舞台「ぴーすおぶけーき」|基俊介&佐々木美玲&落合モトキインタビュー

ドラマの3人の空気感を舞台でも楽しんでほしい

団地のユル~い幼馴染でおバカな3人が相談所を開設し、固定観念を打ち破っていく“お悩み解決エンターテインメント”「ぴーすおぶけーき」。10月放送開始のドラマに加え、来年1月には舞台でも上演される本作で主演を務めるのは、基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、佐々木美玲(日向坂46)、落合モトキの3人だ。

佐々木「演技のお仕事は大好きなので、今年もできたら…と思っていたんです。舞台とも連動しているというのは珍しいと思うので、すごく楽しみ! 私が演じる中村氏は、一番わかりやすいおバカ。何か動き出すタイミングはいつも中村氏からで、結構そのままの佐々木美玲じゃん…って言われるんですよ…(笑)」

「初めての映像作品、初主演とびっくりな情報ばかりなんですけど、知らされたのが顔合わせの前日!事務所にしてやられたなと思いました(笑)。でも2人と一緒にできることはワクワクしました。僕が演じる下田くんは真面目すぎるゆえにおバカなので、憎めないキャラクターになるように受け答えは意識しました」

落合「若い2人と一緒にお仕事できるということで、夏の思い出がまた一つできるなと思いました。でも、台本を読んでみると、ずっと会話していて気を抜けない感じです。上原先輩は一番土台になってくる役で、2人が楽しくやれるよう、舵を切るようなポジションですね」

幼馴染ならではの息ぴったりの3人のやりとり。それは撮影とは別に設けた事前の綿密なリハーサルの賜物だという。

落合「“団地で育った幼馴染感”はすごく大事にしています。みーぱん(佐々木)みたいに人見知りな子もいる中で、そこをどう打開してカメラの前で幼馴染感を出していくかは、すごく考えました。でも、撮影前に稽古のような3人の時間をしっかり作ってくれたのが良かったです」

「リハーサル期間で、3人の空気感を作ったうえでやらせてもらえたので、アドリブなんかにも対応しやすい環境でした。ありがたい環境だったと思います。なので、第1話からかなり楽しくやれました。中村氏がとにかくアドリブを仕掛けてくるので、キャラを守りながらも、笑わずに真面目に乗っかってました(笑)」

佐々木「なんか私がスターターみたいなところはあったので、楽しかったです。普段、大人になったら心の中で思ったこともなかなか行動できないじゃないですか。子どもみたいに叫びたいと思ってもできない。それを制御せずに全部出せたので、ちょっと解放感もありつつ、懐かしい感じもしました」

そしてドラマに引き続き、舞台でも3人の空気感そのままにお悩み相談を繰り広げる。

落合「お客様のお悩み相談もしたいなと思っているので、ドラマの続編のような感じで舞台も楽しんでいただけたらと思います」

佐々木「ドラマを楽しんでいただいて、この3人にまた会いたいな、と思って舞台にも足を運んでいただけたら。舞台を走り回りたいです!」

「こんなちっぽけなことに悩んでたんだなって思うような、そういうきっかけになるような作品だと思います。舞台も頑張りますので、ぜひぜひお越しください」

インタビュー・文/宮崎新之

※構成/月刊ローチケ編集部 11月15日号より転載

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【プロフィール】

基俊介
■モトイ シュンスケ
ジャニーズJr. 内のグループ「IMPACTors」のメンバー。アイドルとしてだけでなく俳優としても活躍する。

佐々木美玲
■ササキ ミレイ
日向坂46のメンバー。アイドル活動と並行し、ファッション誌『non-no』の専属モデルも務める。

落合モトキ
■オチアイ モトキ
子役としてデビューして以来、数多くの映画やテレビドラマに出演している。THK「僕の大好きな妻!」が記憶に新しい。