舞台『千と千尋の神隠し』│今年8月上演、名古屋・御園座公演のキャストが解禁!!

2023.05.17

先日、2023年8月名古屋・御園座公演と、2024年3月東京・帝国劇場での再演が発表された、舞台「千と千尋の神隠し」。宮崎駿監督の不朽の名作である『千と千尋の神隠し』は、2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなり、2003年には米国アカデミー賞長編アニメーション映画部門賞を受賞。日本での公開から18年が経った2019年には中国で初めて公開され大きな話題となるなど、その壮大かつ独創的な世界観が日本のみならず世界中で愛され続けてきた。
そして、2022年3月、東宝の製作、スタジオジブリの協力のもと、『レ・ミゼラブル』オリジナル版の潤色・演出を担い、『ナイツ・テイル-騎士物語』や『ダディ・ロング・レッグズ』など演劇史に残る名作を生み出してきた英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードの翻案・演出により、舞台『千と千尋の神隠し』の世界初演が東京・帝国劇場にて開幕し話題を呼んだ。

その前作からの続投が発表されている千尋役の橋本環奈、上白石萌音に加え、この度、2023年8月名古屋・御園座公演に出演するオールキャストが発表された。(2024年3月帝国劇場公演キャストは、今後発表予定)

千尋をはじめ魅力的な登場人物たちが、油屋と化した舞台に立ち、観客を「不思議の町」に誘う。新たに『千と千尋の神隠し』の舞台を彩るキャストからコメントも到着した!

以下、名古屋・御園座公演キャストからのコメント
★は今回、舞台『千と千尋の神隠し』初出演。☆は初めての役として出演

ハク(Wキャスト)

油屋で湯婆婆の下で働いている謎の少年。見知らぬ世界に迷い込んだ千尋が人間であることを隠したり、湯婆婆の
下で働くためのアドバイスをしたりと陰ながら支える。

■醍醐虎汰朗(だいごこたろう) コメント
再演で、またハクとして出演できることを幸せに思います。昨年の御園座公演では中止になってしまった公演がいくつかあったので、再び御園座に戻ってこられることになり胸が高鳴ります。皆さんに楽しんでいただけるよう精一杯自分の役割を全うします。劇場でお待ちしております!

■三浦宏規(みうらひろき) コメント
『千と千尋の神隠し』今夏出演させていただきます!初演では悔しい思いをした御園座公演。今回こそは必ず全公演走り切りたい強い気持ちを持って臨みます。また皆様にお会いできることを楽しみにしています!!

カオナシ(トリプルキャスト)

黒い影のような体に、白いお面をつけたような姿をしており、千尋に対して強い執着心を持ち、油屋に入り込む謎の
男。金を手から出す力を持ち、飲み込んだ者の声でのみコミュニケーションが出来る。

★■森山開次(もりやま かいじ)  コメント
画面の中から、生の空間に場を移した世界。全ての観客を劇場でしか体感し得ない「神隠し」に出合わせられるように、観客を空間ごとまるっと飲み込んで、全霊でカオナシを演じたい。

★■小㞍健太(こじり けんた)  コメント
宮崎駿さんの原作とジョン・ケアードさんの演出を通して、言語を持たない抽象的な姿「カオナシ」から、佇むこと
で存在の輪郭を浮かび上がらせ、ある心情が見えてくるような空気感をつくることができたら幸せです。

☆■山野 光(やまの ひかる)  コメント
この素晴らしい作品に再び出演出来ること、大変嬉しく思います。
そして今回はカオナシという大役を頂き、身が引き締まる思いです。また尊敬する偉大なお二方とご一緒という。夢のようです。作品への愛を胸に、誠心誠意努めさせていただきます。

リン(シングルキャスト)

油屋で働く娘。口調は荒っぽいが面倒見がよい。油屋で働く先輩として千尋に仕事を教え、姉のように千尋を見守る存在。

★■華 優希(はな ゆうき)  コメント
幼い頃から大好きなジブリ作品の世界に、『千と千尋の神隠し』の世界に飛び込め、リンとして油屋で働ける日が来るなんて思ってもみませんでした。素敵な皆様と作品を創らせていただける事、今から胸が高鳴っています。尊敬する先輩から受け継いだバトン、精一杯務めたいと思います。

釜爺(シングルキャスト)

油屋のボイラー室を取り仕切っている黒眼鏡をかけた老人。伸縮する6本の腕を操る蜘蛛のような姿で、薬湯の生
薬を調合している。厳しくも優しく、千尋を助ける。

■田口トモロヲ(たぐちともろを)  コメント
再び『千と千尋』の世界に帰還出来るのをどえりゃあ喜んでいます。千尋が油屋へ迷い込み、数々の試練を乗り越え
ていったように、未曾有のパンデミックをくぐり抜けた先の御園座公演。もう楽しみでしかありません!

湯婆婆/銭婆(W キャスト)

湯婆婆:油屋を経営する魔女。強欲で老獪だが一人息子を溺愛している。相手の名前を奪うことで支配し、千尋のことも「千」として雇い入れる。
銭婆:湯婆婆の双子の姉。声や容姿、服装、髪型まで湯婆婆と瓜二つだが、性格は正反対で心穏やかで思慮深い。

■夏木マリ(なつきまり)  コメント
舞台『千と千尋の神隠し』の再演に再び参加させていただく事になりました。油屋再び開店です!
あの劇的な御園座さんの大千穐楽をもって、2023年8月の再演はリベンジという事にもなるでしょうか、来年2024年3月には帝劇公演、演劇を志した頃、あの舞台に立ちたいと憧れの劇場でした。思い出が沢山つまっている建て替え前の舞台に大好きな『千と千尋の神隠し』で立てる事は幸せです。
今回も油屋一同、心をあわせて演じて参ります。


■朴璐美(ぱく ろみ)  コメント
御園座再演決定に一年前の記憶が蘇ります。どれだけ人の心に触れたか…ずっと私の内にぶら下がってた湯婆婆と銭婆。愛しい彼女たちと全力で楽しみマリさん湯婆婆と心を合わせて御園座・油屋開店します!おいで〜な〜

兄役/千尋の父(シングルキャスト)

★■堀部圭亮(ほりべ けいすけ)  コメント
なんということでしょう!初演を観劇叶わず「もし再演があったら、絶対に観逃さない!」と思っていた『千と千尋の神隠し』に、この度キャストとして参加させていただくことになりました!まるで夢の様です。
ただ悩ましいことに、客席から観劇する機会はお預けです…。実に贅沢な悩みを抱えつつ、舞台の上で楽しみ尽くしたいと思います。

父役(シングルキャスト)

★■伊藤俊彦(いとう としひこ)  コメント
原作の世界観とジョンの魔法のような演出の融合、そしてカンパニーの圧倒的チームワーク。初演を観た時の驚愕と
感動と嫉妬は忘れません!念願が叶いこのカンパニーの一員になれることに感謝と誇りを持って臨みます。

青蛙(シングルキャスト)

■おばたのお兄さん(おばたのおにいさん)  コメント
「あの感動をもう一度」。手前味噌ですが、本当にこのように思っています。限られた公演数ではありますが、より多くのお客様に感動を届けられるようにキャスト一同頑張ります!今回も、高く飛びます!

※宮崎駿の「崎」の字は、(たつさき)が正式表記