劇団東京夜光『悪魔と永遠』初日開幕!舞台写真、川名幸宏コメント到着!

2022.02.07

‒‒‒2022年晩冬に描くは、「ある男の、罪と、罰と、それからの話。」

2022年2月に東京・下北沢 本多劇場にて、劇団 東京夜光新作公演『悪魔と永遠』が開幕した。東京夜光として活動4年目にして、初の本多劇場進出公演となる。

主演に東出昌大を迎え、確かな演技力で舞台から映像まで目覚ましい活躍を続ける尾上寛之、劇団40ドル50セントでの活動に裏付けされた力強さと瑞々しさを併せ持つ前田悠雅、舞台上で圧倒的存在感を誇る個性派俳優村上航に加え、演出家川名幸宏の絶大な信頼のもと、東谷英人、砂田桃子、吉田多希、中西良介、藤家矢麻刀が出演!

作・演出の川名幸宏の熱烈なラブコールにより実現した俳優陣を迎え、今を生きる本質を問う意欲作。
2020年。コロナ禍で劇団化を果たした今勢いのある劇団東京夜光の新作公演に注目だ。



 

作・演出 川名幸宏 初日開幕コメント

東京夜光『悪魔と永遠』本多劇場で無事に初日が開きました。
このご時世に“無事に”ということが、本当に尊くて奇跡で、ここまで一緒につくってくださった皆さんに感謝です。
東出昌大さんを迎え、罪と罰とそれからの物語。全員で何かをさらけ出し、魂を削ってつくりました。演劇はいつでもそうですけど、今しか生み出せない、触れられない、体感できない作品になりました。このようなご時世ですが、もしよろしければぜひ目撃しにいらしてください。

 

ものがたり

春の決算から解放された高揚感が鞍馬正義(東出昌大)を夜の街に駆り立てた。
朝方、クラブで知り合ったマリア(前田悠雅)と名乗る女性にビルの屋上へ連れてこられた。‟一緒に”飛びたいらしい。なんだか楽しいし、頭もうまく回らないし、今日だったら飛べる気もしてきた。― 全てを失った。
心中して自分だけ生き残ったらしい。4年の刑を終え、足場鳶として働き始める鞍馬。ただあの日から、幽霊になったマリアがずっとついてきて語りかける。「あんた悪くないよ」と。







 

写真:宮川舞子