成河(そんは)一人芝居『フリー・コミティッド』6/28(木)ついに開幕!

2018.06.28

6月27日(水)DDD 青山クロスシアターにてスペースクラフト・エンタテインメント所属の成河(そんは)が初の一人芝居「フリー・コミティッド」の本番前日に囲み取材と公開稽古を行った。
舞台「フリー・コミティッド」で成河は38役に挑戦しており、多くの役を演じるにあたり「本当に肺活量が必要な舞台で、稽古中にも肺活量が一番鍛えられた。」とコメントした。
1か月間という長期間の舞台に対し「こういうキャパの小さい劇場で長期間やる舞台が夢でした。このお話を頂いた時に夢がかなう!と思って飛びつきました」と語った。
舞台公演は 6月28日(木)から7月22日(日)までDDD 青山クロスシアターにて上演。

【Q&A】
Q:28日から開幕ですが、意気込みを教えて下さい。
A:まだ現実感がないが、お客さんが共演者だと思ってる。お客さんと舞台を一緒に作っていきたい。実は体がボロボロなので、お客さんから活力をもらいたい。

Q:相当な運動量だと思うのですがいかがでしょうか。
A:半端ない運動量と肺活量ですね(笑)

Q:見どころはやはり 38 役ですか。
A:見どころは人それぞれ。くだらないコメディだと思われても良いし、プライベートな記憶につながる人がいても素敵だと思うし、38役というものに圧倒されるのも良いと思う。

Q:見どころは人それぞれということですが、成河さん自身が思う見どころは?
A:僕は、美術かな。一人芝居であることをどこか忘れてもらえるような空間を作る為に素敵なセットは見どころです。
Q:初めての一人芝居。稽古をしてみていかがですか。
A:稽古の中盤からあくまで37人を使ってサムを演じるということに注力した。モノローグの無い、会話だけでつむいでいく一人芝居なので無茶をします。その無茶を特に見て欲しい。稽古中に決まったことを何度も何度もひっくり返して作ってきた舞台なので、とても鍛えられた。

Q:今回、特に鍛えられたなと感じる部分はどこですか。
A:肺活量です(笑)見て頂いたらわかると思う。役の切り替えにも注目して欲しい。

Q:稽古場から劇場入りされて、この空間についてはどうですか。
A:昨日から劇場入りして、未だに苦労している。劇場の空気感もお客さんと一緒に探っていきたい。

Q:ポスターが電話に出ているビジュアルですが、電話恐怖症にならなかったですか。
A:電話恐怖症だと東京だと生きられないですよね。現代の都会での暮らしを本当に象徴している。恐怖があって、それを乗り越えて、それがなんでもないものになるというお話なので、僕もそうなりたくてやっている。
Q:1ヵ月という長い期間ですが、心がけていることや楽しみなことはありますか。
A:こういう舞台が夢でした。このぐらいの空間で1ヵ月間やれるというのは簡単なことではない。これもプロデューサーさんのおかげだと思っていて、作品よりも夢がかなうということで飛びついた作品でもあります。ふらっと来れる人を増やしたいので長い期間やりたかったんです。そういう人が増えるようにと今も燃えてます。

Q:今まで一人二役などの経験はありますか。
A:劇団時代にあります。一人多数の演劇は昔から好きでした。最大でも3.4人役かな。

Q:今回は 10 倍くらいの役柄ですが、一番大変だったことはなんですか。
A:サムがどんどん追い詰められて、ぷっつん直前は本当に大変。

Q:直前の心境を聞かせてください。
A:わからないというのが率直な気持ち。どういう舞台になるのか、何が起こるのかわからない舞台なので、やはりいつもとは心境が違う。どうにでもなれという気持ちでやっていきたい。