本日6/27(火)シリーズ第2弾
劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season鳥 ついに開幕!
開幕に先駆けて行われたプレスコールの模様をお届けします!
【キャストコメント】
◆いよいよ初日を迎えるにあたっての心境と意気込み
阿部「不安もすっごくありますけど、楽しみの方が多いです。とにかく殺陣頑張ります。」
森山「まずはとにかく怪我のないように、75公演走り抜けられたら。個人的には4度目の劇団☆新感線、そして2度目の天魔王。力強く魅力的なスタッフ、キャストとともに、『夏の髑髏城チャンピオン祭り』を盛り上げていきます。」
早乙女「とにかく怪我がないように最後まで頑張ります!」
松雪「良い意味での緊張感を持ってのぞみたいと思っています。」
◆オススメ見どころポイント
阿部「自分が出てないシーンを観てて、歌と踊りがこの劇場にとても合ってる気がします!髑髏城の七人という1つの作品がここまで変わるの!!」
森山「“鳥”は第2シーズン目にあたります。(演出)のいのうえさんにとってもまだ可能性を秘めた劇場なので、前シーズン“花”と比べてもこの劇場をより効果的に使った演出になっています。そして、それは“風”“月”と継続されていくことでしょう。特に今回は歌と踊りがふんだんに散りばめられているので、例えば蘭兵衛との口説きのシーンは、6年前の『(通称)ワカドクロ』に比べてより幻惑的なものになっていますね。天魔王に関しては、全体に歌と踊りが入ったことにより、公演時間の都合上(台詞が)間引かれているところがありますが、逆に省かれてシンプルになったともいえるでしょう。その上で、天魔王の残虐性や不条理感が薄まっているようにも見えますが、天魔王がもつ天魔王なりの正義がより浮き彫りになったように感じています。捨之介、天魔王、蘭兵衛のこの3人の宿命から発生する、「各々の正義」というものが天魔王にも見えたら…。単なる★「悪役」とならないように演れたら面白いなと。」
早乙女「今回、特にショーアップされたチームになりエンターテイメント性がものすごく強く、歌・踊り・殺陣、かなり華やかな演出になっていて、見どころは盛り沢山です。」
松雪「今回は“Season花”にはなかった要素である、歌やダンスがありますので、よりエンターテイメント色の強い演出になっています。何より、捨之介の描かれ方が今迄にない表現になっていまして、蘭兵衛、天魔王との3人の関係性も、より際立っているように感じます。」
◆公演を楽しみにしているお客様へのメッセージ
阿部「今までに無い髑髏城の七人が観られると思います。お楽しみに!!」
森山「触れ込みにもあるように、歌あり、踊りあり。楽しい舞台になることは間違いないです。劇場の周りには何もありませんが(笑)、『髑髏城の七人』Season鳥をぜひ楽しんでほしいです。」
早乙女「この夏一番のお祭りが、豊洲のこの劇場で行われております。是非、見に来てください。」
松雪「華やかで、楽しんでいただける“Season鳥”。是非劇場で体感してください。お待ちしております。」
【あらすじ】
織田信長が明智光秀に討たれた本能寺の変から八年の月日が流れた、天正十八年(1590)の初め。
天下が豊臣秀吉に握られようとしていたこの頃の関東平野に、関東髑髏党の鉄機兵たちに追われて逃げる女の姿があった。その名は<沙霧(清水葉月)>。関東荒野に不気味にそびえる漆黒の異形の城、髑髏城の絵図面を持っているために追われていたのだ。そこに通りかかった北条家の家臣である<渡京(粟根まこと)>は、沙霧を助けるのかと思いきや電光石火で裏切り、髑髏党側につく。絶体絶命の沙霧を救ったのは、薄汚いこもを被った愚鈍な表情のあやしげな男<捨之介(阿部サダヲ)>だった。
やっとの思いで沙霧がたどり着いたのが、関東一の色里“無界”。宿場も兼ねた旅人など人の出入りも賑やかな街。到着したばかりの牢人姿風の男<狸穴二郎衛門(梶原善)>や、ボロボロの着物でうろつく貧相な百姓風の男<少吉(少路勇介)>など様々な人々が行きかっている。この色里一と評判の<極楽太夫(松雪泰子)>に、“無界”の用心棒気取りの関八州荒武者隊の統領<兵庫(福田転球)>もすっかり骨抜き状態だ。面倒見のいい極楽は傷だらけの沙霧を介抱し、なぜか沙霧を追うように里に現れた捨之介も一緒に一晩、里にかくまうことにする。
その晩、再び沙霧を狙って鉄機兵たちが襲来。里を留守にしていた“無界”の里の主でもある<無界屋蘭兵衛(早乙女太一)>も加わり応戦するが、そこに異形の鎧と仮面を身につけた関東髑髏党党首の<天魔王(森山未來)>が手下たちを引き連れて現れる。こも被りを取り天魔王に襲い掛かる捨之介、仮面を外す天魔王、表情が変わる蘭兵衛。三人の男のただならぬ気配に、その場に緊張感が張りつめた。一触即発の三人のもとに二郎衛門が割って入ったことでその場はおさまるが、捨之介はとある山奥にこもる刀鍛冶<贋鉄斎(池田成志)>のもとへと向かう。一方、蘭兵衛は誰にも知らせず、たったひとりで髑髏城へと乗り込もうとしていた。
捨之介、天魔王、蘭兵衛の過去の深い縁(えにし)とは? それぞれの思惑、謀略、願いは果たされるのか…?