KERA・MAP #008『修道女たち』の公開稽古が行われ、一部のシーンが公開された。
今回で8作目となるKERA・MAPは出演者に鈴木杏、緒川たまき、鈴木浩介、伊勢志摩、伊藤梨沙子、松永玲子、みのすけ、犬山イヌコ、高橋ひとみを迎え「修道女たち」の群像劇を描く。
まず、最初に公開されたのは鈴木杏と鈴木浩介のシーン。
山荘の中、イスに腰をかけているのは、テオ(鈴木浩介)。
オーネジー(鈴木杏)が書いた手紙を読み、笑顔を浮かべている。
そこにオーネジーが帰ってきて2人の会話が始まる。
シーンが終わるたびにセリフや役に対する意見を交換する2人。
優しいテオと純粋なオーネジーの何気ない会話だが、ところどころに笑いの種があり、
自然と笑いが生まれていた。
次に修道女約6名を加えて追加されたシーンの本読みが行われた。
初めて読むとは思えないほどスラスラと進んでいったが、本読みが終わるたびにKERAから細かな演出指導が入り、本読みを繰り返すだけでも気づけばクスッとしてしまうような場面が増えていった。
本読みが終わるとプロローグシーンの稽古が始まる。
何かあったのであろうという「不穏感」を醸し出しつつストーリーは進んでいった。厳かな雰囲気と一定の緊張感を維持しつつも絶妙な間とセリフで時折現れる笑いにダメだとは分かっていても引き込まれてしまった。
修道女たちのパワーバランスが物語にどんな影響を与えるのか、そこに現れたみのすけ演じる、修道女の兄テンダロがどう関わっていくのか、この後の展開がとても気になるところである。気になる方は是非劇場でご観劇頂きたい。
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