パルコ・プロデュース2022『てなもんや三文オペラ』│主演・生田斗真の恋人役にウエンツ瑛士!? 個性派揃いのキャスト陣&メインビジュアル解禁!

2022.04.05

戦後の混沌とした大阪。たくましく生きるアパッチ集落を舞台に、
一筋縄ではいかない個性派俳優たちが勢揃い、盛大な宴が始まる!

6月8日(水)からの東京・PARCO劇場での開幕を皮切りに、福岡・大阪・新潟・長野でも上演される舞台、パルコ・プロデュース2022『てなもんや三文オペラ』。鄭義信が作・演出を務める本作の原作『三文オペラ』は、1928年に初演された、差別と貧困・資本主義社会を痛烈に風刺した音楽劇の名作。これまでも様々な演出家・キャストによって上演されてきた『三文オペラ』だが、鄭が選んだ今作の設定は、1950年代の大阪。原作の舞台・ロンドンの貧民街は、第二次世界大戦で破壊された大阪砲兵工廠(現在の大阪城公園・森ノ宮地域にあった大規模な兵器工場)の跡地に置き換えられる。その名も『てなもんや三文オペラ』!<戦後>をかけぬける、アウトローたちのパワーと、<生きる>ことへの貪欲さ。<戦争>を背負いながらも、逞しく生き抜いてきた当時の人間模様を重ね合わせる。そんな舞台で主人公・盗賊団のボス、マック(通称:マック・ザ・ナイフ)を演じる生田斗真をとりまく、個性あふれるオールキャストおよびメインビジュアルが決定した!

生田と対立関係にある「乞食の友商事」社長・ピーチャム役には、凶悪で狡猾な役柄からお人よしで生真面目な役まであらゆる役柄をこなすベテラン、渡辺いっけいと、その妻シーリア役には、映画「焼肉ドラゴン」や舞台「パーマ屋スミレ」でも鄭作品への参加経験があり、第20回読売演劇大賞優秀女優賞も受賞している根岸季衣。

実はマックの古くからの盟友でありながら、ピーチャムに脅され、マックを逮捕しようとする警察署長のブラウン役には、こちらも硬軟自在に舞台・映像で活躍する福田転球。

マックの昔なじみでありながら、ピーチャムにそそのかされてマックを裏切る”娼婦”のジェニーに、『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャン役が印象深いミュージカル俳優の福井晶一、ブラウンの娘でマックの子を身ごもっているルーシー役には、一度観たら忘れられないインパクトで、幅広く活躍中の平田敦子など、実力派個性派のベテラン俳優たちが勢揃いとなった!

生田斗真のお相手 “ヒロイン役” には舞台初共演となるウエンツ瑛士が決定!
原作版では女優が演じる役で、結婚式・ラブシーンも・・・

独自の世界観で人間模様を描き出し見事な手腕を発揮する鄭義信が、今回の『てなもんや三文オペラ』でも舞台を昭和30年代の大阪に移し、大胆な翻案を試みた本作。中でも特筆すべきなのが、原作では、ピーチャムの一人娘・ポリーという女優が演じる役を、一人息子・ポールという役に置き換える点だろう。そのポール役に、映画、舞台、テレビドラマ主演など、本格的な俳優のキャリアを持ち、現在上演中のミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』で主人公の双子を演じるウエンツ瑛士が決定!生田演じるマックと対立する「乞食の友商事」の社長・ピーチャムの息子で、マックの恋人であり、結婚までするポールを、ウエンツ瑛士がどう演じるか注目だ。

生田とウエンツとは、お互いが小学生のころNHK教育テレビ番組「天才てれびくん」で共演して以来の朋友。ウエンツは「生田斗真とは、小学生の時から学校の友達とは別のかたちの絆がある。『てれび戦士パワーみせようぜ!』と連絡をもらい、喜びと同時に、彼の座長としての責任感を学び、少しでも彼の力になれるように、一緒に引っ張っていけるように頑張りたいという気持ちになりました」と意気込みを語った。

一方の生田も「時を経て、大人になって、一人の俳優同士として再会できるのはうれしい。こんな未来って想像してしなかったなというドキドキ感もありますし、まさかの恋人役です(笑)。でも、古くからの友人でもありますし、遠慮なくぶつかっていけるんじゃないかなと思います。この舞台が上演されること、本当に本当に楽しみに、この日を心待ちにしていました」と、お互いに気合は十分で、舞台上で息の合ったパートナーぶりにも期待が高まる。

 

「人生は短い★金は少ない」
たくましさや、エネルギッシュな人間味があふれる“濃すぎる!?”
メインビジュアル解禁!

オールキャストの発表に合わせて、メインビジュアルも解禁(本記事のTOP画像)。戦後の混沌とした世界の中でもたくましく、あつかましく、エネルギッシュに生きていたあの頃の人たちをイメージし、ギラギラと濃すぎる仕上がりに。音楽劇ならではの賑やかさや華やかさも感じられメインビジュアルとなっている。本番の衣裳や舞台セットはどのようになるのか…、その答えは劇場で!