兵動大樹×桂吉弥 W主演喜劇『はい!丸尾不動産です。〜本日、家で再会します〜』人気シリーズ第3弾の上演が決定!!

2021.05.25

関西を代表する〝おしゃべりの達人〟の兵動大樹と桂吉弥が2019年6月と12月にW主演を務め、リピーターが続出して話題となった舞台『はい!丸尾不動産です。』のシリーズ第3弾となる最新作『はい!丸尾不動産です。~本日、家で再会します~』の上演と、吉本新喜劇の永遠のマドンナ女優・未知やすえの出演が決定した。
40年近い芸歴をほこる未知だが、これまで「吉本主催の舞台」にしか出演歴はなく、本作品が意外にも〝初の外部舞台出演〟となる。今回ストーリーの鍵を握る重要な役を任されることになった未知は「不安な気持ちでいっぱいです(笑)。吉本新喜劇体質が身に染みているので、 外部舞台の稽古量・セリフ量に体力・気力がついて行けるのか・・・(笑)。それでも穏やかで職人のような兵動くん、優しく気配りのできる吉弥さんとの共演を楽しみにしています」と期待と笑顔をのぞかせた。
そんな未知に対して吉本の後輩である主演の兵動は「吉本新喜劇を代表するコメディエンヌのやすえさんとお芝居出来るなんて、最高です!やすえさんが入ってもらう事で、みんな安心して、お芝居の中で暴れまわると思いますので、今回もとてつもないぐらい面白いお芝居に仕上がると思います!」と先輩コメディエンヌに絶大なる信頼を寄せていた。
未知は昨年4月より間質性肺炎の治療のため一時休養し現在はTV・ラジオ等のレギュラー番組には復帰。今回、初の外部舞台出演で〝コメディエンヌ〟として完全復活した姿を見せてくれそうだ。

「丸尾不動産シリーズ第3弾」となる今回は、過去2作品より公演回数を拡大して、9月4日(土)~9月7日(火)の期間、大阪のABCホールで全7公演を上演。さらに初めて大阪を飛び出し、今年9月に開館する姫路市文化コンペンションセンター(通称 アクリエひめじ)のオープニング・シリーズとしても上演される。
2019年12月に上演された第2回目公演ではリピーターが続出するほど大好評で、早くも昨年の夏に第3弾の上演が予定されていた。しかしコロナ禍で発表前に中止を決め、今年9月に延期となった。それだけに兵動は「今回の丸尾不動産でも、私が演じる菅谷が自分の利益だけを考えて立ち回り、周りの人を巻き込んだり巻き込まれたりと大暴れします!そこに出て来るいろんな人の人生が、ひょっとしたら見に来てくださる皆さまにも当てはまるかもしれません!いろんな人生がシンクロしてくるお芝居になっておりますので、楽しんでもらえると自信を持っています!」と、過去2作以上に気合が入っている様子。
さらに今回は大阪を飛び出して姫路でも上演することについてもう一人の主演を務める吉弥は「私の大師匠・桂米朝師匠の出身地・姫路で私の落語でなく、芝居を観て頂ける!より力が入ります。ええもん届けます!!今の状況下、芝居を観てもお腹いっぱいにはなりません。でも胸がいっぱいになってもらえるような作品を皆で作ります!どうぞ期待してお待ち下さい」と抱負を語っている。

『丸尾不動産シリーズ』第3作目となる本作品は、寂れた町の寂れたスナックを舞台に、兵動扮する、うだつが上がらない不動産屋の営業マン・菅谷さんと、吉弥扮する顧客の林田さんを中心に展開するワン・シチュエーションのしゃべくり喜劇。過去2回公演は、暗転無し・セット転換無し・休憩無しのスピーディーな会話のやり取りが展開され、笑いの中にも強い社会性・メッセージが込められて大好評だった。

また未知やすえの他にも、本作品内で「オリジナル楽曲」の歌唱が予定されている『キンキーブーツ』などミュージカルでも活躍するシンガーの施鐘泰(JONTE)や、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』などでも活躍する“いま関西で最もアツい演劇集団と話題の劇団Patch”の近藤頌利、そして前回に引き続き吉本新喜劇の佐藤太一郎など関西出身のバラエティーに富んだキャストの出演も決定した。

脚本は『ハゲタカ』や『任侠ヘルパー』『LIAR GAME』など数々のヒットドラマを手掛けたTVドラマ界のヒットメーカー古家和尚。演出は、ドラマ『幽かな彼女』や舞台『それいゆ』、音楽朗読劇『マインド・リマインド〜I am・・・〜』などを手掛けたカンテレの木村淳。この二人が今回もタッグを組み、W主演の二人に加えて豪華なキャストとともに、ナンセンスなのにリアル!バカバカしいのに胸に刺さる!!涙しているのに、ツッコミたくなる!!そんな舞台を創り上げる。

1年間の上演延期を経てそして今なお先行きが見通せない不安定な状況下での上演となることについてプロデューサーも兼ねているカンテレ社員演出家の木村淳は、「演劇で暮らしを豊かにはできません。娯楽で腹はふくれません。でも〝人生の一瞬〟を豊かに彩れる力ぐらいは演劇・娯楽にはあると信じて、思い切り笑えて、少し泣ける作品を届けます。劇場にご来場くださるお客様に対してはもちろん、稽古場・楽屋周りとキャスト・スタッフへの感染対策を万全に整えて9月そして10月に劇場で皆様をお迎え出来ますようにキャスト・スタッフ一同心より楽しみにしております」と、想いを強くしている。

 

コメント

《未知やすえ》
――出演が決定した今の感想
今もコロナが収まる事が無く、辛い日々が続いています。 私自身も2020年2月に間質性肺炎になり4月から1ヶ月の入院。退院した後もステロイドの影響か?筋力が落ち家の階段の登り下りも自転車をこぐ事も辛く、このまま仕事も普通の生活も出来ないのか?不安でした…。でも、一年が経ち体力も筋力も、かなり戻って来ました!舞台に立つ事で私も元気にそして、観に来て下さる皆さんも元気で笑顔になって貰える様に頑張ります!

――W主演の「兵動大樹」の印象は?
多くを語らず、自分をしっかり持っている職人の様な兵動くん。 同じ吉本ですが、ガッツリお仕事するのは初!? おだやかにお願い致します!

――W主演の「桂吉弥」の印象は?
優しく、気くばりの人、吉弥さん。 落語だけでなく、役者としても大活躍!!
頭も良いので私のセリフも覚えておいて下さい(笑)。

――今回、初めてとなる吉本以外のいわゆる外部公演の出演となりますが今の心境は?
不安な気持ちの方が強いです(笑)。吉本新喜劇とは違う稽古量に体力・気力がついて行けるのか・・・。
でも稽古が少ないのも不安です・・・吉本新喜劇体質が身に染みているので(笑)
でも第三弾!と続いている舞台なので、私で終わる事の無いように気合い入れて頑張ります。
吉本新喜劇とは違う私を観に来て下さい!

《兵動大樹》
――未知やすえの出演に関して
正直、びっくりしました!
吉本新喜劇を代表するコメディエンヌのやすえさんとお芝居出来るなんて、最高です!
このシリーズで、初めて先輩をお招きしての回になりますので、楽しみですし、全力で先輩にぶつかっていろいろ学びたいと思います!
やすえさんが入ってもらう事で、みんな安心して、お芝居の中で暴れまわると思いますので、今回もとてつもないぐらい面白いお芝居に仕上がると思います!

――施鐘泰、近藤頌利の出演に関して
施鐘泰さんは、繊細なお芝居から、豪快なお芝居まで幅広くなさるというイメージで、歌えば鳥肌出るぐらいのうまさです。本来、エグいぐらいのミュージカルに出る方が参戦。僕たちと、どんな形で融合するか楽しみです。歌対決かも…ないない。

2.5次元でも活躍されている近藤さん・・・こんなリアル3次元のおっさん2人の舞台に参戦してくれた事に感謝!どんな演技を見せてくれるか楽しみでしゃーないですし、ファンの方にはレアなお芝居になると思います!これまた近藤さんが、僕たちと、どんな形で融合するか多くの方に見て頂きたい!イケメン対決かも…ないない。

――今回の意気込みとお客様へメッセージ
このような状況下で、いつものABCホールの公演が2公演増えたと聞き、今までの1弾目、2弾目の積み重ねの結果だと、素直に喜んでおります!さらに姫路公演もさせて頂きます!いつもと違った会場で、どんなお芝居が出来るか不安でもありますが、楽しみで仕方ないです!
今回の丸尾不動産も、私が演じる菅谷が自分の利益だけを考えて立ち回り、周りの人を巻き込んだり巻き込まれたりと大暴れします!そこに出て来るいろんな人の人生が、ひょっとしたら見に来てくださる皆さまにも当てはまるかもしれません!菅谷が当てはまると微妙ですが…そんな、いろんな人生がシンクロしてくるお芝居になっておりますので、楽しんでもらえると自信を持ってます!
今回も、多くのお客様にいいお芝居をお届け出来るように頑張ります!

《桂 吉弥》
――未知やすえの出演に関して
テレビのお仕事でずっとご一緒させて頂いておりました。初めて舞台で、お芝居で共演させていただくので嬉しいです。やすえ姉さんに怒って欲しい(笑)。「・・・あーっ怖かった」のギャグでなく、目を見て真剣にキレられるシーンを作ってもらえないかな〜。

――施鐘泰、近藤頌利の出演に関して
施鐘泰さんの歌声が、楽しみやなー!!この50歳のおっさんの耳元で甘く歌って欲しいです。
さらに若い!近藤さんの参戦!お若いパワーをぜひ丸尾不動産に注入してください!!兵動兄やんと吉弥、第2回目公演から確実に2つ年を重ねていますから(笑)。今からご一緒するのが楽しみです。

――今回の意気込みとお客様へメッセージ
隣の人と肩が触れるぐらいまでギッチリ座ってもらって、満員のお客さんに笑ってもらい手を叩いてもらい、時には涙を流して「ありがとうございました」とお礼まで言ってもらえる・・・そんな「丸尾不動産」公演の終演後のABCホールの光景が今では夢のようです。
コロナ禍で、落語公演も全て無くなり、その後再開しても客席は半分そしてまた中止・・・。舞台の仕事のありがたさを痛感した1年でした。こんな状況下で生の舞台を企画・上演して頂けるだけで嬉しいです。
しかも大阪だけでなく姫路公演まで!姫路は私の大師匠、桂米朝師匠の出身地です。姫路の皆様に私の落語ではなく、芝居を観て頂ける!より力が入ります。ええもん届けます!
観て頂いても、お腹はいっぱいになりません。でも「この舞台を観に来て良かったわぁ」と胸いっぱいになって貰えるような作品を皆で作ります。どうぞ期待してお待ち下さい。

《佐藤太一郎》
――前回に続き、2作連続で出演が決定した今の感想
前回に引き続き呼んでいただけて、本当に嬉しく思っています。
前回は凄まじい長台詞の連続だったのですが、今回はどんな役を演じるのかすごく楽しみです。新喜劇の大先輩である未知やすえ姉さんと、新喜劇ではなく、お芝居で共演させていただくということで、緊急感がありつつも、安心感もあり、全力で舞台に挑みたいと思っています。

――規模が拡大していく『丸尾不動産』シリーズへの期待
回を重ねる毎に規模が大きくなり、お客様からの、この「丸尾不動産」という作品への期待をひしひしと感じています。全国ツアー、そして、いつかは海外公演もできるようなシリーズになることを願っています。
そんな未来に繋げれらるよう、まずは今回の公演を大切に作り上げます。

――今回の意気込みと、お客様へメッセージ
コロナ禍で、たくさんの舞台・映像の仕事が無くなりました。一番苦しかったのは、仕事が無くなることではなく、人前で表現できないことでした。まだまだコロナ禍は続きますが、こんな時だからこそ、生でしか体験できない感動をお届けします!またこうして舞台に立たせていただけることを、本当に嬉しく思っています。
笑って、感動して、元気になってもらいたい!演劇は観てもらわなければ、やっていないのと同じです。皆様のご観劇で、この作品を完成させて下さい。劇場でお待ちしています。

《施鐘泰(JONTE)》
――出演が決定した今の感想
演出兼プロデュースの木村淳さんとまたご一緒させていただけるところにとても楽しみにさせていただいています。以前にも木村淳さんとはお仕事をご一緒させていただきまして(2016年、2017年舞台『それいゆ』)、本当にお世話になりました。現場ではピリッとしたりもしますが、作品に対する熱が一番煮えたぎっている方だとも思いますし、またキャスト陣誰一人見捨てず、みんなをしっかり本番までに仕上げて連れて行ってくれますし、作品にも人にも愛情深く、そんな淳さんにまた呼んでいただけた事にもとても感謝しています。自分も負けないくらいしっかり向き合わせていただきたく思っています。

――「兵動大樹」の印象は?
作品をご一緒させていただける事に感謝しかありません。個人的にですがどうしても『人志松本のすべらない話』のイメージが強烈でして、どんな事も面白おかしく変換されてしまうので、耐えられるか少し不安でもありますが、稽古期間中に必ずや克服してみせます。話される勢いに飲み込まれないよう、これからいただける役をしっかり作り込んで、挑みたいと思います。

――W主演のもう一人、「桂吉弥」の印象は?
今回初めてご一緒させていただき感謝でしかありません。落語家さんとご一緒できる事もとても貴重な経験ですので、たくさん勉強させていただき吸収させていただければと思います。桂吉弥さんも兵動さんも、この縁を大切にしながら、作品を通して化学反応を起こすことができるよう全身全霊で打ち込ませていただければと思います。

――作品内で〝オリジナル楽曲〟を歌唱する予定とのことですが?
とても楽しみです。木村淳さんの歌唱指導が独特なのですが(笑)。今まで自分の積み上げて来た歌唱等も尊重してもくださいながら、淳さんスパイスを加えてさらに剥いてくれますので、ここでまた変化も出来ると思うと楽しみです。第二回公演ではペンライト持って楽しまれているお客様もいらっしゃったので、曲にもよるとは思いますが、観劇される方々皆様にはご自由に楽しんでいただけると幸いです。

――今回の意気込みと、お客様へメッセージ
本当に大変な時代に入ってしまったと思います。舞台やライブは無観客での公演を余儀なくされ、更には公演自体の延期や中止が相次ぎ、現代を生きる我々にとって大変苦しい現実を突きつけられました。当たり前が当たり前じゃなくなった今、改めて我々人間がいかにお互いを思い遣って支え合えるか、どれだけ大切なのか、たくさん見えなかったことに気付かされたとも思います。どのような時期であろうと、またコメディであろうとも、そこに駆けつけてくださるたくさんの人々の期待や、また我々作品に向けた情熱だったりと、そこには誰もが日常を忘れられる思いやりの時間が詰まっていると思います。出演出来る事、心より感謝申し上げます。

《近藤頌利(劇団Patch)》
――出演が決定した今の感想
木村淳さんの演出作品に出せさせていただくのは2回目になります。
初めてご一緒させていただいたときにいただいたアドバイスを活かして、成長した姿を見てもらいたいです!そして、古家和尚さんが描く物語がとても楽しみです。
セリフなのかアドリブなのかわからないくらいリアルな会話を追求したいです!

――「兵動大樹」の印象は?
一度番組でご一緒した時に「こんなに喋りが面白い方がいるのか!」と衝撃を受けました。
なんでも拾ってくださるし、広げるし。そんな方と一緒にお芝居をできるのは楽しみです。舞台上じゃなくてもたくさんコミュニケーションを取りたいと思っています!

――W主演のもう一人、「桂吉弥」の印象は?
落語家さんですし、話のテンポや演じ分けなど学ばせていただくところがたくさんありそうです。実を言うと僕は落語が好きです。舞台稽古以外では、落語の質問をたくさんしてしまいそうです(笑)聞いてもらうのはおこがましいかもしれませんが、僕が練習した落語を聞いてもらえるような関係性を築きたいです!

――今回の意気込みと、お客様へメッセージ
はじめまして、劇団Patch近藤頌利です。
いつもお客様に元気になってもらいたいと思って全力で演劇を届けています。
大阪で生まれ育ちましたし、地元での公演は特別な想いがあります。やっぱり笑いには厳しいのかな?とプレッシャーもあります(笑)今のこのご時世ですし、生の演劇から離れている方もたくさんいると思います。その方々が観劇された際に、やっぱり生の演劇は面白い!ってまた思っていただけたら嬉しいです。
この作品を観劇した後、少しでもお客様の心が明るくなったら嬉しいです。
笑顔が増えるよう、皆様に届けます。劇場でお待ちしております。

《原案・演出・プロデュース 木村淳(カンテレ)》
緊急事態宣言が発出されているこの時期での情報解禁、そしてまだまだ先行きが見通せない不安定な状況下での舞台上演に関して・・・本当に悩んでいます。未だに〝答え〟がわかりません。
確かに、演劇で暮らしを豊かにはできません。娯楽で腹はふくれません。でも〝人生の一瞬〟を豊かに彩れる力ぐらいは演劇・娯楽にはあると信じて、前に進みます。思い切り笑えて、少し泣ける、日常を少しの間だけ忘れられる・・・そんな作品を届けます。
劇場にご来場くださるお客様に対してはもちろん、稽古場・楽屋周りとキャスト・スタッフへの感染対策を万全に整えて9月大阪そして10月姫路、劇場で皆様をお迎え出来ますようにキャスト・スタッフ一同心より楽しみにしております。