音楽劇「クラウディア」12万人を動員した地球ゴージャス伝説の作品が、豪華キャストを迎えて18年振りに復活!!

2022.02.25

(上センター)湖月わたる(左列上から)新原泰佑、田村芽実、甲斐翔真、小栗基裕、中河内雅貴、上山竜治
(右列上から)平間壮一、大野拓朗、門山葉子、廣瀬友祐、美弥るりか

地球ゴージャスが描く愛の物語が18年の時を超えて蘇る―!

「クラウディア」は、岸谷五朗・寺脇康文が主宰する演劇ユニット「地球ゴージャス」によって2004年に初演され、2005年には地球ゴージャス10周年記念の際にアンコール上演された。岸谷五朗の「反戦三部作」の第1作目で、桑田佳祐が書き下ろした「FRIENDS」ほか、サザンオールスターズの数々の楽曲で綴るジュークボックスミュージカル。約12万人の観客を動員した伝説の作品、そして再演を熱望する声が多かった本作が、18年振りに復活する!
脚本・演出を手掛けるのは、前回に引き続き、地球ゴージャス主宰の岸谷五朗。“愛を禁じられた世界で芽生えた、二つの恋の物語”を現代版として昇華することで、これまでの公演とは一味違う新たな息吹をもたらす。さらに、過去の公演ではファッションデザイナーの山本寛斎氏が衣裳を手掛けたことも大きな話題となったが、寛斎氏亡き後、そのクリエーションを引き継いだ山本寛斎事務所が再び衣裳デザインを担当。豪華スタッフ陣が再結集し、装いを新たに、よりパワーアップした「クラウディア」が届けられる。

 

オール新キャストで、才能と実力を兼ね備えた気鋭の若手俳優らが参加

禁じられた愛に翻弄される「根國」の剣豪・細亜羅(ジアラ)を、日米に拠点を置き、ハリウッド進出を目指しながら日本での仕事も精力的に行い、ブロードウェイミュージカル「プロデューサーズ」の好演は記憶に新しい大野拓朗と、2021年に日本初演ミュージカル「October Sky-遠い空の向こうに-」で単独初主演を務めるなど若手ミュージカルスターとして注目される甲斐翔真が務める。一方、細亜羅と対立する「幹國」の長・毘子蔵(ヒコゾウ)を務めるのは、華やかな存在感と歌唱力で、大作ミュージカルに続々と出演し人気を誇る廣瀬友祐と、アメリカ最大級のダンスコンテストで2年連続優勝を果たしたダンスパフォーマンスグループs**t kingz(シットキングス)で活躍するOguriこと小栗基裕。さらに、タイトルロールとなるクラウディアは、圧倒的な歌唱力と豊かな表現が評価され着実にミュージカル女優としての地位を築きつつある田村芽実と、ディズニー映画「ライオン・キング」のヒロイン、ナラ役の吹き替えに抜擢され、話題の2.5次元舞台で人気キャラクターを務めるなど、多方面でその歌声が認められる門山葉子が務める。
また、「幹國」一の女戦士であり、男性からも一目置かれる存在の織愛オリエを、宝塚歌劇団退団後も中性的な魅力を活かし、舞台のみならずファッションやビューティー面でも活躍する美弥るりか、「根國」の長・ヤンを、「レ・ミゼラブル」のアンジョルラス役ほか、数々の舞台や映像作品に出演する上山竜治と、パフォーマンス力の高いダンサー・俳優として名作ミュージカルの出演が続く中河内雅貴、両国に恐れられている龍の子を、持ち前の運動力と身体表現でダンスやアクションを得意とし、着々と主演作品での活躍も続けている平間壮一と、幼少期からダンスや振付に精通し「男子高生ミスターコン 2018」にてグランプリを受賞、オーディションで役をつかんだ、今、最も活躍が期待される若手俳優、新原泰佑、物語の世界を司る神・神親殿(カシンデン)を、元宝塚歌劇団星組トップスターにして長身を活かしたダイナミックなダンスで海外にも活躍の場を広げる湖月わたるが務める。
現代の若者たちが紡ぐ悲劇の愛を、岸谷五朗演出のもと、次世代のミュージカル界を担う若手俳優たちが演じる。さらに、歌・ダンス・殺陣をふんだんに取り入れ、壮大なスケールで創り上げる新星「クラウディア」に期待は十分だ。

 

あらすじ

愛を禁じられ、戦いに明け暮れる「根國」と「幹國」という2つの民族しかいない世界。
神親殿という神が定めた絶対の掟に背いて、二つの恋が芽生えた。
民族を超えて密かに育まれる愛と、自覚せぬままお互いを想い合う愛。
二つの愛はやがて、その「世界」そのものを揺るがすことになっていく・・・

 

脚本・演出:岸谷五朗コメント

瞳を閉じれば・・・
18年という長い年月が砂に舞い、あの熱い舞台が昨日のように鮮やかにかたどられ蘇る、アドレナリンが上がりまくる!「愛する」事を取り上げられた人類がもがき、苦しみ、「人間の芯」を追求しながら、命を懸けて「真実」を見つけていく。世界の情勢は皮肉にも18年前に訴えた作品テーマ<反戦>を全く古くさせない。
「武力でのオドシアイ」がより強く席巻している昨今、正に2022年の今だからこそ上演されるべき演劇であると確信しています。コロナで落ち込んでる演劇界をサザンの音楽と共に、素晴らしき俳優達が肉体表現の限界まで追求し、真のエンターテイメントの確立を目指します!
脚本を2022年版に全て書き直し、新たな美術、新たな振り付け、新たな演出で、お客様の前に蘇る新生「クラウディア」!
是非、劇場にお越しください!お待ちしております。