勢いが止まらないケラリーノ・サンドロヴィッチが放つ新たな挑戦!
新作公演KERA•MAP #008『修道女たち』2018年秋、上演決定!
2018年に結成25周年を迎え、未だ人気の衰えるところ知らない劇団「ナイロン100°C」を主宰する ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)。KERAの、劇団以外の演劇活動の場として、2001年に スタートした KERA•MAPが新作を発表する。
近年、#006『グッドバイ』、#007『キネマと恋人』が、立て続けに名だたる演劇賞を受賞。作・演出舞台は完売必至。益々注目が高まっている。
#008のタイトルは『修道女たち』。2018年秋、10月〜12月に上演。KERAのホームとも言える、下北沢 本多劇場での待望の新作書き下ろしとなる。
キャストには、演劇界で活躍する、色とりどりの、層の厚い女優陣が結集。女性の心理を巧みに描くことに定評のあるKERAが、今回、これだけ多彩な女優陣をどう描き切るか、期待が高まる。その女優達に対峙する、鈴木浩介、みのすけという実力派俳優の存在も頼もしく、きっと濃度の高い演劇空間となることだろう。
公演に際し、作・演出のKERAよりコメントが届いた。
【コメント】
≪ケラリーノ・サンドロヴィッチ≫
宗教とは無縁な私が聖職者の物語を描きたいと欲するのは何故なのだろう。理由はいくつでも挙げられる。
第一に、禁欲的であらねばならぬというのが魅力的。奔放不覊な人間を描くよりずっと面白い。「やっちゃいけないことばかり」というシチュエーションは、コントにもシットコムにももってこいだ。
第二に、宗教的モチーフが、シュールレアリズムやマジックリアリズム、或いは不条理劇と非常に相性がよい。不思議なことがいくら起こっても、「なるほど、神様関係のお話だからな」と思ってもらえる。
時間が無くて二つしか思い浮かばなかったが、かつて神父を登場人物にした舞台をいくつか描いてきた私が、満を持して修道女の世界に挑む。しかも複数だ。修道女の群像劇である。どんなテイストのどんなお話になるかは神のみぞ知る。ご期待ください。
≪鈴木杏≫
KERAさんの作品にまた出演させて頂ける事が光栄でとても嬉しいです。どこまででもついて行く気持ちで、沢山KERAさんに遊んでもらえるような良い素材でいられたらな、と思っています。
「修道女」というテーマに、凄くワクワクしています。KERAさんの世界の中の修道女って、きっと何か一筋縄でいかない、どうしてもシュールレアリズム的なものになっていくんじゃないかな、というイメージを勝手にしていますが、その変貌をとても楽しみにしております。