『我ら宇宙の塵』日本ツアーの情報&メインビジュアルが解禁!

2025.07.07

『我ら宇宙の塵』イギリス・ロンドンで34公演 完走!

小沢道成が作・演出・美術をつとめる『Our Cosmic Dust』が、6月2日~7月5日のあいだイギリス・ロンドンのPark Theatreにて上演され、プレビューから千穐楽までの全39公演を完走した。
『Our Cosmic Dust』は、第31回読売演劇大賞「優秀作品賞」「優秀演出家賞」「最優秀女優賞」の三部門を受賞した話題作『我ら宇宙の塵』を、ロンドン版として英語に翻訳し現地キャストで上演、さらに日本スタッフと英国スタッフが入り交ざって創作するという日英共同プロジェクトである。イギリス国内のみならず、日本やアジア各地からも多くの方が観劇に訪れた。

(『Our Cosmic Dust』舞台写真 © Pamela Raith)

『我ら宇宙の塵』メインビジュアル

『我ら宇宙の塵』日本ツアー全情報解禁! 

大切な人を失ったとき、その悲しみとどう向き合えばいいのだろうか。誰もがぶつかる永遠の問いに、演劇界の新たな才能・小沢道成が真摯に向き合い、紡ぎ上げたのが『我ら宇宙の塵』である。1体のパペットと共に歩む死をめぐる不思議な旅は、観客に深い感動をもたらし、小劇場演劇としては類を見ない一面のLEDディスプレイを用いた幻想的な演出で、劇場に宇宙空間を創出した。
2023年8月に初演し、2年の時を経て、オリジナルキャストによる再演が決定。EPOCH MANとしては初の4都市によるツアー公演を敢行する。人は死んだらどこに行くのか。悲しみが消える日は訪れるのか。これは、喪失と、その先にあるグリーフケアの物語だ。
初演のオリジナルキャストで臨むほか、東京公演の2公演にスウィングキャストとして谷 恭輔の出演が決定。いなくなった父親を探しに街に出る少年・星太郎を小沢道成谷 恭輔、その少年を追う母親・宇佐美を池谷のぶえ、また2人が街で出会っていく人々、火葬場の職員・鷲見を渡邊りょう、看護師の早乙女を異儀田夏葉、プラネタリウムを経営する織江をぎたろーが演じる。
また、鑑賞サポート付公演の実施が決定した。各地でバリアフリー字幕・英語字幕のタブレット貸出を実施するほか、東京・大阪公演には舞台手話通訳として田中結夏(となりのきのこ)が出演する。詳細は公式ホームページを参照しよう。

(『我ら宇宙の塵』初演舞台写真 ©小岩井ハナ)

あらすじ 

少年は、父の行方を探しに家を出た。 
その少年を探しに、母も家を出た。 
長い長い旅の途中、出会った街の人に聞いてみた。 
どこに行けばいいのか、と。 
ーーー遺された者達が辿る、宇宙と、この地球の物語。