兵動大樹&桂吉弥のW主演でおくる『はい!丸尾不動産です。~本日、家をシェアします』の稽古がスタート!

2019.06.04

6/29日(土)~7/1(月)まで、大阪・ABCホールで上演される舞台『はい!丸尾不動産です。~本日、家をシェアします』。
本作は、“オモろい話をさせたら右に出る者はいない”と誰もが認める芸人・兵動大樹さんと、バラエティー番組でも活躍する人気落語家・桂吉弥さんという2人の“話芸の達人”をW主演に迎え、ワケあり住人が住むシェアハウスを舞台に繰り広げられるワンシチュエーションのドタバタコメディー。

この中で兵動さんが演じるのは、丸尾不動産の営業マン・菅谷(すがや)。その菅谷に案内されてシェアハウスにやって来た新しい住人候補の林田が、吉弥さんの役どころ。

そのほか、シェアハウスのワケあり住人として、実力派俳優が勢ぞろい。
自称・ミュージカル女優の亜美役に、実際、ミュージカル作品を中心に活躍している青山郁代さん、とにかく人をマウントしたがる司法浪人生・沢田健治役に大阪の劇団Patch所属の三好大貴さん、人知れずある過去を背負っている花屋の守屋滉一を、俳優ユニットRUN&GUN所属の宮下雄也さんが演じる。
さらに、このシェアハウスと何やら関わりがあった薫子役で正統派美少女アイドルの高岡凛花さんが出演。
キャスト6人全員が関西出身ということで、大阪を拠点に作り出されるしゃべくりコメディーに、“おもんないワケがない!”と期待は募るばかり。
そんな中、本番を1カ月後に控えた5/30(木)、キャストやスタッフが稽古場に集結。初顔合わせの後、キャストによる台本の読み合わせが行われるなど、いよいよ『丸尾不動産』が本格スタートした!

まずは“座長”として、兵動さんが「W主演といって立てていただいていますが、芝居経験は皆さんよりも少ないので、勉強せなあかんと思ってます。全員が座長ということで、責任は頭割りにしていただくということで(笑)。7/1の千秋楽まで楽しく、そしてお客様にめいっぱい楽しんでいただきましょう!」とユーモアいっぱいに挨拶。
吉弥さんも「一体どんな舞台になるのか、どういうことができるのかを考えると、もう楽しみで楽しみで!体に気を付けて頑張ります!!」と気合十分!
宮下さんは「生まれ故郷の大阪で芝居ができるなんて、しかも大阪だけの公演というのがすごく嬉しいです」と大阪で作り上げる舞台に並々ならぬ思いも。
さらに、「関西弁を話す関西の作品を、大阪を拠点に発信できるのがとても楽しみです!」と青山さんも地元愛を再認識。
直前まで他の舞台に出演していた三好さんは、「オファーをいただいてから、皆さんとご一緒できるのがめちゃくちゃ楽しみでした。台本をもらって、前の稽古場で隠れて読んでいたら、メッセンジャーの黒田さんにえらい怒られました(笑)。それぐらい今回の舞台が楽しみです!」と周囲を笑わせ、一気に和やかムードに。
そして、18歳の高岡さんは「お芝居は素人なので、皆さんの足を引っ張らないように精一杯頑張りたいと思います!」とフレッシュな魅力を振りまきました。
また演出・プロデュースの木村淳さん(カンテレ)は、前作の舞台『本日、家を買います』で作・演出を手掛けただけに、本作への思いもひとしお。
「前作でも兵動さんに出演していただき、すこぶる面白かったので、また次回作を!との思いで3年ほど企画を練ってきました。兵動さんの相方は、今後、大阪のテレビ番組で二人でセンターに立って欲しい方ということで、吉弥さんにオファーし、こうしてキャストが揃ってくれました。自分の中でもすごく思い入れのある作品になっています。大阪から発信し、ゆくゆくは全国を回れたら面白いかなと。そういう舞台に育てていきたいと思っています!」と宣言。そして、本読みが始まると、キャストそれぞれが個性あふれる役柄をしっかり体にしみこませ、稽古初日とは思えないほどの熱演ぶり。
関西弁のセリフが飛び交うと、6人のテンションもヒートアップ!
菅谷とワケあり住人たちの丁々発止のかけ合いに、稽古場は終始クスクス笑いが絶えなかった。
また、稽古の合間には、キャストによるPR動画も撮影。本番1週間前に流れる動画ということで、稽古も順調に進んでいる体(てい)で、「完璧です!」「仕上がりました!」と皆さん自信たっぷりにコメント。
笑いあふれるやり取りの中、6人でタイトルコールを撮影する場面でも、練習ナシの一発OKで、チームワークの良さを見せつけた。

最後に、この日の感想を聞いてみると、吉弥さんは「初日やし、キャスト6人だけかと思ったら、責任のある大人たちが周囲にうごめいていて、びっくりしました(笑)」と話すも、本読みではさすが噺家としての技量を発揮。
一方、高岡さんは「演技経験もほとんどないのですごく緊張しました。ベテランの皆さんから演技をたくさん学んで、吸収したいと思います!」とにっこり。
三好さんは「普通の読み合わせと違って、どんどん面白くなってきて、思わず熱が入ってしまいました(笑)。ここから稽古を積んでいけば、面白くなるばかり!兵動さんは3日後ぐらいにはセリフを入れてきはると思うんで、僕も負けないよう頑張らないと!」と気合を入れると、青山さんも「亜美は自分と似ているのかなと思ったら、違う発想を持つ女性だったので、全く違うキャラクターにトライする感じでした。台本の言葉を声に出してみると難しかったけど、兵動さんは息を吐くようにセリフを話されるので、私も途中からマネしました!」と、さっそく兵動さんに感化されたよう。
宮下さんも「大阪弁の芝居って難しくて、特に大阪人が演じると、くどくなるんです。でも、兵動さんはナチュラルに話されるからほんますごい!」と絶賛。
当の兵動さんはというと、「まだ台本を読み込めていなかったので、たどたどしいところもありましたが…」と謙遜しつつも、「稽古を積んで、皆の演技がシンクロしていくのが楽しみですね。普段、東京で活躍している役者さんは、これからもっと関西弁が濃く出てきて、さらに面白くなっていくやろうし、皆でやりやすい環境を作っていきたいです」と手ごたえを感じたよう。
ただ、「ビビるほど、長ゼリフがあったけど、大丈夫?」と共演者を心配すると、三好さんが「これから稽古を重ねていく中で、難しいセリフは兵動さんにちょっとずつ渡していきたいです」とニヤリ。
兵動さんは「恐ろしいことを企てられていますけど…、思いっきり噛んでしまわんよう、とにかく頑張ります!」と“座長”としての風格を見せつけた。

6/29(土)の初日までみっちり1カ月間の稽古を積んで、皆さんの元にお届けする『はい!丸尾不動産です。~本日、家をシェアします』。是非、大阪から生み出される、笑い満載の舞台にご期待ください!