カミナリフラッシュバックス第6回公演『パンセク♡』開幕レポート

2018.11.01

ニシオカ・ト・ニール主宰、カミナリフラッシュバックス約3年ぶりの本公演『パンセク♡』
LGBTの“日常”を描く新作が、千本桜ホールにて開幕!

ニシオカ・ト・ニールが主宰するカミナリフラッシュバックスの第6回公演『パンセク♡』が10月31日に千本桜ホールにて開幕致しました。本作は、近年メディアでも話題のLGBTをテーマにした新作です。
社会問題を強く訴えかけるというよりも、ユーモアを交えつつ、観劇後に優しい気持ちになれる物語に仕上がっております。
LGBTについて何も知らなかった主人公の景子(天乃舞衣子)が、少しずつセクシャルマイノリティを理解していくのと同時に、観ている人も楽しみながら新たな知識を得ることが出来る、親しみやすい作品です。ニシオカ・ト・ニールの得意とする、爽やかでテンポの良い会話劇が繰り広げられます。
天乃のほか、菜々子(桜あず)、綾斗(傳田うに)、たまき(赤星まき)が、バーの2階に共同で暮らす個性豊かな住人を好演、そして陽平(G.K.Masayuki(KPR/開幕ペナントレース)が共同生活に合流することで関係性が動いていく…。そして主宰のニシオカ・ト・ニールも西岡知美名義で出演しております。 劇中音楽は、音楽バラエティ番組のバックバンドなどでも活躍中のジャズバンドCalmeraのPAKshinが担当し、演出に絶妙なアクセントを加えております。また、カラフルで可愛らしいセットもご注目いただきたいポイントです。
今作は11月4日まで千本桜ホールにて上演致します。

【開幕コメント】
<作・演出:ニシオカ・ト・ニール>

カミナリフラッシュバックス第6回公演「パンセク♡」がいよいよ開幕いたしました!この記事を見かけた方はご縁だと思って是非観に来ていただければ幸いです。
取材させていただいた方に「LGBTの苦悩じゃなくて、日常を描いて貰えるのは嬉しい」と言って貰えて、ちょっと安心しています。でもそれが全てとは思っていません。いろんな意見があっていいと思います。
大変まとまりのない物語(良い意味で!!)に仕上がりました。
そしてキャストもスタッフもお客さんも全力で何でもOKの世界を楽しんでいただきました。
個人的にはだいぶ恥ずかしい真っすぐな思いを詰め込みましたので目撃していただければ嬉しいです。

写真/ぶん