花岡すみれ 椙山さと美
2017年に開催された第63回全国高等学校演劇大会で文部科学大臣賞(最優秀賞)に輝いた兵庫県立東播磨高等学校の『アルプススタンドのはしの方』(原作:籔 博晶)を、2019年に浅草九劇にて奥村徹也演出で舞台化。更に、2020年には城定秀夫監督による映画化が実現し全国公開された。2021年1月には「原作の演劇が見てみたい!」というたくさんの声にこたえる形で、高校演劇の原作戯曲で“関西弁”“標準語”の2チーム編成で上演した。
これに続く【高校演劇 リブート企画】の第二弾として、2019年に開催された第44回四国地区高等学校演劇研究大会にて文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞した、徳島市立高等学校『水深ゼロメートルから』(脚本:中田夢花)の戯曲を、演出にEPOCH MAN主宰・小沢道成を迎え、11月3日より「劇」小劇場にて上演する。
この度、オーディションにて女子高生役4名のキャストが選出された。
出演の座を射止めたのは、雑誌「nicola」専属モデルとしての活躍を経て近年は映画「L♡DK~ひとつ屋根の下「スキ」がふたつ~」や様々なCMに出演、舞台初挑戦の濵尾咲綺、週間少年「サンデー」の表紙・巻頭にも抜擢され、浅野いにお原作の話題映画「うみべの女の子」が現在公開中の宮﨑 優、第二次世界大戦中の沖縄をテーマにした舞台「清らかな水のように~私たちの1945~」出演の仲吉玲亜、「俺の話は長い」「ハケンの品格」「ボイスⅡ 110緊急指令室」など話題のドラマに多数出演の花岡すみれ。今後のブレイクが期待されるフレッシュな4名が、自分の性別や立場に悩みや葛藤を抱える女子高生役に体当たりで挑戦する。さらに、彼女たちの先生役を、ドラマ「浦安鉄筋家族」や舞台 別冊「根本宗子」の「墓場、女子高生」など人気の作品に出演し高い評価を集めている椙山さと美が演じる。
女性として生きていくこと、ジェンダーギャップといったテーマを、登場人物が女子高生であることにより爽やかな青春物語として表現している作品となっている。
濵尾咲綺 コメント
この度、舞台「水深ゼロメートルから」で出島こころ役を演じさせて頂くことになりました。
私は今回の舞台が初舞台で右も左も分からない状態なのですが、こころとして、環境や自分に対しての葛藤、心の中の違和感などを、高校生なりに必死にもがいて今を生きている…そんな姿を高校3年生である私が等身大で表現していけたらなと思います。
今、誰もが環境の変化に苦しんでいる時ですが、観てくださった方々に前に進む勇気をお届けできるように、これからチームのみなさんと精一杯頑張ります!!是非お越しください!!
宮﨑 優 コメント
チヅル役を演じさせて頂きます。宮﨑 優です。
私は舞台経験がほとんど無いのですがこの高校演劇から話題になった素晴らしい作品に選んで頂き、嬉しい気持ちで一杯です。
チヅルは私の幼少期と考え方や行動がとても似ていて、本を読んでいても共感できる部分が沢山ありました。私の経験も活かして、私にしかできないチヅルを演じていきたいと思います。
仲間たちと最後まで全力で駆け抜けていきますので、宜しくお願い致します!
仲吉玲亜 コメント
この度「水深ゼロメートルから」に参加させて頂きます、ミク役の仲吉玲亜です!
この作品はどこにでもいるような女子高生の話で、演じていても観ていてもすごく楽しく、高校生にとって親しみやすい作品になっていると思います。
ですが、みんな何か悩みを抱えていたり、自分の中で隠してる想いがあります。
その悩みや想いを4人がぶつけ合う時に出る言葉にすごく大事な意味や大切な想いがこもっています。
その言葉が観てくださるみなさんに伝わって何かの後押しや励みになるといいなと思います!
精一杯頑張りますのでよろしくお願いします。
花岡すみれ コメント
ユイ役を演じることになりました、花岡すみれです。
私自身、台本を読んだ時に「これは私の話だ」と思ったほど、多くの方とリンクする部分がある作品だと思います。
「男」「女」というどうする事も出来ない括りに対して、でもどうにかしたいと悩む少女達の姿を観て、少しでも皆さんの青春時代を肯定することが出来たら嬉しいです。
このご時世、思い切りやりたい事に取り組めず、新しい事をするのにも勇気がいる状況です。
しかし私にとっては、初めての舞台という大きな挑戦になります。
生で観る舞台だからこそ伝えられる事があると信じて、精一杯取り組みます!