☆絶賛上演中☆舞台『波濤を越えて』囲み取材&公開ゲネプロレポート

2022.11.21

IMPACTors/ジャニーズJr.の影山拓也、Lil かんさい/関西ジャニーズJr.の嶋崎斗亜、そして歌舞伎俳優の中村壱太郎をはじめ、能楽・歌舞伎・現代演劇の各分野で活躍する俳優陣が共演し、日本で最も知られる軍記物語である『平家物語』を基にした、新たなエンタテインメントとして話題の舞台『波濤を越えて』。11月12日(土)より京都・南座開幕し、11月22日(火)まで絶賛上演中の本作は、南座上演後の11月25日(金)~11月26日(土) には広島・広島文化学園HBGホールへと公演が続く。その京都・南座での初日公演に先駆け行われた公開ゲネプロと囲み取材で、影山拓也、嶋崎斗亜、中村壱太が意気込みを語った!

影山拓也 「2か月にわたり稽古を重ねてきました。共演者の皆様と対面でのお稽古に圧倒されながらも、壱太郎さんたちの背中をみて、もっと頑張ろうと思って取り組んできました。僕は公演期間中毎日この舞台に立ちますが、お客様にとっては1回きりなんだということを意識しています。来てよかった、と思い出が増えるような公演にしたいと思っていますので、楽しみにしていてください!」

嶋崎斗亜 「外部の舞台への出演が初めてで、壱太郎さんや影山君と一生懸命稽古を重ねてきました。義経の存在は名前くらいしかわかっていなかったですが、今となっては彼の苦悩や葛藤が、稽古を通じて少しずつ理解できてきたかなと思っています。来てくださったみんながいい舞台だったと楽しんでいただけるように、精一杯頑張ります!」

中村壱太郎 「静御前と祇王の二役を勤めます。稽古中は二人の伸びしろを感じ、また、努力を重ねる姿にとても触発されました。二人はセリフや立廻りが完璧に仕上がっていますのでご期待ください!そして京都の次は広島でも上演します。場所が変わるとお芝居が意図せず変わることもあるので、京都で高めたものをぜひ観ていただきたいです」

そして囲み取材後は、気合十分の三人がいよいよゲネプロへ!

写真左から)影山拓也、中村壱太郎、嶋崎斗亜

琵琶の音色とともに「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり―」と「平家物語」冒頭の一節が歌い上げられる中、舞台上に浮かび上がる「白き玉」と「紅き玉」。平知盛(影山拓也)と源義経(嶋崎斗亜)の魂が封印されており、過去の恨みから悪霊となった祇王(中村壱太郎)の亡霊により、二人の魂が解き放たれる。祇王は再び争いと殺し合いがはびこる乱れた世界にしようと企んでいるのだ。

これを知った天狗たちは、秘術で時を巻き戻し、舞台は再び知盛と義経、祇王が生きていた時代へ―。

義経はまだ「牛若丸」として鞍馬山で目が覚めます。ここでお供の天狗たちが今話題(!?)の(きつね)舞踊(ダンス)を披露。牛若丸は天狗たちとのアクロバティックな立廻りも見せ、乱世を終わらせるべく旅立つ。

義経を演じる嶋崎﨑斗亜(写真左)

続いて月を見上げながら笛を吹いて現れる知盛。弟と比較され、父・平清盛から厭われ、口惜しさを見せる。新たに繰り返される歴史で、二人は運命を変えることができるのか…

知盛を演じる影山拓也

見事に能・歌舞伎・現代演劇の要素が融合された本作。各分野の魅力を凝縮した見ごたえある作品となっていた。この物語の結末は、ぜひ劇場で!!

※ 嶋崎斗亜の「崎」は、(たつさき)が正式表記