善雄善雄が主宰するザ・プレイボーイズが約4年半ぶりの復活公演「間男の間」を上演!

2019.07.10

2005年、大学在学中に堀善雄(現・善雄善雄(よしお・ぜんゆう))が旗揚げし、10周年の節目となる2015年春に最終公演を行ったザ・プレイボーイズが2019年秋、約4年半ぶりに新作「間男の間」ステージカフェ 下北沢亭にて上演する。

善雄善雄はザ・プレイボーイズ解散後、劇団ゴジゲンに所属し俳優として活躍。また、ゴジゲン番外編「なんかすごいSF的なやつ」では脚本を務め、人間の意識によって変化する性質を持つ素粒子をテーマに、自分の過去と対峙することで生まれる人間ドラマを描き、好評を得る。今年3月には舞台「ダークマスターTOYAMA2019」に主演。読む人を惹きつける文章にも定評があり、現在、永遠のオトナ童貞のための文科系マガジン“チェリー”にてコラム「卒業をさせておくれよ」を連載中。

多彩な分野で活躍中の善雄善雄の新作は、“間男”をしていた男たちが予期せず集まってしまう会話劇。キャストには、ザ・プレイボーイズ最終公演にも出演していたおなか☆すいたろう村田和明をはじめ、劇団献身やこちらスーパーうさぎ帝国など数々の劇団に客演として参加し、「1ページの恋」、「家政婦のミタゾノ」などのドラマにも出演経験のある板倉武志、舞台Stokes/Park「BRIDGE×WORD」などに出演のコメディを得意とする表現力豊かな俳優十河大地、ジエン社の公演に参加し、ドラマ「うつヌケ」、「向かいのバズる家族」などにも出演の善積元が集結。主宰・善雄善雄も出演する。

アフタートークも開催され、ゲストには9月5日(木)にゴジゲン主宰の松居大悟と劇団献身主宰の奥村徹也、9月6日(金)に作家の爪切男と結城企画主宰で俳優の結城洋平が登壇する。
チケット一般発売は、7月27日(土)より。

 

<作・演出:善雄善雄 コメント>

2015年春に最終公演を執り行ったザ・プレイボーイズですが、恥ずかしながらまたやります。もう二度とやらないという意味で「最終」とつけたのに、これはもはや詐欺ではないのか。最後だからと気にかけていただいた方々になんとお詫びすればいいのか。コンプライアンスに怯えるばかりの毎日です。
ぼろぼろになるまで向き合った劇団を終わらせた29歳のあのとき、「30代は無理せず流されて生きよう」と決め、本当に流されたらこうなってしまいました。他にもゴジゲンの劇団員になったり名前が変わったり、人生は予測不能の激流です。
それでも、今回もすごく素敵な人達と一緒に作品を作れることを、とても嬉しく思います。
これから行く先、見届けていただけたなら幸いです。

 

<推薦コメント>
ザ・プレイボーイズ、復活するの!?4年半前、解散するっていうから上野まで観に行ったのに…、どういうことだよ〜。その解散公演は面白かったからまた観られるのはほんの少しだけ嬉しいんだけど。今度はちゃんと解散しろよ!
ふじきみつ彦(脚本家・劇作家)

善雄善雄くんは、用心深くて、繊細で、ウジウジっとしている。と思ったら大胆不敵で、いい加減。この極端な揺れ動きの大きさは外見からなかなか掴めないから厄介だ。何をするのかわからない危うさ、危なさがあって、でもそんな人に演劇を作って欲しいと思う。何をやらかしてくれるのか、いまから楽しみで仕方がない。
タニノクロウ(庭劇団ペニノ)

 

<ザ・プレイボーイズとは>
2005年、主宰である堀善雄(現・善雄善雄)が、桜美林大学在学中に「モテたい」という一心で旗揚げ。
『男にしかわからない(かもしれない)世界の、切なさとバカバカしさをあなたに』をテーマに、出演者は男性のみにこだわり、プレイボーイになりたいけれどなれない男たちが頑張るといった作品を発表してきた。
主宰の善雄が全作品の作・演出を手がけ、主にプロデュース形式で不定期ながらも公演を重ねてきたが、10周年の節目に当たる2015年春、最終公演を執り行う。
解散時には「復活するにしても向こう5年は絶対やりたくない」と豪語していたものの、わずか4年目の2019年秋、活動を再開する。