シアターコクーン・オンレパートリー2019 DISCOVER WORLD THEATRE vol.7『オイディプス』2019年10月Bunkamuraシアターコクーンにて上演決定!

2019.05.31

ギリシャ悲劇の最高傑作を最強のキャストで上演!
演出に、英国演劇界の実力派マシュー・ダンスター日本初登場!
市川海老蔵 × 黒木瞳 × 森山未來
ジャンルを超えた空前の顔合わせで、新生『オイディプス』ここに誕生!

数々の海外戯曲の名作を国内外のクリエイターとともに手掛けてきたDISCOVER WORLD THEATREシリーズ。
シリーズ第7弾となる今回は、古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが書いたギリシャ悲劇の最高傑作と謳われる「オイディプス王」を翻案し、『オイディプス』として上演する。

翻案と演出を手掛けるのは、今回が日本での初演出作品となるマシュー・ダンスター。
劇作家、俳優としても活躍する一方、最近では、映画『スリー・ビルボード』の監督・脚本で脚光を浴びたアイルランドの劇作家マーティン・マクドナーの舞台最新作『ハングメン』の初演を手掛け、ローレンス・オリヴィエ賞ベストディレクター賞にノミネートされるなど、英国演劇界随一の実力派とも名高い演出家だ。
美術・衣裳は2017年『危険な関係』(美術・衣裳)や2018年『ナイツテイル』(美術)の記憶が新しいジョン・ボウサー、振付にはマシュー・ボーン『白鳥の湖』への出演経験もあるシャーロット・ブルームと英国演劇界を牽引する注目のクリエイターたちが集結した。

主役のオイディプスには、2020年に13代目市川團十郎白猿の襲名を控え、歌舞伎界で革新的な活躍をみせる市川海老蔵。
現代劇への出演は2009年『海神別荘』以来、10年ぶりとなる海老蔵が、己の運命に翻弄され劇的で残酷な使命と対峙するオイディプスをどのように演じるのか、期待が高まる。
そして、オイディプスの妻であり母であるという悲劇的な運命を背負う王妃イオカステには、黒木瞳。宝塚歌劇団で娘役トップ・スターとして活躍し、退団後は舞台・映画・テレビ・MC・作家と多方面で才能を発揮。本作で“ギリシャ悲劇”という新境地に臨み、その新たな一面で観客を魅了する。
さらに、オイディプスに嘆願するコロスたちの中心人物である神官を、“俳優”だけでなく “ダンサー”としても高い評価を受け、世界各国でジャンルレスに躍進している森山未來が演じる。ともに表現者として第一線を走る市川海老蔵と森山未來の共演には熱い注目が集まる。

英国トップクラスの演出家と彼が信頼する精鋭クリエイターたち、そして魅力と実力を兼ねそなえた異ジャンル3人の贅沢な顔合わせで、前代未聞のクリエーションに挑む!

 

【コメント】

≪オイディプス:市川海老蔵≫
シアターコクーンで歌舞伎以外の舞台に立つのは12年ぶりとなります。
演出家のマシュ―・ダンスターさんをはじめ海外のクリエイターの皆様と作品創りをさせて頂きますので、今から非常に楽しみにしております。
以前から表現者として注目している森山未來さん、また映像や舞台で活躍されている黒木瞳さんをはじめ共演者の皆さんと一丸となって、今までにない「オイディプス」を誕生させたいと思います、是非ご期待ください。


≪イオカステ:黒木瞳≫
市川海老蔵さんとご一緒できるなんて、夢のよう。
オイディプス王の愛と哀しみと憎しみを一心に受け止めるイオカステになるようにと、思っています。
森山未來さんとは、久しぶりの舞台での共演です。
変幻自在の才能を持つ未來くんとご一緒できるのも楽しみのひとつです。
イオカステを演じる重責もさることながら、英国演劇界のクリエイターの方々と舞台をご一緒できる新しい「オイディプス」に参加できることを光栄に思っています。


≪神官(コロスの中心人物):森山未來 ≫
イギリス人であるマシュー・ダンスターの翻案と演出、伝統芸能の担い手の一人である市川海老蔵さんによって、古代ギリシャの物語「オイディプス」が日本の現在にどのような普遍性をもって蘇るのか。
最前列にかぶりつきで見届けられることを、今から楽しみにしています。


≪翻案・演出:マシュー・ダンスター≫
私にとっての、日本での、そして日本語という言語での最初のプロダクションをとても楽しみにしています。
本当に素晴らしく特別なカンパニーの皆様にお集まりいただきました。
演劇、歌舞伎、そしてダンスの世界から名高いパフォーマーの皆様が集まってくださるという、日本でしか実現できないであろうプロジェクトです。
そして、デザイナーのジョン・ボウサー、振付家のシャーロット・ブルームに私と一緒にロンドンから参加してもらうことも楽しみです。
これまで私がこの2人のクリエイターと一緒に取り組み、一緒に楽しんできたスタイルやエネルギーをぜひ皆さんと共有したいと思っています。
こういったすべての要素を一つにあわせて、最も偉大な戯曲の一つである『オイディプス』を私達の解釈で創っていくことで、非常に多くの学びがあると思います。
ソポクレスの傑作作品は残忍なまでの力を持っており、絶え間なくドラマティックで感情的です。
観客の皆様にこの力をお届けし、そのドラマで皆様をワクワクさせ、その感情で皆様の心を動かすことができるように、私たちはベストを尽くします。


【あらすじ】

「父を殺し、母を娶るであろう」という恐ろしい予言から逃れるため、放浪の旅に出た古代ギリシャ・コリントスの王子オイディプス(市川海老蔵)は、旅先のテーバイで怪物スフィンクスを退治した英雄として請われ、王となる。

オイディプスは先王ライオスの妃イオカステ(黒木瞳)を妻に迎え幸せな日々を送るが、ほどなくしてテーバイ中に疫病が蔓延する。
神官(森山未來)を中心に、オイディプスに助けを求めるテーバイの市民たち。
オイディプスは国を救うために神託に従い、先王殺害の犯人を捜すが、やがて明らかになるのは恐るべき真実だった…。

残酷で悲劇的な運命がオイディプスに襲いかかる…。