2022年11月「ラヴ・レターズ」上演決定!神尾晋一郎&濱田めぐみ、竜星涼&アヴちゃん(女王蜂)を迎え、スペシャルな時間をお届けします。

2022.10.27

1990年PARCO劇場での初演以来、俳優やアーティスト、様々なカップルに読み継がれている朗読劇の金字塔「ラヴ・レターズ」。本年11月は「2022 Autumn Special」として上演いたします。

11月23日は、「世界はほしいモノにあふれてる」のナレーションや「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」毒島メイソン理鶯などのCVを務める人気声優神尾晋一郎と、数々の作品でヒロインを演じた劇団四季を退団後も「メリー・ポピンズ」のタイトルロールや「レ・ミゼラブル」のファンティーヌ役など、その抜群の歌唱力で日本ミュージカル界をけん引し続けている“歌姫”濱田めぐみが登場。
11月29日は、 2022年NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の”ニーニー”役の記憶も新しい、映像作品はもちろん、三谷幸喜作・演出「大地(Social Distancing Version)」や劇団☆新感線・いのうえ歌舞伎「狐晴明九尾狩」など舞台でも存在感を放つ竜星涼。そして圧倒的なサウンドとビジュアルでミュージックシーンに衝撃を与え続けるバンド「女王蜂」のボーカルであり、ロック・ミュージカル「ロッキー・ホラー・ショー」や「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」、劇場アニメーション「犬王」への出演など俳優としても活躍の場を広げるアヴちゃんが出演。
特別な時間を約束する本作にどうぞ、ご注目ください。

 

コメント

演出:藤田俊太郎
多岐に渡って大活躍をされている神尾晋一郎さんと舞台人として尊敬する濱田めぐみさん。 大胆で繊細な表現力をお持ちの竜星涼さんと唯一無二の音楽を奏で続けているアヴちゃん(女王蜂)。素晴らしい2組のカップルで2022 Autumn Special「ラヴ・レターズ」を上演できることをとても幸せに思います。人と出会うこと、人を愛すること、人と別れること、そして人と共に生きること。アンディーとメリッサ。手紙を読むふたりが、溢れるたくさんの愛を観客の皆様にお届けします。

 

神尾晋一郎
まさか自分が朗読劇「ラヴ・レターズ」に出演させて頂くことができるとは!素晴らしい作品に関われる事が本当に嬉しいです。ご一緒させて頂く濱田めぐみさんと共に、素敵な時間をお届けしたいと思います。皆様のご来場、心よりお待ちしております。

 

濱田めぐみ
今回、朗読劇「ラヴ・レターズ」に参加させていただきます。歴代の錚々たるキャストの方々が作り上げてきた沢山の物語。その世界の1つに自分の感性も参加させて頂ける喜びを感じています。お相手の神尾晋一郎さんとは今回初共演で緊張もありますがどんな世界が作り出せるのか楽しみです!どうか素敵な時間が過ごせます様に。皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

竜星涼
PARCO劇場では、コロナ禍の激化する真っ只中で2年前に立たせてもらった舞台「大地」の本当に奇跡的な公演を覚えています。そしてまだその記憶と興奮が冷めないうちにまたこの場所で、しかも、僕の生まれる前からPARCO劇場で公演しているこの作品に出演できること、とても嬉しく身が引き締まる思いです。20代最後の自分がどのように感じ呼応していくのか今からとても楽しみです。アヴちゃんの作る世界観、声、センス、ファッション性どれもが目に留まり、大好きです。「ラヴ・レターズ」を一緒に作り上げていく過程でどんな刺激があるのか・・・きっと想像を超えた楽しい時間になりそうです!

 

アヴちゃん(女王蜂)
七年前に劇場で「ラヴ・レターズ」を体感した日から、いつか自分が演じるときを夢見、狙っていました。あまりに多くの方々が演じ、これからも演じられてゆく「メリッサ」と「アンディー」。ふたりのことを考えるとあまりに愛おしく、泣けて来てしまいます。わたしは「メリッサ」を、彼女の幼少期から筆を置く最期の一通、そのあとの魂まで思い切り生きてみたい。本番は一度きり。はじめまして、竜星さん。伝説の回にしましょう。ご来場をお待ちしています!

 

手紙で綴られる2時間のドラマがあなたを感動で包みます。

舞台にはテーブルと二脚の椅子。並んで座った二人が、手にした台本を読み上げるだけの2時間。大掛かりな仕掛けも、目をひく照明や音響もない、このシンプルな舞台が、これほど見るものをとらえてはなさないと、誰が想像できたでしょうか。 俳優によって、観客によって、同じ作品とは思えないほど全く新しく生まれ変わる舞台。世代、年代、個性に応じて全く新しい「ラヴ・レターズ」が誕生します。俳優が身体的演技を行なわないゆえに、一層その声と姿に彼等の演技を超えた真情がほとばしるのを目の当たりにし、観客は新鮮な感動を分かち合うのです。

本作「ラヴ・レターズ」は1989年ニューヨークで初演されるやいなや、全世界で上演され静かなブームを巻き起こしました。PARCO劇場でも1990年8月19日に幕を開けて以来32年間、この一つの台本を、年齢も個性も異なる様々な延べ509組のカップルが読み続け、この秋、33年目を迎えます。
残念なことに2017年9月、26年間、本作品の翻訳・演出家として469回の「ラヴ・レターズ」と共にあった青井陽治が天に旅立ちました。青井陽治の「ラヴ・レターズ」に対する強い思いをしっかり受け取り、演出家として後を継いだのは、藤田俊太郎です。
ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」(16,18,22年)など、最も注目を集める演出家であり続けている藤田俊太郎は、青井の演出を大切にしながらも、「ラヴ・レターズ」の新たなページを紡いでいます。

 

Story

かけがえのないあなたへ贈る、リーディングドラマ
男と女二人だけ
手紙を書き手紙を読む・・・
今夜あなたもラヴレターを書きたくなるでしょう。

幼馴染のアンディーとメリッサ。自由奔放で感覚人間のメリッサ。真面目でいつも何かを書いているアンディー。思春期を迎えて彼らは一番近い異性としてお互い十分相手を意識しはじめる。しかし、ついに決定的に結ばれるチャンスを迎えた夜、二人は友達以上にはなれない自分たちを発見する。大学を出た二人はそれぞれ結婚し、まったく別の道を歩き始める。海軍を経て法曹界に入り上院議員まで登りつめるアンディー。アートの道に進んだものの行き詰まって精神的破綻をきたすメリッサ。久しぶりに再会した二人は別々に過ごした日々を取り戻すかのようだった。しかし・・・。