善雄善雄主宰のザ・プレイボーイズ、あやしい探偵の優しいSF「ハロー、妖怪探偵社」11月28日(火)まで上演中!

2023.11.27

撮影/堀山俊紀

善雄善雄が主宰を務めるザ・プレイボーイズの一年ぶりとなる新作公演「ハロー、妖怪探偵社」が11月22日(水)下北沢 小劇場B1にて開幕した。

今作は、郊外の小さな事務所で探偵業を営む男の元に、とある依頼が持ち込まれたことから始まる物語。探偵社に入り浸るあやしい面々を巻き込み、依頼主を取り巻く人間模様が明らかにされていく。

主宰の善雄善雄と交友が深く、満を持してザ・プレイボーイズ初参戦となる結城洋平が探偵を演じるほか、今作が初舞台の久保乃々花が探偵社を訪れる女子大生を、前作『きみ、僕の世界のなんなのさ』に引き続き出演する濵尾咲綺がその同級生を演じる。さらに、2人が通う大学の助教授には鈴政ゲン、探偵事務所に集う一風変わった面々にはおなか☆すいたろう、橘花梨、田中祐希(ゆうめい)、村田和明と、個性溢れるキャストが集結した。

今作では、劇団初の試みとして鑑賞サポートを取り入れた。台本貸し出し、下北沢駅から劇場までの移動サポート、受付での筆談対応を実施する。詳細はHPにて。また、25歳以下が対象の割引チケットを販売し若年層の観劇の機会を後押しする。

下北沢の小劇場B1にて11月28日(火)までの上演。上演時間は90分を予定。

11月24日(金)19時公演の終演後には主宰・作・演出の善雄善雄と出演者全員によるアフターイベント「ゲーム王は俺だ!」を開催。11月26日(日)18時公演では『夫のちんぽが入らない』『ずっと、おしまいの地』などで知られるエッセイスト・作家のこだま氏を迎え、善雄善雄と結城洋平とのアフタートークを行う。アフタートーク後には、こだま氏の著書の販売会ならびにサイン会も実施。

初日を迎え、善雄善雄からコメントが届いた。

善雄善雄 コメント

こんにちは、ハロー。
ザ・プレイボーイズ主宰の善雄です。

第11回公演「ハロー、妖怪探偵社」、無事開幕いたしました。
優秀すぎるキャスト・スタッフの皆さまのおかげで、とんでもなくおもしろい舞台が爆誕しています。

演劇に、今世界で起こっている悲しいことを止める力はないかもしれませんが、せめて楽しんでいただきたい。そしてちょっとでも明るい未来を感じてほしい。そう考え続けて作り上げました。
よければぜひ、観にきてください。来れば観られます。河童やツチノコを捕まえるよりも簡単です。

楽しくて優しい、SF青春ミステリーコメディ。
きっと、元気になってもらえると思います。

千穐楽の11月28日(火)まで、下北沢B1にて、どうかお待ちしております。

舞台写真

ストーリー

ここは、街のはずれの小さな探偵社。
しかし依頼なんてものはほとんどなく、雑居ビルの一室は、暇を持て余したあやしげな人間たちの溜まり場と化している。
ある日、ふいに訪れた客は、神妙な顔でこう言った。

「彼女は◼️されました……妖怪に、◼️されたんです」

さぁ、物語をはじめよう。
妖怪とか夢とか気持ちとか。
見えないものが跋扈する、SF青春ミステリーコメディ!

ただとなりにいることが、どうしてこんなに難しい?