プレミア音楽朗読劇 VOICARION XIII『女王がいた客室』全出演者が決定!人気・実力を兼ね備えた豪華声優陣が集結!!

2021.07.14

東宝が贈るプレミア音楽朗読劇シリーズVOICARION(ヴォイサリオン) XIII(第13回公演)『女王がいた客室』の全出演者が決定!全公演出演の竹下景子を中心に、人気・実力を兼ね備えた総勢17名の豪華声優陣が集結した。
本作は、2020年に上演された作品のリベンジ公演という位置づけでもある。2020年2月27日初日だった本作。開幕前日2月26日に「大規模イベントの自粛」が要請され、公演2日目以降は全て中止となったが、急遽無観客上演&後日映像配信を決定。実際の客席は無人だったものの、Twitterで届いたメッセージを客席に1枚1枚貼り付け、公演を楽しみに待っていた人々の想いを感じながら上演した光景は、「不要不急」として軒並み公演中止を余儀なくされたライブエンターテインメント業界において大きな話題となり、「#心はクリエに」「#これはきっともう無観客じゃない」といったハッシュタグで注目を集め、各種メディアでも取り上げられた。
東京公演最終日にはシリーズ5周年を祝うアニバーサリーイベントを開催。そして11月には大阪でも上演する。

 

原作・脚本・演出 藤沢文翁 より ご挨拶

「夢が叶うホテル」が再び戻って参ります。思い起こせば、この作品はVOICARIONシリーズ最初の一作でございました。日本のブロードウェイとも言える日比谷のシアタークリエにおいて初めての朗読劇シリーズの幕開けに相応しい物語とは何だろう。どのような物語でお客様を迎えよう。何か「夢のある物語」がいい。でも「大人の人がうっとりするような夢」がいい。そして「クリエに相応しい高級感のある物語」がいい。色々と考えを巡らせてはみたものの、その答えは僕を育んでくれたヨーロッパの冬を覆う分厚い雲の先にあるような気がして、手をのばしても曇天が晴れることはありませんでした。それなら、気晴らしに旅へ出かけようとたどり着いたのが、日本・英国と合わせて第三の母国と言えるフランスのパリでした。以前、住んでいた実家はすでになく、旅人としてパリに降り立った僕は、常宿のル・ムーリスに宿泊しました。そこで、チェックインした瞬間に僕の想像力にまとわり付いていた雲は薙ぎ払われました。フランスは様々な亡命貴族を受け入れてきた国であり、このムーリスもそんなシェルターの役目をしたホテルの一つです。「ロマノフの没落貴族だけのホテルがあったらどうだろう?」「貴族であったことなど、全て忘れてしまったある日、本物の皇太后陛下が訪ねてきたらどうなるだろう?」「彼らの夢とは何だろう」次から次へと、イメージが湧き始め、部屋の中でイメージが消えてなくなってしまわぬように必死に書き続けたことを覚えています。音楽監督の小杉紗代さんも、この台本が出来上がってから、わざわざムーリスへ行き、僕が作品中で描いたパリの「黄金の夜景」を目にして作曲をしたと聞いています。こうして、旅のはてで完成したのが『女王がいた客室』です。そして竹下景子さんを中心に声優をはじめあらゆるジャンルのトップレベルが集結し、お陰様でVOICARIONの看板作品となりました。
2020年、待望の再演となりまして、チケットは完売し、あとはお客様を待つのみという開幕前日、「大規模イベントの自粛」が要請され、初日を除いて配信のみの公演となってしまいました。それでも全国のお客様から連日、多くのメッセージを頂き、僕たちはそれを座席に貼り付け上演を続けました。竹下景子さんをはじめ、全てのキャストが一度は客席に降り、メッセージに涙し、「ここにお客様はいる」と全力で演じきった姿を僕は一生忘れないでしょう。
そして、ついに今秋、この偉大なるホテルの扉が再び開きます。今回はVOICARIONにとっても5周年ということもありトーク&ライブの催し物もご用意いたしました。皆様のご滞在が最高のものとなりますよう、スタッフ・キャスト共に最高のおもてなしを致します。ご宿泊、お待ち申し上げております。ご予約はお早めに……。