中川大志が挑む初座長公演“三銃士企画”第二弾『歌妖曲~中川大志之丞変化~』☆ビジュアル解禁・詳細決定!コメントも!!

2022.05.30

明治座×東宝×ヴィレッヂによる“三銃士企画”第二弾は、倉持 裕が初のシェイクスピア作品に挑む

明治座×東宝×ヴィレッヂの“三銃士企画”第二弾公演について、公演詳細が決定し、ビジュアルが解禁となった。

明治座、東宝、ヴィレッヂ。それぞれ歴史もカラーも異なる三社から、同じ年齢の男性プロデューサー三名が集まり、立ち上げた “三銃士企画” 。第一弾公演は、2020年12月より、漫画家・岡野玲子による『両国花錦闘士』を上演。アクシデント、コロナ禍という逆境をカンパニー一丸となってはねのけ、個性とクセが強すぎる登場人物たちを見事に描いたポップでセクシーな裸祭りは、演劇界を席巻した。

それからはや2年……。今作のテーマは、『リチャード三世』×昭和の歌謡界。昭和、平成、令和の歌謡界の歌い手の殿堂でもある明治座で11月6日から開幕。この由緒ある明治座において、音楽あり、笑いあり、お涙頂戴、勧善懲悪のスペクタクル感とケレン味満載の作品をお届けする。また、本公演は12月8日からは福岡・キャナルシティ劇場に舞台を移し、その後12月17日からは、大阪・新歌舞伎座にて大千穐楽を迎える。

作・演出を手掛けるのは、舞台に映像と縦横無尽の活躍を見せる倉持 裕。数々の作品を手掛けてきた倉持が、今作で初のシェイクスピア作品に挑む。舞台戯曲、演出、ドラマ執筆、ドラマ企画監修など分野を問わず活動し注目作を生み続けている倉持が、《三銃士》とどのように共鳴し、シェイクスピア屈指の人気作にして演劇史上もっとも有名なダーク・ヒーローを描いた『リチャード三世』をどのように進化させるのか、期待が高まる。

中川大志が、自身の名を冠する作品で本格的舞台初挑戦にして初座長に
和歌謡版リチャード三世と美貌の歌手を縦横無尽に変化!!

主演は、今作が本格的な舞台に初挑戦で初座長を務める中川大志。醜い風貌と不遇な宿命を背負い、大衆芸能・歌謡界で悪逆の限りを尽くす主人公「鳴尾定」が、美貌の歌手「桜木輝彦」となり歌謡界を席巻するも、破滅の道へ突き進む、昭和歌謡版リチャード三世を縦横無尽に演じる。

タイトルに自身の名が入っている通り、中川へ当て書きされた今作。バラエティ番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK総合にて放送)で中川を知り尽くした倉持、そして「“三銃士企画”の趣旨であるスペクタクルやケレン味にハマる俳優として、これまでに見たことのないスーパーキャラクターを演じられると確信している」と語る《三銃士》の期待を背負い、新たなステージに中川大志が挑む!

共演には、鳴尾家に怨恨を抱くレコード会社の女社長・蘭丸杏役に松井玲奈、鳴尾家の長男で期待の新人歌手・鳴尾利生役に福本雄樹、裏社会でのし上がるために後に定と手を組むこととなるチンピラ・徳田誠二役に浅利陽介、鳴尾家の愛娘でスター街道を邁進中の一条あやめ役に中村 中、『鳴尾プロダクション』を文字通り裏から支える『薮内組』三代目組長・大松盛男役に山内圭哉、元映画スターで『鳴尾プロダクション』社長・鳴尾勲役に池田成志と、数多の舞台で活躍する超実力派たちが勢ぞろい。さらに福田転球、玉置孝匡、徳永ゆうき、中屋柚香、長田奈麻、香月彩里、四宮吏桜と手練れたちも集結。初座長となる中川を時には支え、時には惑わせ、『歌妖曲』の世界を創り上げる!!

作・演出を手掛けた倉持 裕と主演・中川大志からのコメントが到着!

■倉持 裕よりコメント

「今回、作・演出の依頼をいただき、明治座という歴史ある劇場で、歌と踊りと芝居のエンターテインメントを作る、という機会は、めったにあることではないと思い、快諾しました。

『リチャード三世』がモデルの、復讐を目的とした主人公を、どう魅力的に描くかについては苦労しましたが、悩みつつも能動的で、格好いいキャラクターになったと思います。主人公を演じる中川大志君とはNHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』で知り合ったこともあり、彼には、格好良さに加えて、あの喜劇性にも期待しています。それから、歌声にも実に色気がある。美しさと醜さの二役を、どう演じ分けてくれるかも楽しみです。 それぞれ一癖ある登場人物たちによる群像劇と、昭和の歌番組や歌謡映画のムード漂う歌唱シーンを掛け合わせ、盛り上げたいと目論んでいます。中川君はじめ、俳優たちのケレン味、シリアスとユーモアの入り混じったドラマ、昭和歌謡をモチーフにした楽曲の数々を、どうぞご堪能下さい」

【プロフィール】

倉持 裕(くらもち ゆたか)●1972年10月15日生まれ・神奈川県出身

1994年、俳優として岩松了プロデュース公演に参加したことをきっかけに岩松了に師事し執筆活動をスタート。2000年に劇団『ペンギンプルペイルパイルズ』を旗揚げ。主宰を務め、『2mの魚』以降、劇団作品の脚本・演出をすべて手掛ける。舞台戯曲、演出、ドラマ執筆・企画監修など分野を問わず活動し、注目作を生み続けている。劇団公演以外の近年の主な舞台作品に『DOORS』(脚本・演出・21)、『あんまと泥棒』(脚色・演出・20)、『鎌塚氏、舞い散る』(作・演出・19)、『神の子どもたちはみな踊る after the quake』(演出・19)、『けむりの軍団』(脚本・19)など多数。『弱くても勝てます』(14・NTV)などテレビドラマの脚本も担当しているほか、『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK)ではコント執筆も行い、『十二人の死にたい子どもたち』(19)では初の映画脚本を務めた。5月より舞台『お勢、断行』、7月より舞台『鎌塚氏、羽を伸ばす』の上演が、9月より映画『アイアム・まきもと』の上映が控えている。 【受賞歴】第48回岸田國士戯曲賞(『ワンマン・ショー』の脚本において)

■中川大志よりコメント

「本格的な舞台に立たせていただくのは初めてなので、新たな挑戦の場をいただけて本当に嬉しいです。音楽劇という事で、お芝居をして歌を歌う、というのは、自分にとっては未知の世界なので、わからないことばかりだと思います。いろいろ挑戦して、いろいろ失敗して、恰好つけずに立ち向かってたくさんのことを体感していきたいです。この作品を通して、鳴尾定、桜木輝彦という男に負けないように、今までに経験したことのないゾーンまで飛び込んでいきたいと思います!

今回の出演は《三銃士》の皆さんとコミュニケーションを取りながら導いていただけたことで実現しました。不安もありますが、それがどのように爆発させられるか自分にも期待したいです。 今まで見たことのない僕をみせられるように、一生懸命がんばりますので、どうかみなさま楽しみにしていてください!」

【プロフィール】

中川大志(なかがわ たいし)●1998年6月14日生まれ 東京都出身

2009年に俳優デビュー。ドラマ『家政婦のミタ』(NTV・11)の演技で脚光を浴び、その後数々の作品で活躍。19年のNHK連続テレビ小説『なつぞら』ではヒロイン・なつの夫となる坂場一久を演じた。さらに同年、映画『坂道のアポロン』、『覚悟はいいかそこの女子。』の演技が評価され第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。現在、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)に出演中。8月19日公開予定の『ソニック・ザ・ムービー/ソニックVSナックルズ』で主人公・ソニックの日本語吹き替え版を担当する。