初日開幕レポート☆OSK日本歌劇団100周年記念公演「レビュー in Kyoto」

2022.07.11

7月9日(土)に京都・南座で華々しく開幕したOSK日本歌劇団100周年記念公演「レビュー in Kyoto」。本公演は、2019年の「OSK SAKURA REVUE」以来3年ぶりの南座公演ということもあり、劇団員の思いもひとしお。待望の初日を迎えるにあたって、開幕直前には南座正面にて館前行事が行われ、トップスター・楊琳と、娘役トップスター・舞美りら、千咲えみが登場した。

左から千咲えみ、楊琳、舞美りら

沿道に詰めかけたファンたちに向けて楊は、「OSK日本歌劇団にとって、三年ぶりの京都の南座での公演です。劇団員一同並々ならぬ気合で挑みます!真心こめてお届けいたします。18日の千穐楽までぜひ!お待ちしております。よろしくお願いいたします!」と挨拶。急遽実施となった今回の挨拶には、開場を心待ちにする来場客や沿道の人々から温かい大きな拍手が送られた。

その後、本公演の第一部『陰陽師 闇の貴公子⛤安倍晴明』が幕を開けた。

安倍晴明(楊琳)が、源博雅(翼和希)と出会い、都を陥れようとする宿敵・蘆屋道満(登堂結斗)に対峙する。クライマックスの水の式神たちと炎・鬼たちがうずまくシーンでは、晴明たちのダイナミックなダンスの迫力に客席は圧倒され、幕が下りると万雷の拍手が会場内に響き渡った。


続く第二部『INFINITY』はOSKの魅力が凝縮されたレビュー・ショー。

「ビバ!OSK」や「ジャストダンス」など、OSKの名曲たちに加えて、OSK伝統の「ラインダンス」を披露。見ごたえ十分なショーの数々に、客席も手拍子や拍手で応える。最後は、昭和5年より歌い継がれる「桜咲く国」で観客も各々ミニパラソルを持ち、舞台と客席が一体となって終演となった。

本公演は、7月18日(月・祝)まで上演が続く。