“今月の”優先順位高めです【2022年8月号】

2022.08.01

8月です。暑いですね。街中ではまだ(というかかつてないほど)新型コロナウイルスが猛威を奮っていますね。公演実施に可否に関しては必ず公式HPなどで確認をするようにしてください。というわけで22年8月の優先順位高めです、です。地蔵中毒の東野さん、今月より参加です。

俳優・ 東野良平の優先順位高め!

はじめまして!今月より初参加の東野良平です。
普段は劇団「地蔵中毒」という魑魅魍魎劇団で芝居してます。
こちらでも皆様からたくさんオススメ頂きました、日本総合悲劇協会Vol.7『ドライブイン カリフォルニア』先月無事完走いたしました。ご観劇ありがとうございました!
さて、今月のオススメは『ドライブイン カリフォルニア』にて共演したみなさんの出演舞台から。
●小松和重さん出演 NODA・MAP『Q』:A Night At The Kabuki
素面と嘘と狂気が混在するケイスケ役を演じた小松さん、あんなにもナチュラルに舞台に立てる俳優さんを他に知りません。しかも閉幕した翌日から稽古合流…再演とはいえ凄すぎる。
作演出・キャスト・音楽すべてが超弩級の世界ツアー公演!絶対見逃せない!

●川上友里さん出演 『気づかいルーシー
パワフルなマリア役で大千秋楽まで客席を揺らし続けた川上さん。
なんと2作連続で松尾スズキさんの作品(今回は原作絵本)に出演できるなんて羨ましい…
脚本・演出は川上さんの所属劇団はえぎわ主宰のノゾエ征爾さん。川上さんに対して「劇場狭しと暴れ回ってほしい」とコメントを寄せていて、今からすごく楽しみです!

●『世界は笑う
これも絶対はずせない!ケラさんのもと、豪華キャストの「昭和の喜劇人群像悲喜劇」なんて堪りません。
なかでも神谷圭介さんの喜劇人は想像しただけでニヤついちゃいます。テニスコート/ソロプロジェクト「画餅」で抜群のコント手腕を発揮されている神谷さんのコメディアンに注目です!

Mrs.fictionsが2020年のお約束を果たす公演『伯爵のおるすばん』
延期を経て2年越しの上演となる本作。不老不死のサンジェルマン伯爵が生きた長い長い人生と、彼が愛した幾人かの物語。
僕自身、2019年版に出演した大好きな作品です。
5月『花柄八景』での瑞々しい芝居が記憶に新しい、劇団4ドル50セントの前田悠雅さんが主演の伯爵役。初演・再演と看板俳優の岡野康弘さんが演じた大役を受け継ぎ、どんな伯爵を見せてくれるのか。
ナカゴーの髙畑遊さん、かわいいコンビニ店員飯田さんの辻響平さんと実力者揃いの座組に期待が膨らみます。

劇団「地蔵中毒」「『中待合室にお入り下さい』を待ちながら」
大人計画より顔田顔彦さんを迎え(!)、新宿シアタートップス進出となる1年ぶりの本公演。ザ・スズナリでの2回の本公演、WOWOW『松尾スズキと30分の女優』の脚本参加を経て、主宰・大谷皿屋敷が生む「くだらなさ」は人間の業っぽい領域まで足を踏み入れています。
「くだらなさ/かなしさ」は紙一重で、さっきまで笑って観ていたもので泣きたくなるのは、人間が価値観の狭間で揺れ続ける生き物だからでしょう。大谷作品の「揺らぎ」をぜひ体感してほしい。
自分の出演に関わらずオススメです。信頼のおける作家の新作長編として要チェックですよ!

東野良平
俳優。劇団「地蔵中毒」所属。次回出演→劇団「地蔵中毒」「『中待合室にお入り下さい』を待ちながら」8/24(水)〜8/28(日)@新宿シアタートップス
Twitter:@lycoris1210

俳優・日高ボブ美の優先順位高め!

さて、今月もこのお時間がやって参りましたよ!
ですが、私の執筆は今回で最後となります。
厳選して2本、ボブ美の優先順位高めを発表いたします!!

それでは1本目!
劇団「地蔵中毒」「「中待合室にお入り下さい」を待ちながら」
「」が多いよ!「」が!!!
なにがなんだかよくわからないよ!
毎回見るたびになにがなんだかよくわからない劇団、劇団「地蔵中毒」。
ですが最近、私が初めて観た時よりもストーリーっぽいものがあるんですよね。去年私が出演させていただいた時もそうでした。
そのわからなさが集大成になって、最終的に大きなエネルギーを感じるのですが、ストーリーが少しあってもそれは変わらない気がしています。だってやっぱりひとつひとつはよくわからないんだもん!
でも面白いんだから、やはり作・演出の大谷皿屋敷恐るべしですね。
今回、日替わりキャストで大谷さんもご出演。私はまだ大谷さんの芝居を観たことがないから是非大谷さんバージョンで観に行こうと思ってます!

お次は、中野坂上デーモンズ「鬼崎叫子の数奇な一生」
私が初めてデーモンズを観た時は50人くらいのキャパの劇場でした。
今回はザ・スズナリ!あの空間が作・演出の松森モヘーさん色になると思うと、今から心して観なければと思っています。
なんだかすごくドキドキしているんです。
しかも、池津祥子さんと金子清文さんがご出演。一筋縄ではいかなそうな人たちしかいないじゃないですか!素晴らしいキャスティング!!期待大です!!!

感染症拡大で中止や降板等が相次いでおり本当に心苦しい日々です。。どうか全てのステージが開幕できるようにと祈っております。

それでは、半年間お読みくださいましてありがとうございました!少しでも観劇の参考になっていればとっても嬉しいです!またどこかでお会いいたしましょう!!!

日高ボブ美
俳優。次回出演は、、!発表される時を乞うご期待!今月の写真は高尾山に登った時の私と北島三郎さんです。Twitter:@bob000bob

演劇ジャーナリスト・徳永京子の優先順位高め!

計画を立てるのが下手で「夏休みは△△に行く」という予定が立てられない私にとって、子供向け、親子向けの舞台は、貴重な夏の風物詩。近年、多くの公共劇場がそのジャンルに取り組んでいるけれど、いわゆる“安心安全のお子様向け”ではなく、攻めの姿勢でクリエイターを選んでいるのがうれしい。子供がいないので「これを観た子供達は何を感じ取るのだろう」と考えたり、「自分が子供の時に観たらどうだったろう」と夢想したり、場内の子供の反応を観察したりと、普段は使わない脳の部分が動き出すのも楽しい。

東京芸術劇場『気づかいルーシー』は、5年ぶりの上演で、今回が再々演。松尾スズキの絵本を、ノゾエ征爾が上演台本と演出を手掛けて音楽劇にしたもので、世間的に見れば無駄と一蹴されそうな気づかいの連鎖が、やがて響き合って絵本的な大団円に向かうのが、大人の観客にもうれしいはず。

KAATキッズ・プログラム『さいごの1つ前』にも期待が募る。松井周が作・演出で、白石加代子を主演に迎え、天国に行けるか地獄に行くかという岐路に立った人間の物語らしい。今年の春先、白石がEテレの「手話で楽しむみんなのテレビ」という番組で、ちょっと怖い民話の語り部かつ手話と発話をつなぐ存在として出演しているのをたまたま観て、白石と子供との相性の良さを感じていたので、ぜひ足を運びたい。

気づかいルーシー』と共に自分が関わっている企画で恐縮だけれども、劇団チョコレートケーキ「生き残った子孫たちへ 戦争 六篇」は、内容を知れば知るほど応援したくなる。その内容とは、隣り合う2つの劇場を使って6作を連続上演、そのうち1本が新作で、2本は短編、その短編には、コロナ禍で活動の機会が減った若手の演劇人に向けて開いてきたワークショップ参加者を起用。当初はリーディングの予定だったが、演劇作品として演出をつけることになり、スタッフも若手が担うという。そして劇団員は3本(既存作2本と新作)に必ず出演。シリーズタイトルからわかるように第二次世界大戦を巡る作品集だが、その掘り下げと演劇としての豊かさは、選ばれた作品の評判が裏付けている。「戦争の話ね、はいはい」という先入観があっという間に消滅する、戦争責任の緻密な腑分けだ。

チェルフィッチュ『ニュー・イリュージョン』は、すでに何作か創作してきた“映像演劇”というチェルフィッチュ独自の映像を取り入れた手法の最新作。見逃してきたものもあるので、初の東京公演である今回は必ず行きたい。ポストドラマ演劇の最先端であり続けるチェルフィッチュが、80年代小劇場演劇の匂いを残す王子小劇場で、という会場選びに驚いたが、その組み合わせの妙にも期待が募っている。

徳永京子
ひとつの作品についてだらだら考えるのは悪くないと最近は思っていて、上演期間が終わった公演でも感想をつぶやくことに前向きです。
Twitter:@k_tokunaga

ライター・中川實穗の優先順位高め!

8月。今月もよろしくお願いします。楽しみにしているのはiakuの『あつい胸さわぎ』です。2019年に観たときに、しみじみ「観てよかった」と思ったことを覚えています。ことしもそうだと思う。「お芝居が見たい」という気持ちを満たしてくれるはず。『世界は笑う』も楽しみ。ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの新作です。昭和30年代初頭の東京・新宿を舞台にした「笑いに取り憑かれた人々の決して喜劇とは言い切れない人間ドラマ」と公式サイトに描かれていましたが、正直この一文でもうウッとなるところがあります。いまKERAさんがどんな作品を書かれるのかものすごく楽しみ。

ローチケさんのインタビュー記事を読んでやられたのが、明日のアーvol.8 本人コント公演『カニカマの自己喪失』。観ねば、と言う気持ちにさせられました(わたしもそういう記事書かねば)。松井周さんが作・演出のKAATキッズ・プログラム『さいごの1つ前』も楽しみ。松井さんが公式サイトに「夏休みという特別な時間にこどもたちがこの作品を見て、10年後、20年後に『なんか変な作品を見たんだけど、あれってなんだっけな』と思ってもらえるような、記憶に残る作品にしたいと思います」と書かれているのですが、これを読んで、わたしは勝手に松井さん演出で絵本原作の舞台『ビビを見た!』(@KAAT)を思い出しました。ああいう体験、子供じゃないけどまたしたい。

中川實穗
ライター。日本の戯曲が多めですが、ジャンル問わずに観ます!
Twitter:@miho_sgt

ライター・岩村美佳の優先順位高め!

強烈な暑さと、次々と流れてくる公演中止情報に、傷つく心身を労って過ごしたい。そう感じずにはいられない2022年夏。明日の予定もままならない毎日ですが、それでも、逆風の嵐が吹き荒れる中、幕が開く劇場に足を運びたい!

8月は、月末に開幕するミュージカル『ピピン』を心待ちにしています。日本版初演の幕が開いた三年前。来日版と変わらぬクオリティで、日本語で観ることができるありがたさを噛みしめました。新たなピピンは森崎ウィンさん。どんなピピンが誕生するのか楽しみです。そして、今、日本でリーディング・プレイヤーを演じることができるのはこの方しかいない。初演キャストのクリスタル・ケイさんが続投です。あの興奮のカンパニーに再会できる喜びに心踊ります。

さらに『シュレック・ザ・ミュージカル』も楽しみにしています。不勉強ながら、映画は拝見していないのですが、今年5月に情報解禁された際、「トライアウト公演? 全キャストオーディションでこのメンバーが集まるの? 今年の夏に上演?」と脳内にハテナがたくさん並びました。この際、わからないままに足を運んでみたいと思います。そういう楽しみ方もありかなと。

他には、『毛皮のヴィーナス』に期待。「トラム、二人芝居」と称された企画の一作とのこと。シアタートラムで高岡早紀さんと溝端淳平さんとの二人芝居。「人間が持つ根源的な性的欲望をスリリングに描き出していく、ライブ感あふれる舞台」なんてドキドキします!

岩村美佳
ライター。フォトグラファー・ライター。初観劇は小学生の時に観た宝塚。ミュージカルを中心に色々と観劇しています。配信観劇も存分に楽しめるようになりました。超絶猫好き。
Twitter:@nyanyaseri

批評家・山﨑健太の優先順位高め!

空の青さに白い雲が気持ちいい夏本番。でも劇場の冷房はしんどいことが多いです。

8月の優先順位高め1本目は明日のアーvol.8 本人コント公演『カニカマの自己喪失』。明日のアーの生の舞台は実は今回初めて観るのですが、タイトルだけでもう面白い。演劇とオンライン演劇をカニとカニカマにたとえた演出家がいましたが、何かを演じる演劇はそもそもカニカマみたいなもの。その自己喪失とは一体……? 「本人がそのまま登場するコント」ということはカニカマがカニになってしまうみたいなこと?? と思っていたらチラシには「カニカマガニ」なる生物(?)のイラストが!

2本目はチェルフィッチュの映像演劇『ニュー・イリュージョン』。広報ライティングで少しだけお手伝いした関係で一足先に映像を(映像演劇の「上演」の映像を)観たのですがめちゃめちゃ面白いです。舞台上には一対のスクリーンに映し出される映像しかないのにそこにはたしかに演劇らしきものの気配が。これはカニカマでしょうかカニでしょうか。

3本目は快快の3年ぶりの新作『コーリングユー』。「つい大きなものに囚われそうに」なる世界でどうあるのか。快快の新作が観られるだけでもうれしいですが、新作に向けて出されたステートメントも頼もしく(ぜひ公式サイトで読んでみてください)、観客としても背筋が伸びる心地。

山﨑健太
批評家・ドラマトゥルク。演出家・俳優の橋本清とともにy/nとして舞台作品も発表しています。
Twitter: @yamakenta

ライター・古内かほの優先順位高め!

無事に幕が上がることを祈りながら、8月のたのしみな作品について綴りたいと思います。

27歳の若さで急逝した女性シンガー、ジャニス・ジョプリンの半生を描いたブロードウェイミュージカル『ジャニス』。彼女の「亡くなる1週間前の、一夜のコンサート」がコンセプトで、日本版はBiSHのメンバーでソロでも活躍中のアイナ・ジ・エンドさんがジャニスを演じます。ジャニスに影響を与えたシンガーたちには、ミュージカル初挑戦となるUAさん、浦嶋りんこさんらが出演。他にも、ソウルフルな歌声がこれでもかと味わえそうなキャストが集結し、総合プロデューサーを亀田誠治さんが務めます。音楽のパワーをぜひ劇場で体感したい一作です。

2012年の初演から何度も再演を重ねてきた人気ミュージカルの『ダディ・ロング・レッグズ』が、ヒロイン・ジルーシャ役に上白石萌音さんを迎えて、新たな装いで上演。初演からジャーヴィス役(足ながおじさん)を務める井上芳雄さんと上白石さん(お二人は同作の作・演出を手掛けるジョン・ケア―ド氏の『ナイツ・テイル』でも共演済み)のコンビネーションが今からとてもたのしみですし、新鮮な気持ちで作品を観ることができそうだな、と期待しています。

シアタートラムの「トラム、二人芝居」の上演企画の一作である『毛皮のヴィーナス』、全キャスト宝塚OGで上演されるミステリー劇『8人の女たち』も注目中。この夏も、劇場で心の旅ができますように。

古内かほ
ライター。観劇の入り口は小劇場から。近年はミュージカルと宝塚歌劇団を中心に観劇しています。今年はミュージカルのZINEを制作してみたいと思っています。
Twitter:@kahonfuu

ライター・横川良明の優先順位高め!

iaku『あつい胸さわぎ』
初演を観たとき、『エダニク』『粛々と運針』などの代表作を持つ横山拓也がまたひとつ最高地点を更新した作品だと確信しました。主人公は、母ひとり娘ひとりで暮らす、ある母娘。おしゃべりな母と、年頃の娘。2人はそれぞれに恋をしていた。そんなとき、届いた乳がん再検査の通知。そこから紡ぎ出されていく人間模様と母娘のドラマに涙が止まらなくなりました。2023年に映画化が決定しますが、それも納得の名作です。あったかくて、ちょっと胸が痛い。どこにでもあるけど、どこにもない物語。ぜひ観てほしいです。

おぼんろ『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』
幻想的で美しい物語を描き続けるおぼんろが、またひとつ名作を生み出しました。それが、この『瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった』。こちらも初演を拝見していますが、おぼんろらしい華やかさと賑やかさ、そして悲しさと切なさが渾然一体となった世界観はそのまま。それでいて、今まで以上にハートフルで優しい余韻が胸に残りました。絵本のようなファンタジーの世界が好きな方にオススメ。ちなみにこちらも児童書として発売されることが決定しています。夏休みですし、お子様連れの観劇もいいかもしれません。

毛皮のヴィーナス
2010 年にオフ・ブロードウェイにて初演。2013年にはロマン・ポランスキー監督により映画化された話題作がいよいよ日本で上演されます。登場人物は、謎多き女優・ヴァンダ(高岡早紀)と、傲慢な演出家・トーマス(溝端淳平)の2人だけ。遅刻してきたにもかかわらず、強引にオーディションを受けようとするヴァンダ。そんなヴァンダに振り回されながらも、その確かな演技力と美貌にト惹き込まれていくトーマス。2人きりのオーディション。混濁する現実と虚構。スリリングな会話劇を楽しみたい方は見逃し禁止の1本です。

横川良明
ライター。演劇・映像を問わず幅広く取材。演劇集団キャラメルボックスと惑星ピスタチオに魅せられて演劇の世界へ。観る人に情熱と希望を与えてくれるようなお芝居が好きです。
Twitter: @fudge_2002

ライター・河野桃子の優先順位高め!

暑い、戦いの日々ですね。
さまざまな選択を日々迫られますが、私個人としては“観劇を楽しみにする”という気持ちで舞台に関わるすべての方々を応援したいです。

8月もまた楽しみな公演が多くあります。
●ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)さんの新作『世界は笑う』(8/7~28/Bunkamuraシアターコクーン、9/3~6:京都劇場)は、戦後の喜劇俳優たちの物語。瀬戸康史さんがKERAさんの舞台に初出演した5年前の『陥没』では、同じシアターコクーンで「この出会いはなんて演劇にとって嬉しいんだろう!」と興奮したことを思い出します。

●  KAAT神奈川芸術劇場のキッズ・プログラムである『さいごの1つ前』(8/10~21)は、松井周さんの脚本・演出。出演は白石加代子さん、久保井研さん、薬丸翔さん、湯川ひなさん。天国と地獄の分かれ道で、「生きていた頃の記憶」を失くしてしまったKの物語。夏休みのど真ん中に家族でいかがでしょうか。4歳~高校生は1,000円というのもおすすめポイント。

●  こちらはチケット即完!ですがご紹介させてください!!田中泯『場踊り』、新潟の「越後つまり大地の芸術祭」にてお盆の時期に上演されます。観に行けなくとも、暑い夏、日本の土地根差す空気をまとった、たくさんの美術作品群と、そのなかで踊る人に思いを馳せてほしい、そんなアートプロジェクトです。

●  見逃せない海外戯曲上演は、オフィスコットーネ『加担者』(8/26~9/5:駅前劇場)。作者のフリードリヒ・デュレンマットはスイスの作家で、代表作『物理学者たち』は何度も日本で上演されていますが、核開発における科学者の責任を描き、笑いと喧騒の向こう側に人間の大きな負の問いを描きました。今作は、さらに1歩踏み込んで書かれたという戯曲です。責任は科学者だけでなく、私たち人間一人ひとりにある──。演出は、文学座の稲葉賀恵さん。稲葉さんは近年、サルトルやチャペックの戯曲を演出し、重みと軽さを両立させ、その背後に歴史の層を感じさせました。誠実に率直に、観客に演劇と現実を手渡してくれると期待しています。

河野桃子
ライター。翻訳戯曲と小劇場を中心に、ミュージカルやコンテンポラリーダンスなど「舞台」と名がつくものはなんでも観に行きます!
Twitter:@momo_com

ローチケ演劇部_白の優先順位高め!

すごいぞ8月!というわけで、暑さもなんですが、個人的には熱い8月です。

まずは、明日のアー『カニカマの自己喪失』

GWに明日のアーがやった、“コメディを考えるワークショップ見学”に参加しまして、それがとてもとても面白くって。大北さんの頭の中をみなさんと分かち合いたいなと。といわけで、とても良い記事ができたんです。これを読んだら楽しみが増すことしかないですよね。みなさまもぜひご一読を!そして劇場へ!

次に、「気づかいルーシー」。
これ大好きなんですよ。初演も再演も観てまして、再演時はどうしてももう1回観たくて千秋楽の当日券に並んだなー。個人的にめっちゃはまるのです、田中馨さんの曲に、ノゾエさんの詩が。いまだにサントラ聞くくらい。岸井ルーシーのまた会えるのが楽しみで仕方ない。大好き。

まだあるんです8月。
地蔵中毒『「中待合室にお入り下さい」を待ちながら』も外せないですよね。
早めに劇場に入ると、ずっと流れているテーマ曲?が何度も聞くうちに、気持ち悪いくらい気持ちよくなってくるんです。みなさんも早めに客席に。

そして最後に、Mrs.fictions『伯爵のおるすばん』。19年公演がとても良かったんですよ。伯爵の大河(それはもうすごい)ドラマ。今回は19年ほどの出演者数じゃないみたいですが、せっかくローチケでも販売しておりますので、そして4ドルメンバーもいっぱいでますので、みなさまぜひぜひに。です。

最後って言ったけどもうひとつ。iaku「あつい胸さわぎ」も観ます。こちらも再演。枝元さんの母ちゃん、めっちゃいいんです。

これらの熱い公演で、暑さを乗り切ります!