2023年12月7日(木)～11日(月)東京・紀伊國屋ホールにて、ドラマチックステージプロジェクトvol.1『大脱出～Escape Run～』が上演されることが決定した。

「ドラマチックステージプロジェクト」とは、まだ名もなく未来を見つめる子供たちの姿を真っ直ぐに見つめ育てるプロジェクト。心をこめて歌い、力のかぎり踊り、ステージの上で明日輝くための技を磨く新しい場所の名前だそうだ。

ドラマチックステージプロジェクトの第一弾として作られた本作は、出演者全員が個性を発揮できるように構成されたオリジナル新作。小さなスクールに立てこもった少年たちが、力を合わせて大人たちに「俺たちはここにいるぞ！」と伝える物語だ。時には傷つけ合い、時には競い合い、そして最後には一丸となって困難に立ち向かう姿は、滅びかけた町を救い、倒れかけたスクールを立て直していく。果たして少年たちは、どこに向かって大脱出を繰り広げるのか！
出演は、まだユニット分けされていない若い才能たち、ミライBoys 12（千井野空翔、鈴木瑛朝、渡邉心、小山龍之介、木村来士、壹岐碧、善如寺來、岩崎楓士、内田煌音、山崎旺夏、廣末裕理、西巻染）・平塚翔馬。演出には、ドラマ『Dr.コトー診療所』、『教場』シリーズなどで知られる中江功氏があたる。

「ミライBoys12」とは、2023年冬、期間限定で結集した子供たち。たとえ小さな舞台でも一生懸命頑張っていれば、きっと誰かが見ていてくれる…と信じて戦う子供たちの姿は、必ず混沌とした世の中に生きる大人達の心を動かしてくれることだろう。

あらすじ

日本の田舎にある、小さな施設「エスケープハウス」。

「エスケープハウス」は、さまざまな事情で世間から逃げ出してきた少年たちが集まって暮らすスクールで、ユタカ先生が幼い弟と二人で暮らしながら運営していた。

ある日、山間に囲まれている小さな村が、火山活動の影響で起きた土砂崩れに巻き込まれる。

その土砂崩れに巻き込まれ、先生が大怪我を負ったことをきっかけに、国の一大プロジェクトのため、「エスケープハウス」の取り壊しが決まった。

ハウスの少年たちは、先生が戻ってくるまで、なんとかハウスを存続させるために、ハウスに残り、取り壊しをやめるようネット配信で、ダンスや歌、ゲーム、漫才などそれぞれの特技を使って、自分たちの想いを世間へ伝えることを考えつく。

お金もなく、ガスや水道も止められた厳しい状況の中で、ぶつかりながらも、力を合わせて配信を続けていった彼らだが、ついにハウスの取り壊しが始まってしまう……。

果たして、少年たちは、自分達の大切な居場所である「エスケープハウス」を守ることができるのか……。