中井貴一 VS キムラ緑子 面白過ぎる小説が、面白過ぎる舞台になった!リーディングドラマ「終わった人」上演決定!

2023.02.01


中井貴一VSキムラ緑子 究極のキャスティングで
面白過ぎる小説が、面白過ぎる舞台になった!
ノンストップ・コミカル・エンターテイメント
バトルは続くよ どこまでも ああ楽しい!

 

内館牧子原作の大反響ベストセラー定年小説『終わった人』(講談社文庫)が、2023年夏、中井貴一とキムラ緑子の二人によって舞台化が決定!

内館牧子の筆はさえにさえている。
快調に突っ走った田代壮介の人生は、50歳に差し掛かったところで急ブレーキ、いきなり窓際にとばされ、そのまま定年退職。毎日が大型連休、何もやることがない。退屈で死にそうだ。
「定年って生前葬だな」
「恋をしたら」と娘、「そうよ、恋よ、リタイアした人こそ、恋が生きる活力」と妻。
「くそ、バカにしやがって。俺は、ネバーギブアップの男だ!!」
そこに最高の仕事と最高の恋の相手があらわれる。
それからの人生がジェットコースター、舞い上がったり、舞い降りたり。
しかしジェットコースターは急停車。
勝負をかけた女には手ひどく振られ、引き受けた会社が突然の倒産、牢獄のような人生が残された。
まさに内館牧子のいじめはエンターテイメント!
この運命を真正面から受けて立つのは、中井貴一演じる壮介、「ああ身につまされる!」
そして内館牧子の手による女はどれもこれも手ごわい。
愛人にしようとするがどこまで行ってもメシだけオヤジを卒業させてくれない久里。すべてを見通している娘道子。カッコイイバーのマダム美砂子。牢獄の番人となる妻の千草。
「この男は夫婦で積み上げてきたお金を、一瞬でダメにした。どうしてやろうか、こいつ。楽になんかしてやるもんか!」
その女たちをキムラ緑子が一手に引き受け、自在に壮介をひきまわす。
見所いっぱいの小説が、二人の役者によって、見所いっぱいの舞台になる。

 

コメント

中井貴一
私の同級生達も、年齢的に「終わった人」の門口にさしかかっています(笑)それに反し、俳優という仕事は幸か不幸か「終わった人」になるかならないかは自己判断。故に、ここからが、大きな人生へのチャレンジになる様な気もしています。そのチャレンジの初めとして、リタイアというアメリカ的な発想が苦手な同胞達に、共感と可笑しみを与えられる様、朗読させて頂きます。


キムラ緑子

台本読んで、泣けてきました。どの人も正直で、本音と本音がぶつかってる。それが生で面白いんです。リーディングってあまり生っぽくならない方がいいのかな、と勝手に思っていましたけど、この台本はそうではない気もしています。愛情があるから、ぶつかりあい、なんとかしたいと思う。誰にでも何かしらを思い浮かべて共感できるのではないかしら。この面白い(切ない?)脚本をそのまま、お伝えするために後は稽古でジタバタするのみです(笑)。いろんなことを想像していただくために、届く言葉でしゃべりたいと思っています。


内館牧子

小説『終わった人』を書いた時、どれほど多くの読者から言われたかわからない。
「あの主人公は、自分がモデルだろう」
友人知人はもとより、全国津々浦々の会ったこともない方々からも言われたのだから驚いた。モデルはまったくいない。私が創り上げた主人公である。
ただ、これほど多くの方々が自分に重ねたということは、定年後の男たちの心理、情況がいかに現役時代と違うかを物語っている。どんな職種であれ、第一線で働いてきた男たちが、定年と同時に「終わった人」になる。すでに下の世代が会社を、組織を動かしている。まだまだ能力も技術もあるのに「お引き取り下さい」になるのだ。かけられる言葉も「お元気そう」とか「若々しい」とか「お変わりないなァ」とかジイサン仕様になる。
こんな「終わった人」の悲哀とあがきを中井貴一さんが、そしてそんな夫と関係なく自分の人生を組み立てていく妻をキムラ緑子さんが演じる。原作者としてワクワクする。楽しみでたまらない。そして全国津々浦々の「終わった人」たちは観て、「やっぱりモデルは自分だ」と思うだろう。大成功というものである。

 

講談社BOOK俱楽部
『終わった人』https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189473