「青空は後悔の証し」
男たちは窓の外を語り、女たちは窓の中にいる男たちをみている。
岩松了最新作「青空は後悔の証し」が5月東京シアタートラム、6月大坂シアター・ドラマシティで上演決定!
株式会社明後日ではこれまでに本多劇場での「日の本一の大悪党」(2016年)を皮切りに、芝居噺「名人長二」(2017年)、「またここか」(2018年)、芝居噺弐席目「後家安とその妹」(2019年)、「業者を待ちながら」(2019年)、「asatte FORECE 」 (2020年) などの舞台公演をプロデュース。小泉今日子、豊原功補、森岡龍といった俳優の初演出、また坂元裕二の初戯曲描き下ろしなど新たなチャレンジの場としての明後日を目指してきた。
そんな明後日の最新作は、憧れであり、念願でもあった岩松了氏の新作書き下ろし、演出作品となる。出演は岩松作品常連、昨年だけでもテント芝居から大劇場まで5本の舞台出演の風間杜夫をはじめ、脚本家、演出家、映画プロデューサーもつとめる豊原功補、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍の石田ひかり、岩松作品は14年ぶりとなる佐藤直子、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」にも出演、若手注目株の小野花梨といった実力派かつ個性豊かな5人で届けられる。
ストーリー
その部屋の窓は広い。
窓からは建築途中の青空にのびる建物の尖塔が見えた。
パイロットを退職したロウ(風間杜夫)とロウの息子ミキオ(豊原功補)とその妻ソノコ(石田ひかり)は以前は同居していたが三年前に別居し、今は家政婦の玉田(佐藤直子)がロウに仕えている。
ロウはパイロット時代にスチュワーデスとして働いていた部下、今は郊外で小さなレストランを営んでいる野々村と
いう女性と久々の再会を楽しみにしていた。当時ロウは人間関係に疲れていた野々村を励まし、救いの手を差し伸べたことがある、いわば善行の思い出だった。ところがその再会を前にしたある日、野々村のレストランで働いてるという若い女(小野花梨)が訪ねてきて…。