林翔太主演舞台『DOLL』囲み取材コメント&公開ゲネプロ舞台写真が到着!

2023.06.02

【撮影:立川賢一】 ©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会


玉梨ネコの大人気作『リタイヤした人形師の MMO 機巧叙事詩』を原案とした舞台化!
林翔太主演で現実世界に挫折した主人公がVR世界で生きる意味を問い直す。

6月1日(木)より5日(月)まで渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール、6月16日(金)~18日(日)まで京都劇場で上演する舞台『DOLL』。原作は、玉梨ネコの「リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩」(TOブックス刊)。様々なメディアミックスを経て大人気作へと進化しいよいよ初の舞台化となります。

初舞台化にふさわしい魅力的なスタッフ&キャスト陣が集結!演出に元吉庸泰、脚本は小林雄次。本作の主人公佐倉いろは役には、数々の舞台で俳優としての実力を発揮し続けている林翔太、VR世界でいろはと対決するズィーク役には、幅広いジャンルでの活躍が目覚ましい松本幸大という、盟友同士の熱い共演も見どころのひとつです。
そして、いろはが初めて作った戦闘妖精(ドール)ミコト役には、西葉瑞希。ズィークに使役する戦闘妖精(ドール)9号役には、搗宮姫奈。工房の主人・レトロ役には、陰山泰。いろはとともにVR世界を旅するサラ役には、岩田陽葵。そして、VR世界で最強プレイヤー・ディアベル役には、藤田玲という魅力あふれる俳優陣が本作を創り上げます。“リアル”な舞台ではどのように表現されるのか、大いにご期待ください。

初日公演に先駆けて行われた公開ゲネプロと、囲み取材のコメントが到着しましたので掲載いたします。

 

【囲み取材登壇者:初日に向けた出演者コメント】

林 翔太 / 佐倉いろは 役
ようやく初日を迎えることができてホッとしています。正直、全部のシーンが好きなのですが、最後の方で祖父役の陰山さんと向き合うシーンは、いろはとしても、ようやくじいちゃんと向き合って話すことができたとホッとするシーンで、稽古の時から好きなシーンです。本当のおじいちゃんみたいな安心感もあります(笑)。
松本とは外部の舞台で共演するのは初めてでしたが、子供のころから知っている彼がいい意味で変わっていなくて安心しましたし、お芝居に対する向き合い方や突き詰める姿は勉強にも刺激にもなりました。お客様が最後の共演者だと思っているので、観ていただいた際の反応が楽しみですし、一緒にこの作品を育てていけたら嬉しいです。千穐楽まで悔いがないよう、毎公演毎公演しっかりと噛みしめながらやっていきますので最後までよろしくお願いします。

 

松本幸大 / ズィーク(快斗)役
今回の役は今までにやったことのない初めての役どころでした。一見、悪にしか見えないけれどいろいろな葛藤や自分の正義もあって、感情をぶつけるところで気持ちが昂って涙してしまったシーンもあるので注目していただきたいです。林とは、お互い成長している中でこのタイミングで共演ができて嬉しいですし、楽しかったです。稽古中今までやっていなかったことをやってみても林なら受け止めてくれる安心感があったので信頼して色んなアプローチをすることができました。アート感が強く、他のストレートプレイともまた違う、新たなジャンルのような作品になっているので、ぜひ生で観て感じていただきたいです。劇場でお待ちしております。

 

陰山 泰 / レトロ/祖父 役
個人的にこの作品の隠れたテーマは「想像力」だと思っています。来てくださった方には、自分はこの作品のどこに入ることができるか、想像しながら観てほしいです。好きなシーンは、おじいちゃんと孫のシーン。人間同士の話であるところや、現実世界での話というところが唯一リアルに感じられるシーンです。僕が今回キーワードにしている「その先に、何を求めておる……?」というセリフがあるのですが、そのことをしっかり二人で確認しあうシーンでもあるので、気に入っています。
僕がとても好きな世界観の作品です。最後までもっと高みを目指して続けていきますので、ぜひ観に来てください。

 

藤田 玲 / ディアベル/刑事 役
この作品では、いろんな人がリアルとゲームのどちらの世界でもいろいろな選択をしてちゃんと生きています。いろはとズィークがどんな選択をしてこうなっていったのか、その選択に正解はなくて、どちらにも正義があるんです。自分のシーンではないけれど、おじいちゃん(陰山)と孫(林)のシーンで「救われたんだよ」というセリフがあり、この作品のすべてが詰まっているなと感じていて、大好きなシーンです。ゲーマー的には、デュエルのところでパネルが二人の前に出てくる演出がとてもかっこよくて、胸アツなシーンです(笑)。AIとかチャットGPTとか…そういう世界が僕らに近づいてきていると感じるこの今、観るべき作品だと思っています。ぜひ「選択」して観に来てください。

 

元吉庸泰 / 演出
ネットの世界での出来事が現実に影響を及ぼすこともある中で、リアルとネットの境界線は、人によっては簡単に飛び越えられるものでも、越えられないものでもある、両面的な性質を持っていると感じていました。世界観をどう演出しようか考えていく中で、演出に映像を使ってしまうと平面的になりそうで避けたいなと思い、境界線や扉やゲーム内でのウィンドウを枠で表現することを思いつきました。枠を使うことで、ある人には簡単に抜けられるけれども、別の人には断崖絶壁にもなり得るものが表現できていると思います。この作品は「選択肢」のお話だと当初から思っていたので、「選択」にはこだわってつくりました。何を選んでも間違いではなく正解。それを感じていただいて、観終わった後には、自分の選んだものに自信を持てるような作品になったら嬉しいです。稽古期間が短い中で、カンパニー全員で創り上げた作品です。楽しんでいただければ幸いです。

 

【初日に向けた出演者コメント】

西葉瑞希 / ミコト 役
舞台『DOLL』毎日キャスト、スタッフの皆様全員で考え、動かし、試行錯誤を繰り返した作品です。舞台上のどこを観ても、何かが起きています!毎公演新鮮な気持ちで届けられるように、まずは私が楽しみたいと思っています。最後まで誰1人欠けることなく、この世界を生きられますように。沢山体を動かして、頑張ります!!劇場でお待ちしております!

 

搗宮姫奈 / 9号 役
舞台『DOLL』、とうとう開幕します。この作品は、ご来場していただくお客様がどこを切り取るかによって感じ方、見え方が変わる作品です。どこを切り取ってもそれが正解です。そしてご来場いただくお客さまもまた、作品の1部です。是非人形の世界を体験しに来てみてください。皆様のご来場、こころよりお待ちしています。

 

岩田陽葵 / サラ 役
舞台「DOLL」ついに本日開幕です!
元吉さんが描く世界に私たちもワクワクしながら挑んできました。ゲームの世界にそれぞれ何かを求めて、もがいて選択し続ける人々と、舞台を美しく彩ってくれているDOLLたちが作り出す不思議で危うげで繊細な世界観をぜひ劇場で体感して頂きたいです。もんざえもんと共に「DOLL’S ORDER」の世界でお待ちしてます!

 

ストーリー

人形師の家系に育ち将来を期待されている佐倉いろは(林翔太)。
最高傑作の人形を完成させ、人形師の日本一を競う品評会で優勝し、高く評価された矢先、いろはのアトリエは何者かの放火を受け全焼。一命を取り留めたものの腕に大火傷を負い二度と人形が作れない腕になってしまう。そんなある日、謎の差出人から「Dギア」というVRマシンがいろはに届く。
『DOLL’S ORDER』というVR(仮想)世界で人形を戦わせ、最高の「DOLL」を目指すというものだった。
なぜか執拗にいろはを狙うズィーク(松本幸大)という男が現れ、戦いに躊躇いながらも、自身のドール・ミコト(西葉瑞希)とともに、ズィークの戦闘ドール・9号(搗宮姫奈)との戦いに次第にのめり込んでいく。
VR世界でいろはを導くナビドール(山下朱梨)、ドール工房の主であるレトロ(陰山泰)、カフェで出会った高飛車な少女・サラ(岩田陽葵)、最強のプレイヤーであるディアベル(藤田玲)、人々との出会いと戦い、VR世界と現実世界、リンクする2つの世界で反目し合ういろはとズィーク。
その先に待つのは闇か、希望か――。

 

舞台写真

【撮影:立川賢一】 ©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会

【撮影:立川賢一】 ©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会

【撮影:立川賢一】 ©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会

【撮影:立川賢一】 ©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会

【撮影:立川賢一】 ©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会

【撮影:立川賢一】 ©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会

【撮影:立川賢一】 ©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会

【撮影:立川賢一】 ©玉梨ネコ・TOブックス ©『DOLL』製作委員会