高杉真宙主演、藤野涼子ヒロインで贈る舞台『ロミオとジュリエット』が、今年9月・10月に東京ほか5都市で上演決定!!

2023.05.11

ウィリアム・シェイクスピアの代表作のひとつと言えば『ロミオとジュリエット』。若者の、疾走する激しくもたった5日間の恋の結末を描いたこの作品は、映画・バレエ・音楽など様々な芸術に影響を与えた傑作として知られている。今回、演出に故蜷川幸雄氏の演出助手・演出補として、氏の手掛けるシェイクスピア劇を一番間近で体感してきた井上尊晶を迎え、舞台『ロミオとジュリエット』の上演が決定!

主演のロミオ役には、ドラマ・映画・舞台で活躍中の高杉真宙。人気はもちろん、着実にキャリアを重ねる彼が、初のシェイクスピア劇にて、ロミオ役に挑む。出演が決まった高杉は、「若さゆえの葛藤と愚直さが愛おしく、僕も僕自身がどのように演じるのか楽しみ」と意気込みを語った。ジュリエット役には若手実力派俳優の中でも輝きを増している藤野涼子。同じく、「ジュリエットの純粋で情熱的にロミオへの愛する気持ちを、自分が持っているものに重ねて演じられたら」と藤野も気合十分。

今回、解禁となったメインビジュアルは、《ヒビ》が特徴的な作品を生み出す現代アーティストのAKI山(AKIY)氏による作品とのコラボレーションだ。

本公演は、9月・10月、東京・有楽町よみうりホール、大阪・森ノ宮ピロティホール、富山・富山県民会館、愛知・東海市芸術劇場、福岡・キャナルシティ劇場、仙台・電力ホールにて上演。その他出演者含め、公演詳細は後日発表となる。

シェイクスピアがこの作品を執筆していたといわれている1590年代のロンドンでは、致死率が非常に高いペストと呼ばれる感染症が流行し、人々は不自由な生活を強いられていた。2020年のコロナ禍の対策で劇場が閉鎖されたように、シェイクスピアの時代も劇場が封鎖されたという。そのような時代にシェイクスピアがこの作品に託した夢とは?今だからこそ、シェイクスピアの思いを紐解けるかもしれない。

出演者・演出家からコメント到着!

高杉真宙:ロミオ 役(モンタギューの息子)

この度、舞台『ロミオとジュリエット』 にて、ロミオ役を演じさせて頂くことになりました。さまざまな方達が演じてきた、さまざまな方達が知っている物語。若さゆえの葛藤と愚直さが愛おしく、僕も僕自身がどのように演じるのか楽しみです。藤野さんと一緒に真っ直ぐ、未来を見たロミオとジュリエットを知っていきたいと思います。

藤野涼子:ジュリエット 役(キャピュレットの娘)

出演が決まったと聞いたとき、あまりにも嬉しくて、大きな声を出してしまい、周りの人がびっくりしていました(笑)。14歳のジュリエットの純粋で情熱的にロミオを愛する気持ちを、自分が持っているものに重ねて演じられたらと思っています。シェイクスピアはすごく難しそうなイメージがあると思いますが、今の自分たちの悩みなどがそのまま台詞として出ていてリンクすることもあり、お客様は、この作品を通して共感できる部分や自分の体験を重ねるものがたくさんあるのではと思っています。演出の井上さんともロミオ役の高杉さんとも初めてお仕事をさせて頂きます。スチール撮影で初めてお二人とお会いしてお二人ともやわらかな雰囲気で、心を通わせることができそうだ
なと今から稽古が楽しみです。

井上尊晶(演出)

演劇は、開演したら誰にも止めることができない。ヤジが飛ぼうが、石が飛んでこようが…役者たちは、全てを曝して突っ走らなければならない―――これは、ロミオとジュリエットそのものの姿じゃないか。ならば、僕らスタッフ、高杉くんと藤野さんとで、このシェイクスピアの言葉を全身全霊で劇場に起ち上がらせ、千人の観客の眼差しに耐え得る作品にしなければと考えています。劇場で、お待ちしています。

「世界はすべて一つの舞台、人はみな役者にすぎぬ。」(W・シェイクスピア)