岡本健一×川平慈英&三浦翔平×村井良大!もしピカソとアインシュタインが出会っていたら?舞台『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』2019年4月上演決定!

2018.11.21

俺たちが未来を変える!
ピカソとアインシュタイン、とてつもない想像力&創造力を持つまだ20代の血気盛んな天才2人が、もし、本当に出会っていたら?
平成から次の時代への節目に贈る、ファンタジック・コメディ!&新時代への応援歌!!

岡本健一×川平慈英&三浦翔平×村井良大らが出演する舞台『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』が2019年4・5月に東京・よみうり大手町ホール、大阪・森ノ宮ピロティホールで上演されることが決定した。

20世紀のアイコンであり、世界を変えた2人画家ピカソと物理学者アインシュタイン。同時代を生きながらも実際には会うことのなかった2人が、もし出逢い、会話したらどんな化学反応が起こるのか?パリ・モンマルトルに現存するバー“ラパン・アジール”を舞台に、才能、閃き、恋、友情、嫉妬、未来への予見など、そこに集う魅力的な人々の人間模様を奇想天外に描いた本作。
戯曲の作者は、映画俳優でコメディアンのスティーヴ・マーティン。映画「ペテン師と詐欺師」「サボテン・ブラザーズ」「ピンクパンサー」など、朗らかなコメディで一世を風靡してきた一方、脚本、プロデュースも手がけ、美術収集家でもあり、ロサンゼルス都立美術館の理事も務めたことがあることで知られている。
本作の世界初演は1993年、シカゴのステッペンウルフ・シアターにて。公演は当初2日間の予定だったが、あまりにも反響が大きく、6カ月のロングランで上演された。その後も世界各国で上演される人気作となった。96年にはNY批評家協会賞オフ・ブロードウェイ作品部門を受賞。特にアメリカでは今でも毎年上演され、多くの人々に愛されている。
日本では97年、2000年にランダル・アーニーの演出により上演され、ピカソ役に岡本健一、アインシュタイン役に川平慈英で人気を博した。

今回、新翻訳にて、ランダル・アーニーが再び演出を手がけ、ピカソ、アインシュタイン、シュメンディマン、未来からの訪問者役は2バージョンで展開。岡本、川平は約20年ぶりに同役を演じるほか、岡本は訪問者、川平はシュメンディマンと、新役に取り組む。また新たに三浦翔平と村井良大が参加し、ピカソとアインシュタイン役そして、シュメンディマン、訪問者役に挑戦する。その他、画商サゴ=吉見一豊(演劇集団円)、店主フレディ=間宮啓行、フレディの恋人ジェルメーヌ=香寿たつき、バーの客ギャストン=松澤一之と実力派俳優が豪華競演!!
このピカソとアインシュタイン、シュメンディマンと未来からの訪問者を2チーム4人の俳優が演じるという試みは、今まで上演されたケースはなく、オリジナル演出である、ランアル・アーニーの創作心を刺激し、演出を快諾。アーニー氏にとっても挑戦しがいのある意欲作となる。奇しくも日本が平成から新元号に変わる、時代の幕開けに本作が上演される。未来を変える!と息巻く天才たちの熱い志が、私たちの明日を生きるエネルギーを満たしてくれるに違いない。

上演は2019年4月より東京・よみうり大手町ホール、大阪・森之宮ピロティホールにて。
チケット発売は2019年1月26日(土)予定。

 

【コメント】
≪岡本健一≫
スティーヴ・マーティンが脚本のピカソとアインシュタインが、まだ若い頃に
パリのラパン・アジールというバーで出合い、丁々発止のやり取りを交わしているうちに
ピカソはバラ色の時代にアインシュタインは相対性理論の発見に突入して行く。
二人の姿が観劇出来るという現代に生きる我々にしてみたら
至極の時間が溢れるこの作品には、偉人達のとんでもなく面白い日常が垣間見れて
沢山の愛と笑いが至る所に散りばめられ、私達が、本当に必要としているのは
何よりも、心を豊かにする事なのだと教えてくれる、遥か彼方に光り輝く星を
皆で一緒に眺めてるような、時代を超越した、とても素敵な舞台です。

≪川平慈英≫
ついに来ました!
『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』!
僕が師と仰ぐスティーヴ・マーティンが書いた壮大な空想劇、19年振りの上演です!
ひと癖もふた癖もある客達が、“ラパン・アジール”という名のバーで繰り広げる人間模様。
天才達の散らすスパークに、笑ったり、考えたり、膝を打ったり!
初演、再演と客席に満ちた不思議な幸福感を、19年振りにまたお届けできるのは本当に嬉しいです!
しかも今回は2役を演じます。
いったい今回はどんな火花が飛び散るのか!
是非劇場へお運びください!

≪三浦翔平≫
今回は配役が二役と特殊なので、スイッチの切り替えが大変だと思いますが、どちらの役も演じきれる様に稽古に励みたいと思います。
また、演出家のランダル・アーニーさんに芝居を見てもらえるという事はとても貴重な体験で、今からワクワクしています。
必ずいい舞台に作り上げますので楽しみにしていてください。

≪村井良大≫
今回この作品を知った時に「今まで観たことのないセンスを放っている作品だ」と感じました。この作品だけが持つ特別性を追求し、全てのキャスト、スタッフの皆様と創り上げられることをとても嬉しく思いつつ、そして挑戦したいと思います。難しく複雑な戯曲ではありますが、完成した時に、まるでピカソのようにいつまでも輝き続ける作品にしたいと思います。
アインシュタインのような閃きを大切にしつつ、日々の稽古に勤しんで行きたいと思います。

≪演出家/ランダル・アーニー≫
この台本の台詞にもありますが、ペンで描かれた絵や、五線譜の上の音符、閃き等が、軍隊や政治等よりパワーを持つ時代が来ると素晴らしい。今この瞬間にも、劇中のピカソやアインシュタインのように、若者が未来に向かって自分のやりたいことを熱く語り、それらの夢や情熱が、ひとつでも多く実現して世界を変えていけばいいと思います。
ここ数カ月と数年の世界の様子を振り返るにつけ、私は今回の上演はとても良き事だと感じます。なぜなら、私たちみんな、笑いが必要だから!そして何より、辛辣さを使わず、人間の本質的な善良さを信じる(そして期待する)スティーヴの姿勢が今の世の中に栄養になるし、それは必要で、歓迎されるはずと思うからです。

 

【あらすじ】
「不可能を想定してそれを可能にしようとしてるんだ!」

舞台は、1904年のパリ。灰色の19世紀が終わり、新世紀の始まり。
芸術家が集うバー“ラパン・アジール”では、刺激的な会話が繰り広げられていた。
もてなすのは“ラパン・アジール”の主人フレディ(間宮啓行)とジェルメーヌ(香寿たつき)。
集うのはご機嫌な老人ギャストン、物理学者を目指す青年アルベルト・アインシュタイン(川平慈英、村井良大)、美しい娘のシュザンヌ、画商サゴ(吉見一豊)、発明家シュメンディマン(村井良大、川平慈英)。特にシュザンヌはピカソに会いたがっている。
場の話題が画家ピカソ(岡本健一、三浦翔平)で持ちきりになった頃、本人が意気揚々とやってくる。
ピカソとアインシュタイン、才能に満ち溢れる2人は初めて出会い、熱く議論する。ものが生まれる瞬間やその発想、閃きについて。物理とアート、異なる視点を持つ2人が発火し、深く共感し、奇跡のような出逢いを果たす。
盛り上がる“ラパン・アジール”に、もうひとりの青年(三浦翔平、岡本健一)が現れる。彼も若き天才だった…。