待望の新作「鎌塚氏シリーズ」第6弾!
豪華列車を舞台に繰り広げられるスクリューボールコメディ!?
2022年7月16日(土)~8月7日(日)本多劇場にて『鎌塚氏、羽を伸ばす』の上演が決定した。
東京公演後は、富山・愛知・島根・岩手・新潟・大阪と全国へ巡演する。
本作は三宅弘城が主演を務め2011年から定期的に上演している人気シリーズ「鎌塚氏シリーズ」の第6弾となる新作。今回はヒロインに「鎌塚氏、腹におさめる」で登場した推理好きの令嬢、綿小路チタルを演じた二階堂ふみが再登場し、豪華列車を舞台に、鎌塚アカシとともに、難事件に挑戦する。断崖絶壁、長い鉄橋、なぜか危険な場所ばかり走る列車を舞台に展開する、スクリューボールコメディ(&少しミステリー)『鎌塚氏シリーズ』第6弾に期待が高まる。
『完璧なる執事』として名高い・鎌塚アカシ役に「鎌塚氏」シリーズで第一弾から主演を務め、ドラマ『サ道』(テレ東)の偶然さんや『みいつけた!』(Eテレ)でのみやけマン、また今年再結成した「グループ魂」のドラマーなど様々な世代から幅広く支持されている三宅弘城。本作のヒロイン 綿小路公爵家当主・綿小路チタル役には、シリーズ2度目の出演で、大河ドラマ『西郷どん』、連続テレビ小説『エール』、『プロミス・シンデレラ』(TBS)など記憶に残る歌声と演技で魅了し続ける二階堂ふみが決定した。
綿小路家庭師見習い・真鍋リョウスケ役には、バンド・インナージャーニーのドラマー、俳優、ファッションモデルと様々な顔を持ち、本年は映画『嘘喰い』に出演、今回が舞台初挑戦となる櫻井海音。ノギクの従者・宇佐スミキチ役に倉持裕・長塚圭史・河原雅彦など多くの演出家から支持され、「鎌塚氏シリーズ」には第一弾から参加、倉持作品には欠かせない俳優玉置孝匡。裏の顔は詐欺師、実業家・柳平トクジ役に芸人・ミュージシャン・文筆家と多ジャンルで活躍し、第55回ブルーリボン賞新人賞、第22回東スポ映画大賞新人賞を受賞、劇場版『きのう何食べた?』に出演するなど演技力に定評のあるマキタスポーツ。クイズ好きの侯爵夫人、諏訪ノギク役に「鎌塚氏」シリーズ初参加で、舞台『夏の砂の上』(11月公演)、映画『土を喰らう十二ヵ月』、ドラマ『恋せぬふたり』(NHK)などシリアスな役からコミカルな演技まで唯一無二な存在感を持つ西田尚美が出演。個性豊かなキャストが集結した!
ひと癖もふた癖もある6人のキャストがお届けする、待望の「鎌塚氏シリーズ」第6弾!
今回は豪華列車の中で繰り広げられる難事件。果たしてアカシは難題を解決し無事に犯人を捕まえられるのか!?
コメント
作・演出/倉持裕
思い返せば、コロナといえば車かエアコンぐらいしか思い浮かばなかった時代に、最後に打った芝居が、前作『鎌塚氏、舞い散る』であった。はたして今、またあの頃のように喜劇が作れるのか、という不安が一瞬よぎったが、そもそも、このシリーズの一作目『鎌塚氏、放り投げる』を発表したのは東日本大震災の直後であった。ここでもう一度、「こんな時こそ喜劇を」という、当時の気概で臨みたい。
今回の舞台は豪華寝台特急。となれば、列車はブレーキが壊れて暴走するだろうし、途中の橋はきっと崩れているだろう。そうした期待に一つ一つ応えていきたいと思う。
三宅弘城
完璧なる執事、鎌塚アカシが帰ってきます。
シリーズ4作目「鎌塚氏、腹におさめる」で二階堂ふみさんが演じた綿小路チタルと共に。
今作が初舞台、そして私と同じくドラマーでもある櫻井海音さん、明らかにひと癖ありそうなマキタスポーツさん、気品溢れる西田尚美さん、常連の玉置孝匡さん、今回もワクワクするメンツが揃いました。5作目の壁を越えた今、次は10作目を目指しますんで!
二階堂ふみ
大ファンだったシリーズに、久しぶりに参加させて頂くことが決まり感激しております。
倉持さんのセンス溢れるユーモア、鎌塚氏演じる我らが座長三宅さんの俊敏さが創り上げる、オリジナリティ溢れる“鎌塚氏シリーズ”
前回出演させて頂いた『鎌塚氏、腹におさめる』から5年。少し大人になったチタルとして全力で鎌塚氏を困らせたいと思います。よろしくお願いします!
櫻井海音
今回が舞台初挑戦となりますが、人生初舞台がこの鎌塚氏シリーズで飾れることを光栄に思います。
これまでのシリーズ作を拝見し、より身が引き締まる思いと、この中に自分が参加できるというワクワクで気持ちが昂っています。今できる表現を全てぶつけて皆さんの足を引っ張らないように頑張りたいと思います。初めてのことばかりで不安もたくさんありますが、共演者、スタッフの皆さんと素敵な舞台を作り上げられたら嬉しいです。
玉置孝匡
シリーズ第一弾から、鎌塚氏に何かとちょっかい出したり、時には手伝ったり共に闘ったり…、敵なのか味方なのか?
良きライバルと勝手に、一方的に思い込んでいる執事、スミキチ役で出演させていただいております。シリーズに継続して出させていただけてとても嬉しいです!貴族社会で活躍するとても上品な執事の物語ですが、意外とアクションシーンがあったりして、体力が必要です。夏の上演に向けて、今から身体を作っていきます!夏が楽しみです!
マキタスポーツ
この度、鎌塚氏シリーズに出演することになりましたマキタスポーツです。本作に出るために、上京し、一万人規模のオーディションをくぐり抜け、演出家の厳しい指導を耐え忍び、やっとのことで掴み獲った役です。はい、もちろん嘘です!でも、今回は「鎌塚氏、羽を伸ばす」。このような情勢ではありますが、皆様も羽を伸ばしに劇場にいらしてください。お客様に会えることを楽しみにしております。それは本当です!
西田尚美
鎌塚氏、大好きなんです。毎シリーズ楽しみで観に行っていた作品に、まさか自分が出られるなんて…震えます。舞台を観るのはとても好きなのに、立つことはとても怖いです。台詞覚えられるのだろうか…。不安はたくさんありますが、あの世界に自分がいるのを想像すると畏れ多くもニヤけてしまうのです。私は一体どんなキャラクターになるのでしょうか。三宅さんはじめキャストの皆さんとのお稽古、今からすごく楽しみにしています。今まで観て来られた方にも、初めて観る方にも楽しんでいただけるように頑張ります!
ストーリー
『完璧なる執事』として名高い鎌塚アカシ(三宅弘城)は、密かに思いを寄せていた女中の上見ケシキに失恋したことから、すっかり元気をなくし、それを見かねた主人から休暇を言い渡された。
しかしこれまで仕事一筋だったアカシは休み方を知らない。どうしたものかと途方に暮れていたところ、ひょんなことから豪華寝台特急『アルビオン』の切符が舞い込んできた。自分には分不相応だと迷いながらもアカシは乗車する。
と、その車内で、かつて仕えていた綿小路家の令嬢チタル(二階堂ふみ)と再会を果たす。チタルは若くして両親を亡くしていた(『鎌塚氏、腹におさめる』より)。そんなチタルの従者は憂い顔の若い青年、真鍋リョウスケ(櫻井海音)。聞けば、彼はつい先日綿小路家で起きた殺人事件の犯人として容疑をかけられているという。名家の令嬢でありながら探偵に憧れているチタルは真相究明に燃えている。
この列車に乗り込んだらしい真犯人をつきとめるべく、アカシに協力を要請する。本音を言えば休息が苦痛だったアカシは、結局乗客の身辺調査を開始する。
裏の顔は詐欺師、実業家・柳平トクジ(マキタスポーツ)や、クイズ好きの侯爵夫人、諏訪ノギク(西田尚美)など、ひとクセもふたクセもある乗客や、アカシとは旧知の仲、宇佐スミキチ(玉置孝匡)など、賑やかな登場人物が入り乱れ、またしても面倒な騒動に巻き込まれていくアカシ。そして、列車の中でも第二の事件が勃発!
疾走する列車の中、アカシの活躍によってハッピーエンドの大団円を迎えることができるのか、果たして、結末はいかに―――!