井上芳雄・奈緒・上白石萌歌・山西惇・益岡徹が登壇!『大地の子』製作発表会見レポート

2025.11.30

現代に問う-魂の感動巨編が遂に舞台化

原作は1987年から「月刊文藝春秋」にて連載され、「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」など数々の大作を世に出してきた山崎豊子による同名小説。山崎豊子が現代に問う魂の感動巨編が、マキノノゾミ脚本、栗山民也演出、井上芳雄をはじめとする豪華スタッフ・キャストによって遂に舞台化される。
今回は11月27日に公開されたの製作発表会見の模様をお伝えする。

登壇者コメント

井上芳雄(陸一心(松本勝男))

陸一心役をやらせていただきます井上芳雄です。
そうですね。このような制作発表は毎回というかしょっちゅうやらせていただいてるんですが、今回この作品の制作発表は、それとは今までない緊張感がございます。何かこう大切なものをしっかりお伝えしなくてはいけない、特に本作品はそういった見えない重責のようなものを感じております。
この『大地の子』はドラマで夢中になって見ていまして、で、その後原作も何回も読み返して、もうなんて言うんですかね、僕自身にとってとても大事な物語なんです。そして、今回演じさせていただけるという、本当に奇跡のような巡り合わせをいただきまして。ですので、自分ができることを皆さんと一緒に精一杯やるのみだと思います。
なかなか難しい時代になってきておりますし、過去のことを知ることは未来を知ることだと思いますので、それを演劇を通じて精一杯お伝えしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

奈緒(玉花(あつ子) )

玉花役の奈緒です。
井上さんも仰っていたんですが、今回この大きな物語に参加できるということを、すごく幸せに感じております。
私自身、こういった制作発表を舞台でやるということが、もうほぼ初めてでして、こうやって皆さんの顔を実際に見ていると、皆さん期待して待ってくださっているのかなというのを、今この瞬間とても実感しております。
自分と向き合い、物語と向き合い、精一杯皆さんと一緒に稽古場でしっかりと日々を過ごしていきたいと思っております。今日はそんなスタートの日だと感じています。
本当にありがとうございます。
どうぞ最後までよろしくお願いいたします。

上白石萌歌(江月梅)

江月梅役の上白石萌歌と申します。
そうですね。私もこのような制作発表の場を設けていただくのが初めてでして、この場に立たせていただいて、この『大地の子』という物語がいよいよ始まるんだなという大きな緊張感と高揚感に包まれているところです。
今年戦後80年を迎えた今、この作品が上演されること、そして私自身がこの作品に参加させていただけるということ、大きな喜びを感じております。
今ここに並んでいらっしゃいます皆様、そして栗山民也さんの言葉を信じて最後まで、自分の役として与えられたものをしっかり噛み締めながら生き抜いていきたいと思います。
最後までよろしくお願いいたします。

山西惇(陸徳志)

陸徳志役をやらせていただきます、山西惇です。
そうですね、この大作の大役に御指名いただいたということで、もう震えております。
とにかく大変な時代になってきているので、こういう物語がちゃんと来年きっちり上演できたら素晴らしいなと思っております。栗山さんの言葉を信じて、みんなで作り上げていきたいと思いますので、是非ともよろしくお願いいたします。

益岡徹(松本耕次)

松本耕次役をやります益岡徹です。
本作品は、小説として原作も読んでおりますし、ドラマでは毎回ちょっと涙を流しながら見ていた記憶がございます。
そういう世界が今回舞台でその皆さんにお見せできるということを、何重の意味でも心震えるような気持ちで迎えております。
これから舞台の稽古が始まりまりますけれども、その日々の中でいろんな時間を過ごせるんではないかと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

あらすじ

第二次世界大戦後、中国の大地に取り残された日本人孤児、勝男(井上芳雄)。
一緒に取り残された妹・あつ子(奈緒)と離別し、人身売買されたところを、小学校教師の陸徳志(山西惇)に助けられ、「一心」と名付けられる。
子供のいない陸夫妻は愛情をこめて育て、一心もその期待に応えるように差別を受けながらも、優秀な青年に成長していく。ただ、その背後には、文化大革命が暗い影を落とし始めていた。
一心は、戦争孤児であるという理由から、無実の罪で捕らえられ、過酷な肉体労働に従事することになり、さらには冤罪まで着させられてしまう。服役中にふとした怪我から破傷風にかかり生命の危機にさらされる一心だったが、一人の看護師に命を救われる。その女性は後に一心の妻となる江月梅(上白石萌歌)だった。
時が過ぎ、中国での高炉建設の日中共同プロジェクトに参加することになった一心は、日本企業の東洋製鉄所長の松本耕次(益岡徹)という男性と対面することになる。耕次は、一心の実の父親だった――

『大地の子』は2026年2月26日(木)から3月17日(火)まで明治座(東京)にて上映される。
詳細は公演公式HPから