先日7/20(金)に開幕したKAATキッズ・プログラム『不思議の国のアリス』。初日終演後のキャストコメントと、舞台写真をお届けします。
【キャストコメント】
≪森山開次≫
初日を終えて、昨年の初演千秋楽からのスタートが、そして続きがまた始まったなと、とても嬉しいです。一年でこの作品をさらに良くしようとしてくれたスタッフやキャストがいて、彼らとここから40ステージ色々な会場でお客様に出会うのが楽しみです。
再演では、ひとつひとつのシーンが色濃く、ダイナミズムをもってきたなという印象で、エネルギーが増したと思います。キャストたちがよりこの世界の住民たちとして、キャラクターを深めてくれているかなと感じました。アリスと一緒に冒険するつもりで、ぜひ観にきてくれたら嬉しいです。
≪辻本知彦≫
初演と変わったところは、強いて言えば僕の髪形くらいなのですが(笑)、今年ご覧になったお客様に聞くと、「にぎやかになったね」「去年より踊っているね」という感想が多くて、自分では意識していなくても変わっているのかなと思いました。
帽子屋について、森山さんが取材で「クレイジー」と話していたので、そのクレイジーさは意識して演じています。ツアー先で各地の子どもたちに会うのと、その土地のご飯を食べるのを楽しみにしています!
≪島地保武≫
客席の反応をみると、去年も見て下さったお客様も沢山いらっしゃるようで嬉しいです。
この作品がツアー先の劇場のそれぞれの環境に合わせて、どうできるかを探していくのが楽しみですし、行く土地での出会や発見を大切にしたい。
不思議の国の住人として様々な役を演じることは、これまで自分がやってきたダンスとは違いとても稀なので存分に楽しみながら演じきりたい。
≪下司尚実≫
キッズ・プログラムはお客様がいるといないとでエネルギーの消費量が違うので、初日は燃えましたね。私は役柄的に1人1人のお顔を見渡すことができるので、より密接にキャッチボールしながらお客様と一緒にこの作品を豊かにしていきたいなと思います。(今回のツアーでは普段会えない方たちに会いに行くことができるので)色んな土地の子どもたちの夏休みの思い出の絵日記に登場できるよう、笑顔を咲かせたい所存です。
≪引間文佳≫
今日は柔らかく開けていく感覚がありました。踊っていて楽しかったです。初演の頃は開次さんを始め、強烈な個性をもつみなさんの中で、どうやって自分を出せばいいのか、迷いがありました。ですが、公演を重ねたこと、またこの1年の自分の経験を通して、良いと思ったことを信じてやれるようになってきました。そういう部分を表現できていればいいなと思います。この作品の良い所は子供の声が聞こえてくることです。各地でお客さんと一緒にこの作品を楽しんでいきたいです。
≪まりあ≫
今日は「初日やりきった!」と思うことができました。この気持ちを忘れずに更にパワーアップしていきたいと思っています。初演から1年経って、自分の中で昨年とはまた違ったアリスを見つけられるのも楽しいですね。これからのツアーではご当地グルメも楽しみですが(笑)、全国各地の方にアリスを観てもらえることがまず嬉しいし、劇場に足を運んでこの作品を観て、ダンスやお芝居ってすごいな、と思ってくれたら何よりも嬉しいです。
【舞台写真】
撮影/宮川舞子