タカハ劇団 第15回公演『僕らの力で世界があと何回救えたか』開幕レポート

2019.02.12

高羽彩主宰、タカハ劇団新作公演「僕らの力で世界があと何回救えたか」
下北沢 小劇場B1にて開幕!

 

高羽彩が主宰するタカハ劇団の第15回公演 「僕らの力で世界があと何回救えたか」が2月8日に下北沢・小劇場B1にて開幕。第29回下北沢演劇祭参加作品でもある本作は、高校時代にアマチュア無線部だった3人が7年ぶりに再会、失踪した仲間の“リョウタ”の失踪の謎に迫るSFグラフィティ。テレビアニメ『魔法使いの嫁』(2017)や、『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』(2018)などの脚本を手掛けるなど、脚本家としての活躍の場を広げる高羽彩の書下ろし作品となる。

キャストには、阿佐ヶ谷スパイダースの新劇団員でもあり「オイディプスREXXX」にも出演した実力派若手俳優・大久保祥太郎、大河ドラマ『真田丸』や今秋公開の映画『ギャングース』にも出演の斉藤マッチュ(20歳の国)、映画・ドラマ・CMなど映像作品にも多く出演している松澤傑、坂元裕二の書き下ろし「またここか」にも出演し注目を集める小園茉奈(ナイロン100℃)、風姿花伝プロデュース「THE BEAUTY QUEEN OF LEENANE」などに出演の内藤栄一、舞台・映像・声優と活躍の場を広げるもたい陽子、KAKUTAの劇団員で多くのプロデュース公演や映像でも活躍している若狭勝也、そして、ナイロン100℃でキーパーソンとなる役を多数演じる松永玲子がといった実力派俳優が集結。

【あらすじ】
高校教員の板垣(大久保祥太郎)は、町おこしイベント『サイエンス祭』への出店を手伝わせるため、かつてアマチュア無線部の仲間達だった朝利(斉藤マッチュ)と望月(松澤傑)を呼び寄せる。久々の再会に会話も弾むかと思いきや、3人の関係はどこかぎこちない。というのも高校生当時、彼らの仲間で無線部のエースだったリョウタが行方不明になっていたからだ。祭前夜、リョウタの失踪をめぐってそれぞれの思惑が錯綜する。
果たして彼らは、リョウタ失踪の真実に辿り着くことが出来るのか――。

【高羽彩 開幕コメント】
まだ脚本もなく出演者も決まっていない頃、必要に迫られて書いた企画書に、勢いで『SF青春グラフィティ』とアオリをつけました。
アオリというのはわりと勢いでエイッとつけてしまうものなんですが「『SF青春グラフィティ』はあまりに漠然としてるよな~なんかどっかでいいやつ思いついたら変えよ~」と思っていたのに気がついてみるともう初日。
でも大丈夫。今考えるとこの作品のアオリは『SF青春グラフィティ』以外にありえない。
爽やかで、バカバカしくて、せつない。
そんな作品に仕上がりました。
小難しくて、見たあとモヤッとする、そんな作品も良いけれど、たまにはこういう作品観たっていいじゃないですか!
ワクワクしながら観に来てください!!

舞台写真:深沢飛鳥