中村米吉、宇野結也、和久井優、市瀬秀和、紫吹 淳ほか出演『オンディーヌ』が愛知にて開幕!

2022.12.28

12月23日(金)、ウインクあいち大ホールを皮切りに、中村米吉 主演舞台『オンディーヌ』が開幕した。

本作は、フランスを代表する劇作家ジャン・ジロドゥの最高傑作として知られ、永遠の愛を信じて人間界に入った水の精オンディーヌと遍歴の騎士ハンスの悲恋を描く。

オンディーヌ役は歌舞伎界の若手注目の女方・中村米吉が外部作品初出演として話題に。

水の精であり純粋無垢な15歳のオンディーヌをフレッシュかつチャーミングに演じる。騎士ハンス役の宇野結也はホームである愛知で熱演、またオンディーヌを諭す王妃と水の精役の紫吹 淳は、観客を物語の世界にいざなった。

今後は、1月6日(金)から東京公演が開幕。キャストから愛知初日を迎えたメッセージをお届けする。

愛知公演開幕コメント

オンディーヌ:中村米吉
11月末からの稽古を積み重ね、とうとう初日!
歌舞伎の数日間という短い稽古期間に慣れている身にとっては人生で一番稽古したことになります。
その上で、お客様に見ていただく本番はお稽古とは全く違うものだと改めて実感した初日でした。
物語の終盤。ハンスに助けを求めその胸に飛び込んで、その温もりを感じた時、(あ、もうすぐおしまいだ)と、あっという間に時間が経っていたことに気がつきました。
それは稽古ではなかった不思議な体験。きっと客席の皆様から頂いたパワーで魔法にかけられたのかもしれません。
私自身も皆さんに魔法をかけられるよう、千穐楽まで少しでも高みを目指していきたいと思っています。

ハンス:宇野結也
無事に初日を迎えることができました。
今回、座長・中村米吉さんの外部公演初主演となる記念すべき作品です。
相手役ということもあり、稽古期間から緊迫感を持って挑んで参りました。
いざ、幕が上がると本当に愛くるしいオンディーヌに背中を押され、緊張感はあるものの自然と笑顔になり、その時々を楽しく生き抜くことができました。
名古屋での公演を終えると東京での公演となります。
更に魅力を増したオンディーヌという作品に出会えることでしょう。
皆さまと劇場でお会いできる日を心よりお待ちしております。

水の精キラ/ベルタ:和久井優
お稽古期間中、何をしていても常に頭のどこかにオンディーヌのことがありました。こんなにも一つの作品、芝居のことばかり考え続ける日々を送れたことはとても幸せでしたが、お稽古期間中はとにかく目の前のことを夢中にこなして毎日必死だったので、無事初日を迎えられたことにひとまずホッとしています。しかし、きっと幕が上がってしまったら終わるのはあっという間。
もう既にちょっぴり寂しい気持ちですが、一瞬一瞬を大切に、最後まで持てる力を精一杯尽くしたいと思っております。

水の精サラ/ベルトラン:佐藤和哉(篠笛)
私にとって、初めての演劇。稽古では、初めてぶつけられた米吉さんの台詞の迫力に、衝撃を受けました。
想像以上のお芝居の難しさに戸惑うことばかりでしたが、星田先生をはじめ、共演者の皆様からのアドバイスや優しさのお蔭様で、少しずつ役割が見えてきて、なんとか初日を迎えられたことを本当に嬉しく思います。
水の精の世界観に、篠笛の音でどう寄り添い、仲間の水の精たちと一緒にどう歌うのか、いろいろな可能性を探究しています。
フランスの古典劇に、新たな息吹が吹き込まれているこの物語に、篠笛がどのような彩りを添えるのか。
数ある楽しみの一つに加えていただき、劇場にて体感いただければ幸いです。

水の精の王/奇術師:市瀬秀和
愛知での初日の幕が無事にあがりました!
市瀬、今回は新たな役に挑戦しております!日本刀も武器も持ちません(笑)
「水の精の王」&「奇術師」
どんな感じになるのか、是非劇場にて御覧頂きたく思います。
さて本作品「オンディーヌ」とは水の世界と人間界の悲恋の物語!ですが…何故か楽しい場面も(笑)
そして何よりも中村米吉さんのオンディーヌが可愛すぎるのでありますっ!
目の保養に是非とも(笑)
カンパニー全員で精一杯の愛をお届けしますっ
劇場にてお待ちしております!

水の精アリ/王妃イゾルデ:紫吹 淳
初めてご一緒する方も多く私自身もどういった化学反応が起こるか、初日を楽しみにしておりました。
今回あまりお稽古に参加出来なかったのですが、難しい台詞の持つ力の素晴らしさを改めて感じております。
歌舞伎以外舞台初主演の米吉君、天真爛漫なオンディーヌは正にハマリ役だと思います。共演者の皆様が芸達者な方ばかりで笑えたり、涙したり共感したりの115分。是非足をお運び下さいませ~。

撮影:山下道大
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