池谷のぶえ、渡邊圭祐、松雪泰子ほか出演舞台『無駄な抵抗』│公演スケジュール・チケット情報・各種ビジュアルを公開!

2023.08.02

撮影:伊藤大介(SIGNO)

今年、東京・兵庫で上演される、劇作家の前川知大と世田谷パブリックシアターが4年ぶりにタッグを組んだ新作公演『無駄な抵抗』のチラシ(下記概要欄)&キャストビジュアル(上記掲載分)と公演スケジュール・チケット発売情報が公開された。まずは、11月11日(土)から11月26日(日)まで東京・世田谷パブリックシアターにて、続いて12月9日(土)・10日(日)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで上演される。

本作は、古代ギリシャの叙事詩、ホメロスの「オデュッセイア」を原典とした新たなスケールのストーリーに挑戦した2019年の『終わりのない』に続き、今回前川が選んだテーマは、ホメロスの後に登場した古代ギリシャ悲劇。ソポクレスの「オイディプス王」に代表されるように、ギリシャ悲劇の大テーマである「運命」を扱う。『終わりのない』では神々と別れた人類の成長と意識の目覚めを、一人の青年に託して描き、今作ではオイディプス王のように、世界という巨大な力「運命」に抗おうと、自らの意志を信じて生き始めた人たちを描き出す。

出演には魅力的なキャストが勢揃い!イキウメ公演ほか数々の前川作品に出演し独自の存在感を発揮する池谷のぶえ、2018年『ゲゲゲの先生へ』以来5年ぶりの前川作品出演となる松雪泰子、イキウメ公演のほか『終わりのない』から続けての出演となる清水葉月。また、今回が前川作品初出演となる渡邊圭祐、穂志もえか。そして、非現実的な世界もリアリティ溢れる演技で体現し、前川作品には欠かせない劇団「イキウメ」の俳優、安井順平、浜田信也、盛隆二、森下創、大窪人衛が脇を固める。

古代ギリシャ劇を発想の源泉として、作・演出を手掛けた前川知大が「運命」と「自由意志」をテーマに新たな作品の創作に挑んだ本作。前川はそこで、何を描きあぶり出し、現代に何を問うのだろうか?ぜひ劇場で刮目を!

チケットは、東京公演は9月10日(日)10:00から、兵庫公演は9月23日(土・祝)10:00から一般発売開始。料金・その他詳細は、公式サイトをチェック!ローチケ(webサイト)でも決まり次第お知らせいたします。