“今月の”優先順位高めです【2022年5月号】

2022.05.01

優先順位高め

5月です。新しい環境になった方も徐々に慣れてきた頃でしょうか。ゴールデンウイークもその後も、公演盛りだくさんです。みなさまの観劇のご参考になれますように、今月の「優先順位高めです」です。

俳優・日高ボブ美の優先順位高め!

毎度お邪魔しております、日高ボブ美です〜。この記事を書くようになってから、私が観たい芝居はどれなのか、自分自身の頭が整理されてとてもありがたい企画だなと思っております。今月も私の頭の中を覗いていってくださいませ!

さて、今月も山ほど観たい芝居があったのでザクザクいきます!

まずは!2年前にコロナ拡散防止のためやむなく幕を開けることができなかった、「お勢、断行」。フライヤーを見た時点で絶対行くと思ってました。ビビッドで艶やか。そして私が大好きな先輩方がたくさん。今回こそはツアーの最後まで全公演開催できることを心から祈っております。
そして、私も前にお世話になりました、20歳の国「ホテル」。みなさん!4年ぶりの20歳の国ですよ!待ってました!私が出演したのは5年前。高校生役をやったのが懐かしい。。青春だったあの頃とは違う、でも作演の石崎竜史さんらしい部分も残しつつの作品になるのでしょうか。期待です!
お次は、別冊コンプソンズvol.1「ビニール」。作演に劇団「地蔵中毒」の大谷皿屋敷さんを迎え、コンプソンズ劇団員の星野花菜里さんがプロデュースをしているそう。去年、劇団「地蔵中毒」に出演させていただいた際に本気でこの人たちの芝居はもちろん良い意味で真似できないと思った、佐藤一馬さんと三葉虫マーチさんもご出演。みなさんにも注目してほしい。(もう注目されてるけどもっとだ!!!)

さて、何かと勝手にコーナーを作りがちな私です。
《再演祭!1度でも2度でも何度でも》
ということで、5月は再演も豊富なのでご紹介します!
小松台東「シャンドレ」。初演を観劇いたしました。前回はアゴラで公演をしておりましたが、今回は星のホール。劇場が変わることで雰囲気もグッと変わる予感なので初演を観た方でも楽しめそう。男性4人芝居、渋いし情けないし切ないしギュっと詰まっております。
Mo’xtra Produce「グリーン・マーダー・ケース/ビショップ・マーダー・ケース」。こちらは「グリーン・マーダー・ケース」が再演、「ビショップ・マーダー・ケース」が新作となっております。私は初演を観ていて、ミステリーとか正直あまり興味ないのですが、この作品は食いつくように最後まで観ていました。私をこんな気持ちにさせたのは初めて!新作も期待大!
ホエイ「ふすまとぐち」。2010年が初演とのことで、私はまだ観れておりません。ホエイを初めて観たのは「喫茶ティファニー」。それからというものホエイが気になってしょうがない。楽しみです!

最後にまだ観たことないけど気になる団体で締めます!右マパターン「気にするエンゲル孫数」
では!最後まで読んでいただきありがとうございました!

日高ボブ美
俳優。劇団献身「最悪な大人」に出演が決定しました!7/13〜7/18@新宿シアタートップスです!憧れだったシアタートップスにボブ美ついに上陸です!
Twitter:@bob000bob

俳優・田代明の優先順位高め!

5月に私が観に行きたい舞台、一つ目は舞台「奇跡の人」。アニー・サリヴァンを演じる高畑充希さんはサリヴァン先生を2014年に、その前にはヘレン・ケラーを2度演じております。初参加の平祐奈さんと、奇跡の人玄人とも言えるの高畑さんがどのような作品を作り出されるのかわくわくしてます。
二つ目は劇団四季「ノートルダムの鐘」アンサンブルの皆さんが様々な役割を担うのもこの作品の好きな所です!また、クワイヤと呼ばれる聖歌隊が常に存在し、その歌声で荘厳な空気を舞台上に漂わせます。大人がハマるミュージカルとの呼び声高い今作は、最高の音楽と共に、美しさや醜さ、正しさや罪とは果たして何なのか、という事を私達に問いかけてきます。
三つめは、ミュージカル「RENT」来日公演。25周年を迎えたレントが4年ぶりに日本に来日します。個人的に、RENTに触れる機会は多かったのですが海外キャストによる公演はまだ観た事がなかったので、この機会に観に行きたいなぁと思っています。
5月病を吹き飛ばすようなエンタメの数々、今月も劇場に足を運びまくりたい今日この頃です!

田代明
女優。秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」劇団員。東京藝術大学声楽科卒業。「お芝居の素敵なミュージカル女優さん」と言われる為に、日々いろんな作品を勉強中。そしてシンプルな観劇オタク。
Twitter:@Akari4_50

演劇ジャーナリスト・徳永京子の優先順位高め!

コロナ禍前を思い出すくらい公演が多い5月、どれも無事に開催されますように。

アドバイザーを務めているせんがわ劇場演劇コンクール、ありがたいことに、応募団体のレベルが年々上がり、ファイナリストの選考が大変になっているのだけれど、今年の顔ぶれもやはりすごい。本番の2日間、審査することを考えると悩ましいことこの上ないが、観客としては期待と興奮しかない。

せんがわ劇場絡みになるが、昨年、オーディエンス賞を受賞したオパンポン創造社の『贅沢と幸福』、受賞作品を楽しめなかった私なので、もう一度しっかりこの劇団を見つめたい。大阪拠点の団体なので、本来なら遠征しなければならないはずが、こうして東京で観られるのはありがたい。コンクール作品で私が気になった点は、さあ、どうなっているだろう。

シアターモメンツ『Le Petit Prince -わたしと小さな王子さま-』は、シェイクスピアの『マクベス』に新聞紙、安部公房の『パニック』にトイレットペーパーなど、作品ごとに選んだ特定の小道具を心理描写や物語のテーマに合わせて徹底的に使い倒すモメンツが『星の王子さま』に取り組む新作。3月半ばに行われたプレビュー+感想会に参加させてもらったのだが、参加者(長く観続けている人達)が鋭い意見を遠慮なく言っていて、こういう観客がいる劇団はまだまだ伸びるはずだと思った。

演劇作品ではないが、岸田國士戯曲賞を受賞した山本卓卓のドラマ・インスタレーション『オブジェクト・ストーリー』も楽しみ。椅子や階段やエスカレーターなどの物語が、それら自身の言葉で語られるそう。山本の戯曲は、オープニングから延々と続く語りの発信者が椅子だったこともあり、物が語られるのではなく物自身が語る物語が彼の手によって書かれるのは、ごく自然なことなのだ。

日程は前後するが、最後に、明後日プロデュース『青空は後悔の証し』を。特定の劇作家や俳優を全面的に応援する、いわゆる“推し”の感性を持たない私だが、それでも岩松了は「上演されれば必ず観る」と決めている数少ない劇作家のひとり。岩松の世界を俳優として体現もしてきた小泉今日子が、自身の手で初めてプロデュースする岩松作品であれば、これは私にとってマストの2乗案件。しかも、名作『羊と兵隊』の女中役など、数々の岩松作品でキーパーソンを演じてきた佐藤直子が久々の出演となればなおさら。

徳永京子
ひとつの作品についてだらだら考えるのは悪くないと最近は思っていて、上演期間が終わった公演でも感想をつぶやくことに前向きです。
Twitter:@k_tokunaga

ライター・岩村美佳の優先順位高め!

出戻ってまいりました! 今月から再び参加させていただきます! 5月は、上演決定時から楽しみにしていたミュージカル『四月は君の嘘』が、2020年の上演中止を経て、ようやくお目見えすることにワクワクしています。そもそもの出会いは2014年、深夜に作業をしながら流し見していたアニメ放送。引き込まれて、流し見ていられなくなりました。2017年の舞台化の際も足を運びましたが、ついミュージカルになります。やはり、漫画やアニメでハマった作品が舞台になるのは独特の高揚感がありますね。素晴らしい物語、今をときめく豪華で魅力的なキャスト、フランク・ワイルドホーンの楽曲。どんな演出と舞台美術のなかで、あのキャラクターたちが息づくのか楽しみです。そして、シアタークリエにピタリとハマりそうな『THE 39 STEPS』と、宝塚月組公演『ブエノスアイレスの風』にも期待しています。どう考えても面白そうな要素しか思い当たらない『THE 39 STEPS』。平方元基さんの単独初主演を祝し、ハイパーコメディーを体験しに参ります。『ブエノスアイレスの風』は、1998年に紫吹淳さん主演で初演、2008年に柚希礼音さん主演で再演と、宝塚きってのダンサー達が繋いできた名作。作・演出の正塚晴彦さんが描く人間ドラマと、劇中のタンゴが見どころです。次代の宝塚を担うおひとりで、ダンスの名手でもある、暁千星さん主演で上演と聞いて、これは観たい!とテンションが上がりました。

岩村美佳
ライター。フォトグラファー・ライター。初観劇は小学生の時に観た宝塚。ミュージカルを中心に色々と観劇しています。配信観劇も存分に楽しめるようになりました。超絶猫好き。
Twitter:@nyanyaseri

ライター・中川實穗の優先順位高め!

今月はとにかくまずイキウメ『関数ドミノ』が楽しみです。私はイキウメ作品は問答無用でチケットを買う人間なので、イキウメを観たことない方はぜひ一度、イキウメの世界を、劇場で、めっちゃ堪能してほしい!という気持ちでいっぱいです。観た後はなんというか、面白い小説を読んだ後みたいな感覚になります私は。あと男性に「舞台が観てみたい」と相談されたときにイキウメを勧めることが多いです。今作は2005年に初演された作品なのですが、作・演出の前川知大さんがSNSで「今回のはあるテーマを作品に持ち込んだバージョン違いという趣」と書かれてていたのでさらに楽しみです。
そして『お勢、断行』。2020年からずーっと待っていました。江戸川乱歩「お勢登場」に登場する悪女・お勢を主人公に、倉持裕さんが全く新しい物語でつくり上げる作品。お勢は倉科カナさんが演じます。倉科さんは、演出家や共演者の方に絶賛されているのを本当によく聞く方です。このタッグでどんな作品になっているんだろうってもう2年以上思っているので、いよいよ観られるのかと思うと胸が高鳴ります!
そして、同じく「待っていたよ!」なミュージカル『四月は君の嘘』、あの戯曲をこのメンバーでどう味わえるのかが楽しみな『エダニク』、ゲラゲラ笑ってリフレッシュできそうな『ボーイング・ボーイング』も開幕を待っている作品です。早く観たいなあ!

中川實穗
ライター。日本の戯曲が多めですが、ジャンル問わずに観ます!
Twitter:@miho_sgt

批評家・山﨑健太の優先順位高め!

本音を言えば優先順位高めの作品はいくらでもあってキリがありません。ということでしばらくは「ストレートプレイ枠」「実験的作品枠」「自由枠」の3本でやってみる所存。
5月の1本目(初日順)は「ストレートプレイ枠」で『青空は後悔の証し』。岩松了の新作は見逃せません。『シブヤから遠く離れて』などの岩松作品での印象も鮮烈な小泉今日子がプロデューサーを務める明後日がプロデュース。『家庭内失踪』で小泉と夫婦を演じた風間杜夫が主演です。
2本目は「実験的作品枠」でケダゴロ 『세월』。ケダゴロは下島礼紗が全作品の振付・構成・演出を担当するダンスカンパニー。今回の作品は2014年に韓国で起きた「セウォル号沈没事故」に取材した作品とのこと。実は未見のカンパニーなのですが、これまでに連合赤軍事件に取材した作品をつくったりもしているそうで、どんな舞台になるのか気になっています。
3本目は「自由枠」でホエイ『ふすまとぐち』。2019年には『郷愁の丘ロマントピア』で第63回岸田國士戯曲賞の最終候補にもノミネートされた山田百次が作・演出を務めるホエイの久々の東京公演は「嫁、姑、小姑、さまざまな業がうずまく津軽弁エンターテイメント」。2010年に初演され、2012年には全国ツアーも行なわれた作品の再演なので面白さは折り紙付きです。
GWのふじのくに⇄せかい演劇祭とストレンジシード静岡も楽しみですね。私も4日にガーデントークでウォーリー木下さんとお話しさせていただきます。よかったら静岡でお会いしましょう!

山﨑健太
批評家・ドラマトゥルク。演出家・俳優の橋本清とともにy/nとして舞台作品も発表しています。
Twitter: @yamakenta

ライター・河野桃子の優先順位高め!

GW恒例の、静岡の劇場・街中でおこなわれる『ふじのくに⇄せかい演劇祭』。演劇のおまつり!という感じで楽しいのが、静岡駅の近くのいろんな場所で無料開催されている『ストレンジシード』(一部のみ予約制)です。大道芸フェスの演劇バージョンのように、今年は全国から集められた16グループが屋外でパフォーマンスします。そのうち半分が“体験型”で、一緒に歩いたり、踊ったり、服を着たりするらしい…!? ディレクター・ウォーリー木下さんのもと、参加団体は範宙遊泳、ままごと、モモンガ・コンプレックスなどなど小劇場で活躍する多彩な面々がそろいます。ほか広場トークなど、予約不要のイベントもいくつかありますので、GWに覗きに来てはいかがでしょう?演劇&ダンス好きがたくさん集まる熱気も楽しいはず。また、劇場公演ではブルガリア、フランス、南アフリカのカンパニーのほか、野外劇は宮城聰さんの新作『ギルガメシュ叙事詩』を上演。すでに売り切れもありますが、キャンセル待ち受付中!
ほかにも気になるのは、年に約1回全員集合するジョビジョバ『ZEROーnaked monkeys』(5/1-5)。緻密で繊細な衝撃に引き込まれる、渡辺源四郎商店『親の顔が見たい』(鶴屋南北戯曲賞ノミネート/5/2-6)。“お勢”という魅力的な悪女をいかに魅力的に見せるかと練られた、倉持裕による『お勢、断行』(5/11-24ツアー公演)。脚本の厚さと俳優の熱さに小劇場の楽しさを実感するオパンポン創造社『贅沢と幸福』(5/13-15大阪、27-29東京)。大人計画3度目の上演となる人気作「ドライブイン カリフォルニア」(5/27-6/26東京、6/29-7/10大阪)、など。

河野桃子
ライター。翻訳戯曲と小劇場を中心に、ミュージカルやコンテンポラリーダンスなど「舞台」と名がつくものはなんでも観に行きます!
Twitter:@momo_com

ライター・横川良明の優先順位高め!

イキウメ『関数ドミノ』
『関数ドミノ』は、とある都市で起きた奇妙な交通事故から始まる、前川知大らしいSFサスペンスです。「ドミノ」という不思議な能力がこの作品の軸になっているのですが、その設定の面白さもさることながら、僕がこの作品に惹かれるのは、「ドミノ」という能力を通して描かれる人間の醜い自意識です。
どうして自分ばかりがこんなに運が悪いのか。どうしてあいつばかりがあんなに恵まれているのか。そんな嫉妬や劣等感が膨らんだとき、歪みが生まれ、裂け目からどす黒い感情が噴き出す。本作で描かれる登場人物の姿が、自分のことのように思えてなりませんでした。ただの「オカルト」で終わらせたくない、人間の暗部を描いているから、『関数ドミノ』は強烈な引力を放っているのです。
ラストに残るのは、希望か絶望か。「スーパーヒーローのエピソードゼロとして、語り直してみようと思う。」と前川自身が語る2022年版の『関数ドミノ』の結末が今から気になって仕方ありません。

『エダニク』
良質な会話劇に定評のある横山拓也の出世作が、この『エダニク』。ある屠場を舞台に、そこで働く職人2人と、取引先の農場の跡取り息子が繰り広げる「生」と「死」の議論を描きます。
ここ数年はまたさらに多様化していますが、当時の横山戯曲の面白さは関西弁による飄々とした会話と、緊迫した状況でも漏れ出すそこはかとないユーモア。その妙味を存分に楽しめるのがこの『エダニク』だと思っています。横山が主宰するiakuだけでなく、地域や世代を問わず、様々な団体で上演が繰り返されている事実もまたこの戯曲の面白さを物語っていると言えるでしょう。
今回演出を手がけるのは、演劇集団円の内藤裕子。少数精鋭のストレートプレイが観たいという人の望みに応える作品だと胸を張ってオススメします。

『かがみの孤城』『ぼくのメジャースプーン』
どちらも辻村深月の原作を、成井豊の作・演出で舞台化。『かがみの孤城』は初演を拝見しましたが、これが驚くほど良かったのです。
いじめによって学校での居場所を失った少女が迷い込んだのは、鏡の世界。そこで出会った友人たち。1年にわたる少年少女の心の冒険を原作の核を損なうことなく2時間の上演尺に圧縮し、スピード感たっぷりに構築した成井豊の手さばきに感動しました。そもそも原作が本屋大賞も受賞した名作なので、内容はお墨付き。普段は観客層を限定するような言い方をしたくないのですが、この作品に関しては全員に観ていただきたいのはもちろん、届くのであれば今孤独を感じている少年少女に観てほしいと願ってやみません。
同時上演の『ぼくのメジャースプーン』もファンから長く愛され続けている佳作。成井豊がどう舞台の魔法をかけるのか、今から楽しみに待ちたいと思います!

横川良明
ライター。演劇・映像を問わず幅広く取材。演劇集団キャラメルボックスと惑星ピスタチオに魅せられて演劇の世界へ。観る人に情熱と希望を与えてくれるようなお芝居が好きです。
Twitter: @fudge_2002

 

ライター・古内かほの優先順位高め!

2020年に一度中止となった、ミュージカル『るろうに剣心京都編』がいよいよ開幕。主演の小池徹平さんは、まさに剣心のイメージにぴったり!原作でも人気の京都編が、ミュージカルとしてどう描かれるのか、そして回転する劇場・IHIステージアラウンド東京で、小池修一郎さんがどんな演出を付けるのかも注目しています。迫力のある殺陣のシーンにも期待。


ブロードウェイミュージカル『RENT』 25周年記念Farewellツアー来日公演は、こちらもコロナ禍で2度中止となっていた公演。この時勢で、海外からのカンパニーの舞台を観れるのはありがたい限りです。今の時代に観る『RENT』はどう感じるのか、オリジナル演出版と耳に残る名曲たちをたのしみに、ぜひ観に行きたいと思っています。


宝塚からは、月組の2本を。『Rain on Neptune』は舞浜アンフィシアターで上演される、芝居仕立てのショー作品。近年、演出家としても脂が乗っている谷貴矢さん作・演出ということで、どんなショーになっているのか、月組トップコンビの新たな一面を見ることができそうで、期待値もぐんぐん上がっております。
もう一本の『ブエノスアイレスの風』は、14年ぶりに上演される作品で、暁千星さんが主演。素晴らしいダンサーでもある暁さんが踊るアルゼンチンタンゴが、今からたのしみでなりません。星組異動前の、月組生としては最後となるお姿、しかと目に焼き付けたいと思います!

古内かほ
ライター。観劇の入り口は小劇場から。近年はミュージカルと宝塚歌劇団を中心に観劇しています。今年はミュージカルのZINEを制作してみたいと思っています。
Twitter:@kahonfuu

ローチケ演劇部_白の優先順位高め!

春を通り越したのかもう暑かったりしますね。変わらず笑いに飢えています。

今月の優先順位高めの公演は、まずは別冊コンプソンズvol.1「ビニール」。先月の優先順位高め公演「イン・ザ・ナイトプール」をキャンセルせざるを得なくなった時に、丁寧に対応してくださいました。ありがとうございました。今回は、地蔵中毒の大谷皿屋敷さんが脚本・演出ですし外せないです。
そして、ダウ90000 単独ライブ「10000」。気づくとずっとダウ90000のコントをYouTubeで見ていたりします。面白い。無事にチケット確保できました。生で観るのは初めてなので超楽しみ。そして、ナカゴー 特別劇場 『いわば堀船/紙風船文様』にも行きたいなと。笑いをもとめていろいろと足を運びたいと思います。

ほか、ついに開幕!ミュージカル「るろうに剣心」、福士さん宮野さんが同じ舞台に!劇団☆新感線「神州無頼街」、そしてイキウメ「関数ドミノ」などを観る予定です。

ローチケ演劇部_マロの優先順位高め!

すっかり暖かくなり我が家のベランダの観葉植物たちも生き生きと新芽が芽吹いてまいりました!(一部、暑さにやられておりますが…)今年こそ、ザクロにうまく実がなると良いなぁ…♪ 
さて、今月の優先順位高めは、『ブルーマングループ ワールドツアー IN JAPAN 2022』!初めて観たのは六本木にブルーマンシアターが出来た10年以上前…。一切喋らずオーディエンスを巻き込んだパフォーマンスが衝撃でした。30周年記念ということで、青いやつらがどんなふうにバージョアップされているか楽しみです♪ 
続きまして、待望の『お勢、断行』です。2020年のツアー公演が中止となってしまったのですが、2年の時を経ての上演です!斎藤ネコさんの音楽も楽しみですが、それぞれの立場から見える善悪をどう表現されるのかが本当に楽しみです。日々、色々なニュースで善悪について考えることが増えた今、新たな視点から観ることができそうです。 
全く内容が想像できないから気になる『観劇者(再)』!客席開場から終演するまでの観劇されるお客様を描く物語って…一体どんな内容なのか気になります!観終わった後は、周りのお客様のストーリーを勝手に想像して余韻に浸れそうな気がします♪ 
まだ原作を読んでいないのですが、『舞台「キノの旅 -the Beautiful World-」』も気になります。主人公が価値観や歴史や文化が異なる様々な国を訪れる記録の物語とのこと…この作品もそれぞれの視点からで感じ方・見え方が変わりそうです…!  

ローチケ演劇部_たの優先順位高め!

「空いている時間全部に予定を突っ込むと食事をする時間がなくなる」ということを何年経っても学ばない、(た)です。いいかげん覚えたい、心の余裕。
というわけで5月ですが、やっと見られる!と思ったのは『エレファント・ソング』。グザヴィエ・ドラン主演の映画を映画館で何度か観て円盤も持ってるのですが、もともと戯曲である作品なのでいつか公演が観たいなあと思い続けて幾年か。ようやくその日が来ました。
劇団⭐︎新感線『神州無頼街』は大阪・静岡ときていよいよ東京公演が開幕!福士さんと宮野さんのバディ、楽しみですねぇ…!!
ちゃんと劇場で観劇したことがない有名な作品、驚くほどたくさんあるのですが、イキウメ『関数ドミノ』もそのひとつ。なんとかして劇場で観たいと思っています。ふらっと立ち寄っても楽しいものに出会えるTACTフェスも、絶対に楽しいジョビジョバ『ZEROーnaked monkeys』も(全公演配信もあるんですよ!)
…5月、ざっと挙げただけでもやっぱり多い。きちんと食事をとる時間を確保しつつ走り抜けたいと思います。