイ、レーニン!」をどう綴るか、そして、我々現代の日本人はどう受け止め、わたしたちの心には何が刻まれるのか、この挑戦にぜひご期待ください。

 

[ストーリー]

主人公アレックスは、母と姉と3人で、東ドイツの首都ベルリンに暮らしている。
父はアレックスが幼いころに西ドイツに単独亡命していた。東ドイツ建国40周年記念日である1989年10月7日の夜、アレックスは家族に内緒で反体制デモに参加、警官ともみあっていたところを、偶然通りかかった母に見つかってしまう。
母はそのショックから心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまうが、ある日突然目を覚ました母に、アレックスはある”ウソ”をつく……

 

コメント

相葉雅紀 Masaki Aiba
今から数十年前の出来事をテーマにした物語ではありますが、脚本を読んだとき、作品に描かれる時代の流れに翻弄される人々の姿、家族を想うあたたかい心は、今の時代にも共感できるような、いきいきとしたものが息づいていると感じました。上村さんの演出によって描かれる作品の世界に飛び込み、全力で挑ませていただきます。


堀内敬子 Keiko Horiuchi

『グッバイ、レーニン!』の舞台化にあたり、今もなお続く世界の分断や不安を背景に、家族の絆や愛の大切さを改めてお伝え出来たらと思います。子供を育てる中で、親は時に正義よりも平和を望むものだと感じる瞬間があります。未来を守るために選ぶその決断には、愛情と勇気が詰まっています。才能あふれるキャスト・スタッフと共に、母親への「大きな愛」と「少しの嘘」で織りなす、笑いと涙に満ちた温かい物語を紡ぐことができるのが、何よりも楽しみです。家族を想う気持ちが、時代の荒波にどう立ち向かうのか。そんなテーマを笑いと共に考えられる舞台をお届けできればと思います。


トリンドル玲奈 Triendl Reina

オーストリアとドイツに親戚がいるのですが、向こうの人なら皆が知っている映画「グッバイ、レーニン!」の舞台に立たせていただける事、そして大好きなLaraという役を演じさせていただける事、とても幸せに思います。観に来てくださる皆さまに楽しんでいただけるように、丁寧に、そして精一杯努めます。


浅利陽介 Yosuke Asari

作品を読んでみて信じていた考え方や慣習が突然変わったのにも関わらず新しい生活に順応する早さに矛盾を感じました。デニスの台詞にありますが、「目に見えるものが絶対なのではない。そこにどんな物語が語られるかが重要なのだ。」人の数だけ真実があるということに恐さを感じました。こういう倫理的なことを考えると堂々巡りになりますが、舞台ではいつも通り素直に役を受け入れて演じたいと思いますっ!


西尾まり Mari Nishio

学生時代に自分でチケットを取って海外に行ったのはドイツが初めてでした。そしてとても惹かれる国の一つです。ベルリンの壁が崩壊した8年後です。まだ、東側にはデパートが建設中で、やっとなにか次の生活に皆さんが馴染んできた様に記憶してます。その時にベルリンの壁博物館にいって、西側へ移動する為に作られたお手製の飛行機を見たり、勿論壁も見ました。まさか、自分が旧東ドイツ人の役をやるなんて!映画を見た方は勿論そうでない方も、当時の人の営み、激変していく生活、それぞれの思いが沢山詰まったお芝居です。全員でこの物語を、実在した歴史を、お客様に楽しく届けられたらと思います!


山崎一 Hajime Yamazaki

多分、こういう家族は少なからずいたのだろうなぁと思うのです。何らかの事情で離ればなれで暮らさなければならなくなった家族の物語。西とか東ではなく心温まる家族の話。演出の上村さんがどんな演出をなさるのかとても楽しみです。それから主役の相葉さんとは映画「ピカンチ」以来の親子役。楽しみにしています。